帰ってきたぞ!



飛行機の窓からコロンビア空港が見えた時、緑の多さに改めて驚かされた。あー、帰ってきたんだなあ!

トロントでは道路事情の悪さに辟易とした。車が多い上に道幅が狭く、車線が増えたり、減ったり、おまけに案内の標識がすごく不親切。気づいた時には手遅れ。割り込みも多くて、あたしゃ生きた心地がしなかった。もう、田舎暮らしが染みついてしまって、きっと都会には住めない身体になっちゃったに違いない。

トロントは都会だけれど、私たちの泊まったあたりは田舎なのだ。ホテルから車で5分ほどのところにスーパーがある。ファーストフードには困らないけれど、中華料理が食べたい!などと思うのはわがままというものである。結局夕飯はホテルのイタメシが3日。1日は閉店間際に滑り込んでテイクアウトした中華だった。

スーパーは「走って買ってこい!」というお達しのため、ゆっくり見られなかったけれど、珍しいものがいくつかあった。まず、牛乳を買おうとして手に取ったのがヤギの乳だったこと。買ってみたかったけれど、旅行中に万が一下痢でもされたら困るので泣く泣くあきらめた。後でおとうは「子供の時に飲んでいた。飲みたかったのに!」とぶつくさ言っていたが。それから、ビニール袋入りの牛乳。4リットル。家へ帰ってピッチャーにでも移すのかな?ピッチャーを洗う手間や衛生上の問題はないんかいな?ちなみにアメリカは1ガロン(3.89リットル)入りのプラスチック容器が一般的だ。ウチのがきんちょはプラスチックの匂いが牛乳に移ってまずいとのたまうので、紙パックのを買うことにしている。

今回の旅行で何が一番良かったかとおとうに聞かれてすぐに返事ができなかった。レンタカー(フォードのウィンドスター98年モデル)をこすらずに返せたこと。がきんちょを誰一人としておいてくることなく帰れたこと。誰も病気にならなかったこと。(みーは出発の2日前から熱を出していたから心配だった。)などなど。考えてみればトロントもナイアガラも関係ないことばかり。どうもがきんちょ連れの旅行って旅行自体を楽しむことができないみたい。疲ればかりが溜まるのも当然よね。

そうそう、雨にたたられて行ったサファリパークで、アメリカじゃもう手に入らないBeanie Babiesがあったのよ。おとうに見つからないように3つ買ってしまった。ホテルに帰ってBeanie Babiesを見つけたおとうが叫んだ。「誰だ!こんな20ドルもするのを3つも買ったヤツは?」私はとっさに寝たふりをしたんだけれど、Beanie Babiesが1番の収穫だなんて言ったら怒るだろうな、とんちゃん。

今日は久しぶりの我が家でBeanie Babiesと一緒に寝ようっと!