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96-97タレントショー



年度末恒例のタレントショーがあった。去年、ちーは太極拳(日本にいた時、学校の運動会でやった)と日本語で"It*s a small world"を浴衣を着て歌った。今年はリコーダークラブの有志の一人として参加しただけである。それでも予選を勝ち抜かなければ晴れの舞台には立てないのだ。

去年はどうしたことか予選まで見てしまった。別に見たことを後悔しているわけではないのだけれど、恐ろしく時間を食ったし、何より目立ちたがりの多さにあきれてしまったのだった。このタレントショーは音楽のミセス.コックスが担当しているのだが、歌や楽器の演奏に限らず、体操、ダンス、寸劇、テレビのコメディーアワーばりのトークもあったし、何でもやっていいようだ。体操やダンスを習っている子は多い。上手い子(といってもずば抜けてできる子は出ていなかった。)もいれば、下手な子もいる。調子に乗ってやるもんだから、私は怪我でもするんじゃないかとハラハラしっぱなしだった。日本だったら、絶対危ないからってさせないだろうな。

タレントショーの最後は今年もミセス.テイラーだった。5年生の担任で、学校の先生にしておくのはもったいないほど歌が上手い。ゴスペルっぽい歌で、それまで静かにしていた生徒たちが思いっきり黄色い声をあげる。今年はスローバラードを抑え気味に歌った。もうちょっと聞きたい!と思っていたら、ミセス.コックスが「そろそろ教室に戻ってもらいます。でも、もう1曲ミセス.テイラーに歌ってもらってからね。」だって!みんなうれしさのあまり悲鳴をあげていた。今度はキンキン高音も出してくれて、みんな大満足。これがなくっちゃ!

ミセス.サンダースはちーに「今年も太極拳が見たかったのに!」と言ったそうな。来年はちーに盆踊りでも踊ってもらおうかな?もっともここにいられればの話だけれど。