古タイヤ
何の因果か知らないが、日本への帰国を前にして古タイヤが3つも集まってしまった。タイヤは、ごみ捨て場に捨てられない。業者に1本につき4ドルで引き取ってもらうことになっている。
ヤード・セールで2本は、ダットサンを自慢していたおじさんに貰ってもらったが、残りの1本は、準備が間に合わず、庭に埋まって跳び箱のままだった。電話帳でリサイクルを探しても、金属関係が多く、古タイヤは載っていない。仕方なく、タイヤ販売の店に4ドルを出して処分してもらうために、電話帳をめくっていた時だった。Used Tireというのが飛び込んできた。
良く見れば、古タイヤを販売している店が結構多い。そこに持っていけばただで引き取って貰えるに違いない。予感は的中だった。そこのおじさんは、型番をチェックしながら、「いいタイヤだ。どこで手に入れた?」とか言いながら、喜んで引き取ってくれた。きっと高く売れるに違いない。跳び箱用に埋まっていただけで、使ってないから。
回りを見れば擦り切れたタイヤの山。確かにお客が買いに来ている。こういう店がたくさんある。フリー・ウェイにタイヤの破片がよく落ちているのが納得できる。無駄がないところがいい。