今週は良いことがなかった。ぽぽこを洗っていて教会にいかなかったたたりか?とにかくやーなことばっかりだ。
 まず、下水が詰まってしまった。台所が使えない。トイレと風呂は大丈夫なので、最悪の事態は免れた。翌朝、大家さんに電話をするが、おばあちゃんしかいない。このおばあちゃん、ロックアウトの時もそうだったけれど、頼りにはならない。おばあちゃんと呼ぶには申し訳ないくらい若くてすらっとしているのだけど、13才の孫がいるのでそう呼ばせてもらった。だいたい大家さんの家庭の事情をしらないから、おばあちゃんの名前も(ラストネームも含めて)はっきりとはしていないのだ。とにかく、本人も恐縮してたけど、下水工事の業者の名前も知らなかった。結局、大家さんが帰ったら、我が家の窮状を伝えてもらうことにして電話を切った。
 下水管は大家さんが手配してくれたプランマーがその翌日に直してくれた。でも、本当に彼が直したのだろうか?彼は懐中電灯しか持っていなかった。床下にもぐってものの5分としないうちに出てきた。何か詰まっていたか、という私の質問には答えず、「流れるから試してみろ。」と言う。流れる。急いで帰ってきたおとう(ちょうどお昼だったのだけど)が「2分くらい流してみなきゃ、わかんねえぞ」と言う。流れる。「いっぱいに溜めてから一気に流してみろ。」と言う。流れる。????去年、下水管の繋ぎ目が外れて偉い目にあったのだが、彼はそこを直して帰っていった。床下はおとうと私ならしゃがんで入れるけれど、彼は這ってでなければ動けなかった。体長十数センチに及ぶ巨大なめくじの棲む床下を、偉いこっちゃ!
 ちーとかおを迎えに行って、蟻に噛まれてしまった。こっちの蟻はすんげーのだ。体長が2ミリ程度と小さいのに、噛まれるとトンでもなく痛くて痒い。ファイヤーアントといわれる所以である。足を這われると必ずやられてしまう。日本じゃ、蟻が這ったってドーってことなかったぞ!6月に日本へ帰ったときみーは公園で見つけた蟻を素早く踏み潰した。ちーが「みー、日本の蟻は噛まないから潰しちゃ駄目よ!」と言ったのだけど、蟻は恐ろしいとしか思っていないみーは納得出来ないようだった。その晩はさほどひどくはなかった。あとでひどくなるのは経験からしてあきらかだった。
 次の夜、痒くて何度も目が覚めた。その次の夜は抗ヒスタミン剤を飲んで寝た。痒みは少しはましだったけど、汁が出て、その冷たさで何度も目が覚めた。今は足首が2倍近く腫れている。もともと太い足首だから、多少腫れたって目立ちゃしない、とおとうはいうけれど、これだけ腫れりゃ、目立つのよ。熱を持って、さすがファイヤーアントと感心している場合じゃない。痒い。非常に痒い。半径10センチくらいが痒い。それでも去年のよりまだましだ。我慢しなくっちゃ。今夜も抗ヒスタミン剤は離せない。医者へいけって?あんなちっちゃい蟻ごときで医者に行ってたまるか!
 しかし、かゆーーーーーーーーーーーい!

のんた