4年生になったちーが、早速宿題を持って帰って来た。スペリングはちーの得意科目のひとつだ。十数個の単語を覚えてしまえば、先生の発音を聞いて書き取るのがテストだから、高得点が取れる。「お母さんの助けが必要かな?」と聞いてみる。3年生の後半には私の出番はなかった。意味を理解していないとできない虫喰い問題も、ひとりでやっていた。やはり、「自分でやってみる」という答えだった。

Write the word with "ou" sound, as in "found".
というような問題が終わって、いよいよ虫喰い問題。久しぶりに「お母さん、わかんない」とやってきた。「母の腕の見せ所」なんていう余裕は、とうの昔になくなっている。辞書を用意して問題を読んだ。熱気球の冒険日誌だった。難しい。知らない単語ばかりだ。私の辞書は字が小さいこと、漢字が多いことで、ちーに使えないのはわかっていたから、ちーには中学生用のをもたせている。試しにその辞書で引かせてみる。載っていない。中学生用では語彙不足なのだ。もし載っていたとしても漢字が読めなくて、母に聞かなくちゃいけないのだけれど・・・。「間違ってるかも知れないけれど」と前置きしてから説明した。翌日、答えが合っていたと聞いて、とてもうれしかった。4年生の宿題は私に丁度いい。頭をフル回転させてやっと出来るのだ。

のんた。