春は庭のお手入れの季節



 そこここで芝を刈る音が聞こえ始めた。我が家もバックヤードだけおとうが刈ってくれるという。ぽぽこのうXXを拾い、散らかっているおもちゃをかき集め、大きな石や枝を拾う。手伝うといってヤードに出たはずのがきんちょはブランコで遊んでいる。

 日本より春が早いので、つつじももう終わりである。フロントヤードの植木の隙間に植えてあるので、剪定をしてやらなければいけない。今まで庭とは縁のない生活だったのでどこをどのくらい切ってやればいいのか見当もつかない。義母に電話で教えてもらった。

 つつじの手前に1年草を植えた。今年はサルビアとパンジー。この時期、どこの家もすることは同じなので、お店の園芸コーナーはとても混んでいる。カートが出払ってしまう時もある。フロントヤードは特に、どの家もきれいに手入れをしてある。たいていダンナが頑張っているのだけれど、ウチのおとうは芝刈りだけ。その他はぜーんぶ私がしなければいけない。おとうの妻は体力がないと勤まらないのさ。

みーがサルビアの蜜をなめている。「おいしい!」ハゲ坊主にされないうちにみーの気をそらせなければ。つつじの間に小さな松の木がはえているのに気づいた。ナシの木の横に植えかえてあげよう。がきんちょはようやく手伝う気になったようだ。「お母さん、お水播いてあげるね!」手伝いっていうか、水遊びっていうか・・・・。

 庭があるって大変だなあ、とつくづく感じる。でも、気持イイー!