今日は家に帰った早々、教会に行くことになってしまった。何でもカオの同級生が誘ったのだそうだ。人形劇が見られて、歌があって、キャンディがあるのだそうだ。すごいThunder Storm にもめげず、同級生の母の車について行った。一家6人で。
確かに劇もあって歌もあった。がしかし、それを餌に楽しくキリスト教を勉強するための子供向けのプログラムを教会がやっているわけである。クイズやゲームをやりながら、behold I stand at the door and knock. If someone hears my voice and open the door, I will come in. などと訳のわからない事を覚えていくのである。
突然、誰もいないのにドアがバタバタとなる。誰かが叫んだ、メッシー・ピッグだ! メッシー・ピッグは、ポケットからキャンディをとりだし子供たちに向かって投げる。こういうのが効き目がある。特にうちの子には。ノンが眼の色を変えて走り回る。バイブルなんて関係無い。このコースは一週間コースらしい。一番多く正解した人には、ラジカセが賞品としてもらえる。みんな本気だ。うちの子はキャンディに本気だ。
一通り終わると、クッキーとジュースだ。親は世間話をしなけりゃいけない。地獄である。終わったのは9時だ。日本の小学生なら塾通いか、ファミコンか。こっちでは餌につられて聖書を覚えさせられている。
どっちが得がよーく考えてみよう。一つだけ言えるのは、こっちの子供達は生き生きとしている。つまんない事にも本気で笑い、本気で喜ぶ。日本の小学生はどうだったか?
おわり。