カオの目はNot too bad の近視ということでで一回目の検査が終わり、いよいよ今日は目の筋肉を緩める薬を使って再テストだ。目薬を差し、しばらく待って筋肉が緩むまで待つ。当然本人は眩しくなり近くが見えなくなる。いわば人工的に作った自然の状態で視力をはかる訳だ。

日本なら、視力がいくつで、乱視があるとかないとか、仮性近視とかの話になるわけだが、さすがに英語になると何が何だかさっぱりわからない。視力テストはEye examine くらいしかわからない。

そういえば、会社で誰かがtwenty-twenty とか言っていたな。何だ、twenty-twentyって。医者に聞いてみた。20フィートのところから見て20フィートの距離からみえるように見えるのがTwen-twentyだそうだ。全然わからない。そこでさらに、20フィートからどのくらいのサイズを見るのか聞いてみた。Good question とお決まりのセリフで時間を稼ぎながら医者は巻き尺で計った。8mm くらいと言った。すると何か、20フィートから8mm が良く見えたらTwenty-twentyか? さらに医者は言った。「これは業界の標準でほとんどの国で採用している方式で言語には関係無い。」 さらに、「20年前にに勉強した事なので詳しくは忘れた。」

医者はいよいよメガネのレンズを決める器械を使い始めた。ああ、訳のわからないうちにカモにされてメガネを売りつけられるのか! が、小学校二年生に医者がペラペラ喋ることは難しい。親にもわからない。そんな訳で医者はメガネを決められなかった。結論は6カ月後に再検査だった。

検査技師にしつこく聞いた。どうも角度の1分がベースになっているのは日本と同じ様だ。じゃあTwenty-two hundredは何だ? 答えは、20フィートの所から見て、twenty-twenty の人がtwo hundred フィートから見える大きさが見えること。英語が聞こえてもなぞなぞのようでさっぱりわからない。がしかし、やっとわかった。20 割る200 で視力が0.1 のことである。そうならそうと最初から言ってくれればすぐわかるのに!