セールスマンに契約した事を伝えて納車の事を聞くと、今から乗って行けという。そんな無茶な、まだお客が展示車を見ている最中だ。レンタカーもあることだし2台あっても困る。→レンタカーは、これから返せばいい。保険がない。→Dodge が月曜までカバーするから月曜日に保険に入ればいい。ナンバープレートがない。→SCでは30日以内につければいい。あーいえば、こういう。こういえば、あーいう。わかった、わかった、乗って帰りゃいいんだろう、と徹夜の覚悟をした。
さっそく、セールスマネージャーがにこにこしながらエンジンをかけようとする。バッテリーがあがっている! マネージャーは別の車をショー・ルームにいれてそのバッテリーでエンジンをかけた。そして言った、
M: " Do not stop the engine."
どうでもいいけど、だから展示品はきらいだ!
この後のペーパーワーク、ガソリン給油、レンタカーの返却(15マイル離れている空港まで)等を小さな失敗をくり返しながらも無事にこなし、ホテルに戻った時は午前0時を過ぎていた。
でも車のオーナーになった。オーナー、実に良い響きではないか。しかし、この時以来、オーノー(Oh, No!)、の世界が待ったいたのだ。