「春眠暁を覚えず」 だからせめて朝まで眠りたい!
がきんちょは春休みである。でも、おとうには春休みがないのでどこへもいけないし、肝心のがきんちょは補習校の宿題がどっさりで、これといって楽しいことはない。でも、今週おとうは外食の予定が入っているとかで、お弁当を持って行かないのだ。だから、朝少し寝坊が出来る!私にとってこれは何よりもうれしいことである。
目覚ましを5時30分から、6時20分に遅らせた。私は目覚ましの音で起きるのが嫌いで、たいてい目覚ましの鳴る前に起きる。たまに目覚ましに起こされると1日いやーな気分が付きまとう。だから、少しだけゆっくり寝ていられるという解放感は何にも増して熟睡への近道になると思ったのだ。
私とて10年くらい前までは夜中に目をさますことなどめっったになかった。でも長女がものすごい夜泣きで、それにつき合ったり、次々に生まれる赤ん坊の授乳で何度も起きるのが普通になったのだろう、いまだにちょこちょこ目をさますのだ。「朝までぐっすり眠りたい。」これがここ10年ほどの私の願いなのだ。
さて、その願いがかなうかもしれない春休みだったが、どうも安眠を妨害するヤツがいるのだ。ぽぽこである。ぽぽこは昼間はさほど鳴かない。ネコや犬が通ると鳴くくらいだ。なのに、このところ夜中にものすごく鳴く。ここいらはリスはもとより、アライグマまで出るそうだから、吠えるにはそれなりの理由があるのだろうけれど・・・。
あまりにも激しく鳴かれると、近所にも迷惑だし、私自身気になって安眠できない。そこで、叱りに行くのだ。デッキの電灯をつける。ドアを開ける。ぽぽこがうれしそうにやってくる。私は恐い顔をして叱りつける。これを3度ほど繰り返して、ぽぽこはようやく叱られるという事がわかったようだ。以来、電灯がつく、ドアが開く、私が顔を出す、・・・・それでも寄ってこなくなった。こちらをちらちら伺ってはうつむいて同情を誘おうとでもしているみたい。
私の三晩に及んだ叱責が効いたのか、動物達が顔を出さないだけかわからないけれど、このところぽぽこは吠えない。じゃあ、熟睡出来るようになったろうって?ところがどっこい、夜中にでかい音と共にベッドから落ちるヤツやら「なんかお尻が冷たいよ」というヤツやら鼻血をだすヤツがいるのだ。そういうヤツの世話をしているとすっかり目が冴えてしまう。もう春休みは終わっちゃうヨー!ぐっすり眠る秘訣ありませんか?