学校探し
子供にとっては学校は生活の大きなウエイトを占めるから大切である。言葉の問題もあるからESL(English as Second Language) のプログラムも重要である。家の広告によくLexington #5 とか出ている。これは学校区(School District) を示している。Lexington #5 は人気があるのだ。
なぜ人気があるかというと、その地区の住民はちょっと多めに学校の為の税金を払っているので、学校が充実しているのだ。こういう地区には貧しい人はあまりいないはずである。いわゆる良い学校なのだが、何がよいのかは疑問だ。まあ、ちょっとした進学ブームがあるのだと思う。日本の受験戦争と比べれば屁のようだと思うのだが。とにかく小学校の雰囲気をつかむことは重要なことだ。
ツテをたどって、結局3つの小学校(3つの学校区)を見学した。驚いたことがいくつかある。1)休み時間に生徒を外に出す時、教室に鍵をかけること。これは法律で決まっているとのこと。2)休み時間に先生が生徒をずーっと監視(見張っている?)すること。言葉は悪いかも知れないが、決して目を離さない。なぜなんだ? 3)校舎の中は暗い。これは電気代が高いからだそうだ。 4)ある学校では、1年生は黒人白人半々なのに、K-4 (4才児プログラム)ではほとんどが黒人だった。黒人の方がお金持ちか? K-4 は、ややビハインドの人が対象で(公立では)、日本の年中組とは目的が違うからだ。5)各学校とも、3年計画とかの長期計画や年間教育方針がしっかり用意されている。これは、あくまでも学校単位だから、驚いてしまう。
ESL の充実した小学校は、ダウン・タウンの方で当然世界中の国からいろいろな人が来て密集している地区で、近くに貧しい地区がある。校庭も狭い。現地で人気のある学校区は、必ずしもESL が充実してないし、校庭もさほど広くなく、水はけが悪い。小学校の校庭は広くなければいけない。もうちょっと、郊外にでると広い広い校庭の小学校がある。新築だ。何でも人口が増えてるために、小学校を増やしたらしい。ESL は週一回、一回1、2時間だそうだ。4つ目の学校区からはパンフレットをもらい、ESL 生徒を扱う上での注意事項をまとめた内部文書をもらった。それを読むと生徒も先生も大変なことが想像つく。なかなか、ここだ! というのがないのである。