のんの宿題



 1年生ののんが今週からやっと宿題を持って帰るようになった。補習校では4月から1年生として勉強している訳だから、現地校の算数がやさし過ぎてつまらない、というのも仕方のないことかもしれない。それでも、飴やボールの数を答えるというものから、ようやく式が出てくるようになったのだ。進歩!

「100冊本を読もう!」という紙をのんが持って帰ってきた。親は子供が読むのを聞き、必要ならば親が先に読んで子供に読ませ、難しいものは親が読んで聞かせなくてはいけない。そして、読んだ本のタイトルと作者の名前を書くのだ。1枚の紙に10冊まで書ける。それがいっぱいになったらまた新しい紙がもらえるんだそうな。

最初の日、のんはクラスから借りてきた本だけを読んだ。翌日、のんは自分の本をごっそり持ってきて「これ、今日全部読むの!」という。「ケイティーは昨日5冊も読んだんだよ。」そういってのんは1時間近くかけて9冊の本を読んだのだった。子供が言葉を習得するのは本当に速い。のんはどの本もスラスラと読んでしまった。いつのまに誰に教わったんだかわからないけれど…。

翌日のんは学校から帰るとニンマリ笑ってピザのただ券を見せてくれた。なーんだ。そういう訳だったのか!ウチのがきんちょはそーゆーのに弱いのよ。味をしめたのんはまた本をごっそり持って母の所にやってきた。最後には声もかすれてしまったけれど、1日で10冊読んでしまったのよ。ピザの券は月に1枚しか貰えないのよ。知っているのかな、のんは。それにピザを貰いにいくっていったって、6人でのんのピザをつまむ訳にもいかず、ほかのがきんちょに我慢させる訳にもいかず、ついでに5人分のピザを買わなきゃいけない。大出費よ!ま、食事の支度をサボれると思って感謝しとこうかなあ。

PS;かおが1年生の時はもっとゆっくりアルファベットから習っていた。こんなに早く本読みの宿題が出るなんて、驚き。フルデイプログラムができたからだとすると、教育委員会のすすめている早期教育ってホント効果があるってことよねえ。ん?まさか1年生のうちから成績別のクラス分けなんてないでしょうね!?いつか確かめてみなくっちゃ!