メンテナンスはお好き?



それにしてもよく壊れるもんだ。次から次へよくもまあ。あっちこっち飽きもせず、どこかしらぶっ壊れるのよ、アメリカの家は。今度は台所のディスポーザー。

ディスポーザーは生ごみを細かく砕いて流してしまうものである。ごみを流すというのに、排水管は直径2cmちょっとしかない。だからすぐ詰まってしまうし、第一、ゴミを流すってことに抵抗があるから私は必要最小限にしか使わないことにしている。食器洗い機の排水はこのディスポーザーに入って流れていくのだが、それが漏れたのよ。おとうは「排水が詰まったに決まっている。掃除してないんだろう」と言った。掃除が行き届かないのは当然のことだが(開き直ってどうすんだ?)、今回はそういう簡単なことじゃすまない、と私は思った。

食器洗い機とディスポーザーの繋ぎめを触ってみた。細かな金属片。きっと腐食してるんだ。おとうが繋ぎめのホースをはずしてみると、やはりディスポーザーはボロボロになっていた。「だめだ、こりゃ。」だから言ったでしょーが。強アルカリの洗剤を使う食器洗い機だもの、しょうがないといえば言えなくないけれど、素材をもう少し工夫できなかったものだろうか?

東京にいる時「日曜大工センター」ってとこに何度か行ったことがある。ここではLOW'SとかHOME DEPPOTという店がこの「大工センター」にあたる。でも、規模が違う。桁外れに違う。そーゆーお店に行くと庭付きの家が1件建てられる材料が揃うのよ。実際、テレビでは「家の建てかた」という番組があって、夫婦でコツコツ家を手作りできるとそそのかしている。で、その「桁外れ大工センター」にいくともちろんディスポーザーもなんでも売っているわけ。

以前温水器のヒーターが切れた時も家主のリンのボーイフレンドはそこでヒーターを調達してきたし、トイレのタンクの金具も風呂のパッキンもぽぽこが逃げないためのレンガも芝刈り機も庭の草花もみーんなそこで買ったのだ。そのお店を見ているととても楽しくなる。がきんちょは「家を建てたら、便器はこの色がいい。壁紙はこういうのがいい。」なんて口々に言っている。よしよし、夢を見るのは自由だぞ。

ディスポーザーはおとうがLOW'Sに行って買ってきた。35ドルほどだったそうな。で、早速付け替えることにしたのだけれど、何しろ7―8年たってるディスポーザー、さび付いてなかなか取れないのよ。おとうは頑張って、頑張って「おまえはいいなあ、見てるだけだもんなー」とぶつくさ言いながら4時間の格闘のすえ、やっと新しいのが付いたのだ。「多少金を取ってでも付け替えてくれりゃいいのになあー」とおとうはこぼしたが、SEARSの広告に有料で取り付けると言うのがあったじゃないの。知らないとは言わせないぞ。でもまあ、頑張ったのは本当だからほめてあげようね!

ところでとんちゃん、今度はトイレのタンクの水が止まらないんですけど…。