ついにさわった、月の石!
Tourmobile に乗ってしまえば、じっと座っているだけで、Air & Space Museum に着く。何しろ、、中には飛行機やロケットが展示してあるのだから建物自体が大きい。この大きさは10年前と同じだ。思えば10年前、ノンタとここに来たときは、まだ若くてホテルからずっと歩いてきたものだ。10年前は地下鉄なんてあったかな? 10年後に子供をぞろぞろ4人も連れてくるようになるとは思わなかった。これから、10年後はどうなっているのだろう? まさか、孫ができているなんてことは?!
ところで月の石はどこだ? アポロ11号は何年前だ? 何十年も前に月に行ったとは驚きだ。でも事実だ。東京オリンピックの遠藤選手のしりもちと同様しっかりと覚えている。月の石は、入ってすぐのところにさりげなく展示されていた。家族を一列に列ばせて順番にさわらせた。どうだ、凄いだろう? 月から持って帰った石だぞ! と言っても子供は「ぼーっ」としているだけ。なんだこいつらは、感動のない奴らめ。
ところで、なんという混雑だ。How Things Fly のコーナーは、説明に難しいことを簡単な模型や実験を通して解るようになっているのだが、これじゃあ、なんにもいじれない。飛行機に釣り合っている4つの力、衝撃波の出来るわけ、動いている物体は動き続けること等々。これらがぜーんぶ体験できる、はずなのだが。
子供に話してやるのも難しいし、聞いている子供も「ぼーっ」としている。小学校の3年生でもSmithsonian は難しすぎるのかな? まあ、いいとしよう。へたに質問をされて答えられなかったら、親の立場が無くなってしまう。えーい、メシだメシだ早弁だ!
さっきとはうって変わって子供だちは活発になる。どうせチーズ・バーガーとかピザとかスパゲティだっつうのに。全く、何しに来ているんだか! メシを喰ったら、ワシントン・モニュメントにTourmobile で移動だ。外に出てみると、空は曇っており、モニュメントの上の方は雲にかかってハッキリ見えない。なんていうことだ。せっかく苦労して手に入れた整理券なのに。やっぱり、今日も不運が待っているのか?