ヘアーカット
がきんちょも私も髪が長い。おとうは「長すぎる髪は自転車に乗っても転んだときに巻き込まれる危険があるから、切れ!」という。最近は暑くなって、風呂上がりにドライヤーを使うのも疎ましい。思い切って、がきんちょの髪を切ることにした。
近くのモールにヘアカットの店がある。おとうは近いのと予約がいらないという理由で2ヵ月に1度そこへカットに行く。去年、ちーも行った。そこへ行きゃーいい!そう思っていた私は、口を揃えて「お母さん、切って!」というがきんちょに驚いてしまった。理由は「下手だから、ヤダ!」確かにちーのは全然揃っていなかった。おとうのも時折笑いをこらえるのに必死になる。確かに日本でだってヘアーカットの上手い下手はあったけれど、がきんちょの髪くらいどこでも任せる気になったもんだ。ところがどっこい、アメリカのヘアカットは時間がかからない。おとういわく「鋏が頭の上を1周したかと思うとそれでおしまい!」だそうだ。揃うも揃わないもないのだ。てな事を言っても私は折り紙付きのぶきっちょなのよ!どうしよう。
結局、母は英断を下したのだ。のんの髪は比較的薄くて切るのが楽だ。思ったより上手く切れた。ちーのも毛の量が多いにも係わらず、案外上手くいった。問題はかおだった。彼女の髪は太く多い。しかも硬い。やはり本職に任せれば良かったのに!と思ったときは後の祭り。しっかりはねてしまった。それに何度切っても右と左の長さが同じにならないのよ!どうしてだろう?それでもがきんちょは「お父さんの行くとこよりマシだよ!」などといってくれる。「また次もお母さんが切ってね!」とも。ご冗談でしょ!
しまった!日本で「理容・美容」の勉強でもしておくんだった。いいバイトが出来たものを!