Tamagotchiその2



「たまごっち」を知っている人はここコロンビアにもいる。こっちの新聞に載ったんだそうな。最近新聞を読まない私は見逃してしまった。残念。がきんちょとPストアに買い出しに行った時もレジのお姉さんは詳しかった。袋に詰めていたお兄さんはまったく知らなかったけど。(こっちのスーパーでは買い物したものはお店の人が袋に入れてくれるのよ。"Paper or Plastic?"と聞かれて最初は何のことか分からなかった。袋を紙袋にするか日本でおなじみのプラスティックにするかを聞いていたのだ。紙袋とはいってもすごくぶ厚く丈夫なのよ。)

日本ではPTAの会合に「たまごっち」を持ってやってくる母親が少なからずいるそうな。子供の「たまごっち」の面倒を代わりに見てやるなんて、孫の世話をするリハーサルかいな、物好きな!と思っていたら、がきんちょが言った。「おかあさん、学校が始まったら、世話をするのはおかあさんなんだからね。練習しといてよ。」冗談じゃない。あたしゃ4人の子育てでリタイアしたい。

そう言えば苦労したなあ。ちーは信じられないくらい眠らない赤ん坊だった。ずーっと、朝から晩までぐずりっぱなしで、うXXは1日十数回。かおが生まれてからもちーの方が手がかかった。毎晩の夜泣き。抱いたまま苦労して寝かせて布団に置く。たいてい「ぎゃー」っと泣かれて、振り出し。運良く寝かせてももつのはせいぜい20分。また寝かせつけるのに2時間はかかる。そんなこんなで、すぐに朝になってしまう。何をしてもだめだった。よく新聞ダネにならなかったと自分で感心するほどだ。ちーの名誉のために言っておくが、3歳半くらいからしっかりしてきて、今ではもう、立派なもんなのだ。手のかかる赤ちゃんで悩んでいる人がいたら、 教えてあげる。赤ちゃんの時どんなに手がかかってもちゃんとしっかりするものなのよ!

「たまごっち」は手がかかる、という噂である。でも、うXXをしたといってもピッとボタンを押せばきれいになるのだ。においもしない。ご飯の支度もいらない、病気になってもやはりピッ。すべてがピッの中ですんでしまう。手がかかるっていううちに入らないよ。もっともおもちゃで手がかかるなんて、あたしゃ金輪際ごめんだけどね。