点検の朝は忙しい!
Dodge "Grand" Caravanを定期点検に出すことになった。車検がないから定期点検を欠かすことはできない。なんたってこれまで数え切れないほどの故障を繰り返した問題児なのだ。ここ1年は走行に支障をきたすほどの故障はないけれど、今もぼちぼち不都合がある。買って満2年の今、オイルとフィルターの交換がタダでしてもらえるし。
予約の日の朝、車で20分ほどのDodgelandに持っていけばいい。いつもはおとうが持って行って、シャトルカーで会社へ送ってもらっていた。ところが今回は8時から会議があるという。朝1番のシャトルカーは8時出発なのだ。間に合わない。だから2台の車で行けばいい。そりゃわかっているけれど、がきんちょはどうするの?たたき起こして家族総出で愛車の定期点検を見送るの?冗談じゃない。
Dodgelandは朝7時30分に開く。手続きやら何やらで混んでいると8時過ぎまで待たされるんだそうで、がきんちょが寝てる間に早目に行って並ぶよりほかにあるまい。夏休みでがきんちょはすっかりネボスケになっているのだ。前の晩にちーとかおに耳打ちをしておく。「7時に出るから朝飯はいらない」とおとうがいっていたので、がきんちょ用におにぎりやブロッコリーを用意する。やっとおきてきたおとうは「俺の朝飯は?」だって。
がきんちょに手紙を書いていると、おとうが言った。「Drop offができるといいなあ。どういうシステムかわかりゃいいんだけどなあ。」前にオーバーヒートして牽引して行ってもらった時も営業時間外だったからDrop offしたに違いないのだ。私たちは予定より早目に出て探ることにした。
6時50分に家を出てDodgelandに7時12分についた。もう3台待っている。おとうは閉まったままの窓口のほうへいって探りはじめる。すると私の車の横を通り抜けて行く人がいるではないか。窓口の横に付いている小さな扉を開けて紙を取り出した。すかさずおとうが近寄って声をかける。おとうも紙を取り出してやって来た。車を番号のかいてあるロットに止める。紙は封筒だった。名前や連絡先、車の年式などを書き込んでキーを入れる。あらかじめどこを直してほしいか書いた紙も入れて窓口のそばの差し出し口にほうり込む。これで"Early Bird Drop Off"は完了である。
スバルでおとうの会社へ行く。7時33分会社到着。「やったね、楽勝!」そういって運転席に乗り込もうとした途端、おとうが叫ぶ。「社員章を忘れた!最近厳しくって、社員章がないと入れないんだ。」とほほ。家に戻るとちー、かお、みーがテレビを見ながらおにぎりを食べていた。もう1度出かけることをいうと「いってらっしゃい」と機嫌がいい。テレビみながら食事なんてよほどのことがなけりゃできないもんね。
7時55分会社に着く。何とか間に合った。「じゃな」と手をあげておとうが行こうとする。「ちょっとー!忘れてるよ、カバン!」とんちゃんだいじょうぶかな?