時差ぼけはつらいよ
今、我が家は時差ぼけとの戦いの真っ最中である。
サウスカロライナに戻ったのが日曜の真夜中で、おとうはその数時間後には会社に行ったのだから、頭が下がる。それにひきかえ、主婦とがきんちょはすっかりだらけてしまって…?主婦は一応食事を作ったり、洗濯をしたり、掃除をちょこっとしたり、しているのよ。もっとも、洗濯に関していうと、おとうは「洗濯機がしてるんだろう」と言うけれど。
でも、私は蟻に噛まれたところがひどくなって動きがとれないし、薬の副作用で時差ぼけに追い討ちをかけるように眠い。昨日は我慢できなくてついに抗ヒスタミンを飲んだので、おとうが帰って来た時には妻子5人がガーっと眠りこけていたのだった。おとうはそれを片っ端から起こす。ひっぱたいても起きないやつもいるけれど、引きずるようにして起こそうとする。「今、眠っては夜ねむれなくなるぞ。」と言うのが大義名分だ。みんな食欲がないというのに、食べに行こう!と外に出かけることになった。レストランでもうつろな目をしていた。食べきれなかったピザは翌日の朝食にまわすべく、箱に入れた。
家に着くとがきんちょは元気になってきた。眠いのは薬を飲んでいる私とおとうである。おとうは「ついウトウト」なんていってガっと1時間寝た。実は昼休みにも小一時間眠っているのである。9時にはがきんちょもベッドに追いやって、私もおとうも眠った。翌朝、私は5時に起き、がきんちょも続々おきて来た。おとうは私がおこしにいくと指を7本立てた。「7時までねるの?」と聞くと目もあけずにうなずいた。
なんのことはない。トータルで言えばがきんちょよりも私よりもおとうが一番長く眠っているのだ。この事実におとうはいつ気がつくのだろうか?