State Fair 1997



またまたステートフェアの季節がやってきた。(去年の話は「日常の出来事」にあります。)今年は午前中に行くことにした。風邪は冷たいけれどよく晴れているので、午後からは暑くなり過ぎるだろう。がきんちょは日焼け止めを塗って、いざ出発。

去年、初っ端に「ドラゴン」という乗り物に乗った。みーはとても怖がってそれ以降乗り物には乗らなかった。母とぼーっと見てただけだったのよ。ところが今年は「みーもんも乗ってみる!」という。ちーが「私が面倒を見るからね。」と頼もしい。結局、姉たちの乗ったものすべて、みーも乗ったことになる。おとうとがきんちょが乗っているのをながめながら、「楽になったもんだ」とつぶやく。 こういうお祭りではホットドッグ、コーンドッグ(日本で言うアメリカンドッグよ)、そして、エレファントイヤーのお店などが並ぶ。エレファントイヤーはその名の通り、ゾウの耳の形をしたドーナッツだ。上にシナモンシュガーがどっさりかけてある。私たちはその象の耳を2つ買った。直径が25cmくらいあるので、2つで充分。エレファントイヤーにはチョコレートシロップやラズベリーをかけたのもあるけれど、プレーンでも相当な甘さだったので、考えただけで胃が重くなるというものである。

クラフトのコンクール会場では、ものすごい数のケーキや手芸が並んでいる。ブルーのリボンがついているのは1等賞なのだけれど、がきんちょのいいと思うものとブルーリボンが必ずしも一致していないそうである。ケーキは半分に切られたものがたくさんあって「きっと味見をして一等賞をきめたんだね。」とちーが言った。そのほかにもデコレーション部門もあって、中にはケーキを作っているということをすっかり忘れてしまったとしか思えないものもあった。この部門ではがきんちょが気に入った犬のカップケーキがブルーのリボンをつけていてがきんちょを喜ばせた。来年、もしここにいられたら、私もエントリーしてみようかなあ。

それにしてもすごい人だ。よくもまあ、こんなに集まっている。ほかに楽しみがないと言ってしまえばそれまでだけれど、このお祭りは10日間続くのよ。子供連れだけじゃなく、大人も楽しんでいた。あたしゃ、メリーゴーランドに乗りたかったなあ。もぐらたたきもしたかった。バスケットだったらぬいぐるみの一つも取れたと思うよ!風船割りも楽しそうだった。でもまあ、がきんちょの楽しそうな顔を見て我慢するとしよう。

そう言えば「マディソン郡の橋」は夫と子供がステートフェアに行っている間の不倫だったよね。ステートフェアってどこの州でもきっと大イベントなのね。