CU-SeeMe テスト成功
いよいよ決行の日が来た。あらかじめ時刻を決めておいて、NASA TV3 に入った。「もしもーし、もしもーし」聞き覚えのある声が日本語で言っているのが聞こえる。それは、日本の斎藤さんの声だった。「おーい、聞こえるよー」と言っても、相変わらず「もしもーし」を繰り返している。どうもこっちの声が聞こえないらしい。チャットWindowも使うと同時にヘルプで設定や操作を確認する。
と、そこにニューヨークのライスさんがチャットに入ってきた。彼は運悪くMic 無しだがスピーカは付いているそうで声は聞こえる。日本から声が出せるが声が聞こえない日本の斎藤さんと、サウスカロライナからニューヨークに声が出せて、日本からの声が聞こえるサウスカロライナの斎藤さんの3人の「声と英語とローマ字のチャット」を交えた交信が始まった。
3人とも英語でチャットすればいいと思うだろうが、うち2人はSaitoである。結構ややこしい。声無しではテストにならないのでハローとドゥユーヒヤーミーくらいは言うのだが、そのたびにライスもチャットで応答するので、それに声で答えてしまうと一連のやり取りは日本の斎藤さんには全然わからなくなる。日本には声が聞こえないから。
日本の斎藤さんは調子にのって、子供にハローと言わせたりする。ライスさんは3Dのアニメーターなのでそっち方面の話題を出してくる。困ったもんだ。ライスさんが落ちてくれたのは1時間半後のことだった。おつかれ様でした、ライスさん。ちなみに、彼のホーム・ページは、
http://www.concentric.net/‾beetrice
その後、音声がお互いに通じるようになった二人の斎藤さんはポイント・ツー・ポイントでも試したが、音声のディレイが気になった。日本の斎藤さんは、今度ビデオ・キャプチャー・ボードを買うと張り切っていた。サウスカロライナの方は金がないのでQuickCAMで我慢しようかなあ。もっと、CU-SeeMeのテストをしたいのだけれど、誰かいませんかあ?