ペンキを塗ろう!
我がDodge "Grand" Caravanは外気温が表示出来る。それが摂氏38度になっていたある日、ウチのデッキにペンキを塗ろうとおとうが言った。家の壁は去年大家のリンが塗り替えたが、ポーチとデッキは手つかずだった。ペンキが剥げたままだと木が腐ってしまう。実際、だいぶ傷んでいる。犬小屋も置けない。ペンキを塗ることに異存はなかった。ペンキの缶に「直射日光を避けること」と書いてあったので、5時すぎ、デッキが日陰になるのを待ってペンキ塗りは始められた(らしい)。実は、あまりの暑さにジュースが足りなくなって、私は近くのグローサリーにジュースを買いにいっていた。
私が戻ってきたとき、デッキはがきんちょたちでごった返していた。夕飯の下ごしらえをして(この日はホットドッグ。野菜は一人一日300gだからどっさり)ペンキ塗りの様子を見に行くといつのまにかがきんちょはいなくなっていた。飽きっぽいにもほどがある。そしてデッキはまだらになっていた。「何よ!このスポットは。これじゃダルマシアンかホルスタインじゃない!」私の悲鳴のような叫び声が響く。ペンキは1缶が空っぽになっていた。おとうが言った。「ほとんどぶちまけたも同然だな」おとうは翌日ペンキを買い足しに行った。ところが、ペンキの缶には「24時間以内に雨が降ることが予想されるときはペンキを塗ってはいけない。」とある。だから、我が家のデッキはダルマシアンのままである。