シー・ワールド
一日目は、天気と混み具合を総合的に考慮してシー・ワールドに決めた。Shamu (シャチ)が一番のアトラクションである。アトラクションのスケジュールは決まっているので、見たいものに合わせて道順を決めるのがコツである。
最初はイルカである。ロープを張った上をジャンプするのだが、1匹が口でくわえてロープを低くしてしまう悪知恵を持っていた。オットセイもイルカに負けず、海賊のショーで観客を沸かせた。Pets On Stage では、猫、犬、豚などの身近なペットたちが、芸達者を披露した。鳥も意地を見せた。とても bird brain と馬鹿にはできない。オウムが英語を喋るのである。
いよいよ目当てのShamuである。ところが座る場所をめぐって問題が起きた。どうしても、水がかかる場所に座りたいと下3人の子供が言い出したのである。水がかかるというのはこの場合、ずぶ濡れを意味する。それだけ本気で水がかかるのである。かかるのを喜ぶ子供は結構多い。結局まえから10番目くらいではあるが端の方で妥協した。
Shamuはでかい。7、8メータはある。それが人間を空中に押し上げると10メータ以上人間が宙に飛ぶ。いよいよそのでかいヤツのSplash timeだ。子供が歓声を上げる。Shamuがヒレで水を軽くたたく。大きな水の固まりが砕けながら飛んでくる。うぁあ、来た!
ノンは膝から下がびっしょり、ミーとノンタは前に座っていた大きな人の陰にかくれてちょっと濡れただけだった。ミーは泣きだした。「もっとぬれたいよー」
カオに聞いた。何が一番面白かった?「鳥とペット」だそうだ。全然、海とは関係無い。