社会科、Fの後遺症
まだちーのsocial studyの話は続く。今は漢字が読めないから良いけれど、これをちーが読むようになったら、怒るだろうな。
Fは先生としても不本意に思えたようだ。「ESLのミス・ケイともう一度やってください」ということになった。私は何かと忙しくて、「もういっかい教科書を見直してね」というにとどめてしまった。結果はD+だった。ガクッ。でも私は怒らなかった。私がしっかり説明したはずの事も間違えてはいたけれど。「間違えたところをちゃんと直して、わからないことはお母さんに聞いてね」と言っておいた。
ちーは宿題だけ終えると遊びにいってしまった。片づけもテストの復習もしなかった。おまけに翌日は宿題のプリントを忘れて行った。やはり社会で私が大活躍してやったヤツなのに・・・・!ちーが帰ってからプリントを忘れたことを言ったら「あ、そう」だけだった。態度も悪い。母として言うときが来たのだ。
「社会のテストは英語で受けているんだもの、Fだってしかたない。再試験でD+だったのも文句は言わなかったはずだ。でもわからなかったことや間違ったことをそのままにしているのはいけない。お母さんがちゃんと説明したことも間違ってたのよ!!!!!」
ちーは言った。「日本の3年生は(ちーは日本では3年だ)こんな難しいことやってない。地理だの気候だのって難しいことばっかりで、社会なんて大嫌い!」
まずい!このままではおとうと親子二代の社会嫌いが出来てしまう。なんとかしてあげねば・・・。こうして9才の娘に言語学から説くはめになったのであった。