ノンの6才誕生日パーティ
去年は近所のガキを集めて自宅で行ってごまかしたが、今年はそうも行かなかった。いろいろ考えて、年齢的に無理なような気もしたが、ローラー・スケート場でやることにした。シーズン的にも難しかった。Thanks giving は避けないと人が集まらないだろうし、それが過ぎればすぐクリスマスの行事が続く。10人までが基本料金$30に含まれるので何とか10人集めたい。参加の電話連絡は6人あり、じぶんちにいる3人の姉妹と合わせて9人になった。
当日、参加者のうち2人が風邪を引いて参加できなくなった。10人に3人足りない。なんとなく$9損した感じ。が、うちの母ちゃんは元気であった。
ちょいちょい遊びに来る、チーやカオの友達を捕まえようという作戦だ。あいにく、天気が悪く外では誰も遊んでない。あと2時間で始まる。その時、近所のガキ2人が教会で着たいので着物を貸してくれ、と来た。しめた! 早速、パーティの話。ガキはMomに聞きに行った。母ちゃんはそれを追いかけて、Mom に事情を説明した。その結果、クリスティンとローリーが出られることになった。始まって見ると、飛び入りが3人来てくれて合計12人になった。
1人黒人の調子の良いガキが気になった。"Nice day?" とへたな英語で聞いてくる。こっちもそれに輪を掛けて下手なのでそう簡単には通じない。相手は5才である。しかし、おかしいBoy は呼んでないはずなのに。あれは誰だ、なん才だ、これはCam (Video Camera) かとか、覗かしてくれとか、やけに人なつこい。このステッカー貰っていいかとか、お金を持っているかとか、結構しつこい。パーティではお金を子供に渡してゲームさせたりするのが普通なので$1渡してもいいのだが、招待していないのだから渡せない。ローラー・スケートが上手かとか、レースが始まったとか、話題を無理やり外らして応酬する。とんだヤツに好かれてしまった。
親だけが疲れてパーティーは無事に終った。家に帰ってしばらくすると、母ちゃんは叫んだ。「あっ、13人分払ってしまった。ノンの分も取られた。本人はタダのはずだ。」
果たしてそうだろうか? あの黒人のガキがあやしいと思う。あいつは調子が良すぎた。チーの時も1人紛れ込んでいたのだから、有り得る話だ。