8/19から新学期が始まった。昨年はKndergarten 4 years program (K-4) を無事に卒業したノン(5才)は、今年はいよいよ義務教育のKindergarten (K) に入学する。義務教育といえどもここでは入学通知など来ない。新聞や学校のサインボードをみて、Registration の日に学校に行くのである。こういう日に旅行なんぞしていると痛い目に会う。
さて今年の話題はKindergarten のFull day program であろう。小学校のFirst Grade が困難と予想される子供に特別に午前と午後の両方教えてくれるのである。Kindergarten といえば幼稚園の年長組みだ。それなのに普通は一年間午前または午後の半日(たったの2時間半)授業なのだ。Full day program は、ややBehind の子供が対象といえると考えRegistration では、申し込まなかった。
しかし、新聞によれば110%の申込率。何かおかしい。なぜこんなに人気があるのだ? Behind がそんなに多いはずがない。考えてみれば、ランチが喰える。主婦は楽になる。安い。年間諸費40ドル程度だ。私立のPre School に入れれば最低でも月100ドルだ。段々心が動く。Kindergarten の説明会の日、Full day program を勧められた。まだ、申し込みは間に合うそうだ。Full day の方が英語を覚えるのにも都合がいい。
Kindergarten の最初の一週間でScreening をやり結果が金曜日にわかる。二週間目からHalf Day とFull day に分かれるのだ。水曜日には、簡単なテストがあったらしい。先生がノンが英語が読めると驚いていた。木曜日にはこのニュースは、First Grade 全体にも広がっていた。その先生は、昨年のFirst Grade の先生だったのだ。金曜日にScreening の結果が郵送されてきた。結果は、不合格。Full day program に入れなかった。これで楽しみにしていたランチはパーだ。
日本の感覚では、年長組みになれば、あいうえお、が読めて書けるのは当たり前だ。ノンは昨年K-4 を卒業した。年中で絵本を読むのと同じ感じで英語の絵本を見ていたのでいつの間にか少しだが、英語が読めてしまうのである。そういう子はFirst Grade が困難とは予想されず、したがってFull day program は不合格となってしまったのである。この辺じゃあ、幼稚園で字が読めてはいけないのだ。