ロード・サービス



車が動かなくなった時はAAAに頼むのが一般的だ。AAAはホテルの割引等のいろいろ特典があるので、年会費はすぐに元がとれる。しかし、私は新車のオーナーである。私には、クライスラー・ロード・サービスが一日24時間、一年365日ついている。今年は特別に366日だ。もちろんフリーだ。オーナー、クライスラー・ロード・サービス。何か、裕福な気分になってくるではないか。

あいにく携帯電話を忘れたため教会の電話を借りて1-800- にかける。さすがクライスラー
"Did you park at a safety place?" と聞いてくるではないか。王座の貫禄を感じる。会話の最後に何度も"Mr. Saito" と呼び掛けてくれるので噴火も収まってくる。

ここで教訓を一つ、携帯電話は必須だが、常に自分がどこを走っているかを把握してないといけない。携帯電話もバッテリーの寿命とローミングのやり方を覚えておくことが必須。

私は、日曜日でサービスセンターがしまっているから、オンサイトで直してくれと頼んだ。が、
C: "That is not our service. So, you will be charged."
S: "But I have 3 years warranty."
C: "I know that but we can't."
くそー、うまく出来てるなー、と笑ってしまう。

結局、日曜日でもサービスセンターに車をドロップインできるそうなので、トーイングを頼んだ。15分位でトーイング・カンパニーの牽引車が来て愛車との離別と相成った。アーメン。

家族は先にデイブに送ってもらったので、私は近くに住んでいる会社の人に来てもらい家まで連れてってもらった。が、またここで教訓。緊急時の連絡先は常に持っていないと電話があっても駄目。そうだ、懐中電灯も、軍手、雨の時にはビニールシート、工具も。 (不思議なことにタイヤの交換には工具は不用。ジャッキが工具を兼ねている。)

一つだけ面白い話。プロのように詳しかったAさん、帰り際に言った。
A: " My car is broken."
T: " What's the problem?"
A: " Transmission."
笑いをこらえながら、
T: "What a coincidence!"
きっと、プロでも故障は防げないのだ。