翌日は社会科の宿題だった。金曜日にテストがあるそうだ。
What is the name of our country?
What is the name of our state?
Where is the capital of our country?
Where is the capital of our state?
という質問にちーは答えられた。「じゃ、日本語で説明してごらん?」と聞いてみた。 
 「うーん、えーっと、この国の名前はなんですか?」まあいいか。
 「このステートはなんていいますか?」ステート?
 「この国のキャパトは?」あれれ?
 「えーっと、ステートのキャパトは・・・?」おやおや。
日本語のボキャブラリーが足らないのも一因だけれど、これでは英語での知識と日本語での知識がまったく別の場所におさまっているだけだ。なんとかしなくっちゃ。
 まず、日本の都道府県の 説明をした。首都と県庁所在地。
 「けんちょうしょざいち?舌を噛んじゃうよ。」噛んでもいい!
小一時間講義(?)をした。「ふーん。日本語では首都と県庁所在地だけど、英語はどっちもキャパトなんだね」ちーの頭にはそれ以外は入らなかったのだろう。それもしかたない。母の自己満足もあ必要かもね。

のんた。