ケチとは思わないけれど
今年は例年より雨の少ない夏だった。芝も元気がなかったし(芝刈りの回数が減っておとうは大助かりだったさ。)新聞にもそう書いてあった。ところがそのツケを返すみたいに、先週は雨続きだった。
そんな時、我がDodge "Grand "Caravanのワイパーのゴムを替えなければならないことが判明した。ゴムがグニョグニョで、切れかかっているのだ。いつブッちぎれても不思議はない。ワイパーは使用不可能になってしまった。こっちの雨は降るとなると容赦ない降り方をする。ワイパーが使えないのは致命的だ。おとうは早速スーパーの車用品コーナーに行った。車のパーツ屋にも行った。が、28インチのゴムはなかった。96年モデルのパーツはまだ一般的ではないというのか?
1件の店ではゴムだけではなくてワイパーごとならあると言われたらしい。ゴムだけなら1本3―5ドル。ワイパーそっくりだと1本25ドルもするのだ。こういう話題ばかりホームページに載せていると、おとうが(もしかすると私も)ケチな人間、セコイ人間だと思われるかもしれない。でも、ゴムだけ2本買うのとワイパーを2本買うのとでは少なく見積もっても38ドルも違うのだ。何度も言うけれど、中華のバフェは6人で行って20ドルちょっとなのよ!食べたいだけ食べて、4種類のアイスクリームも食べ放題でそれなのよ!38ドルの差はものすごく大きいの。わかるでしょ?
おとうは頑張って電話帳で調べたパーツ屋に片っ端から電話をした。しかし見つからなかった。ついていない時はついていないもので、お昼を食べに来た時にはスバル・レガシーの運転席側の窓が閉まらなくなってしまった。4分の1ほど上がるとブーーッとすごい音がしてとまってしまう。仕方なく、おとうがスイッチを押している間に腕力に自信のある妻が引っ張って閉めたのよ。しばらくは使用禁止だな。おまけに保険会社からの手紙でおとうに払い戻されるはずの「蟻の治療代金」が医療機関に渡ってしまったことがわかったのだ。(こっちは65ドルよ)泣きっ面に蟻、じゃない蜂ってこのことよ。
その日の夕方、ディーラーでワイパーを2本50ドルで買ってきたおとうが叫んだ。「クッソー!なんかいいことないかなー!」