アトランタへのドライブ
JAL の無料航空券を頂きにアトランタまでドライブすることにした。会社を休んで、片道3時間半のドライブである。
アトランタといえば、凶悪犯罪率が全米1でありアトランタ日本総領事館のホームページで見る人口10万人あたりの年間犯罪件数が、凶悪犯罪で2602件、その他が14813件という恐ろしい所である。アトランタCityが人口40万程度であるから今日1日で190件程度の犯罪がある計算である。こういうのに巻き込まれないようにしたい。
朝早めに出発した。その日はコロンバスDayとかでHolidayの可能性もある。一応、電話での確認では営業ということだったが、疑っているわけではないが、3時間半はあまりにも遠い。ノンタには9時半ころに、携帯電話に確認結果を入れてもらうようにした。結果は営業で、12時から1時までで昼休みだそうだ。うーん、12時までには難しいな。まだ、地図を買ってないのだ。住所と電話番号はわかっているが。
渋滞もなく順調にアトランタに入った。適当なところでI-20を降りてガソリンスタンドで地図を買う。大きな紙でぎっしり書かれている。そうだ、コロンビアより全然大きい。コロンビアなんて犯罪統計に載っていない。急に目的地にたどり着けるか不安になる。おまけに似たような通り名がたくさんでているし、場所は完全にダウンタウンの中だ。その辺とおぼしき所を回っても目的の通り名は見つからない。しかたなく、駐車場に車を入れて、歩いて探すことにした。
こういう所を歩くときは、キョロキョロしてはいけない。がしかし、キョロキョロしなければ、通りを探せない。最初に耳に入って来た言葉は、「火を持っているか?」だった。聞こえたというよりは、聞き返したときの相手の様子でわかった。次に耳にしたのは、大阪弁である。アトランタは恐ろしい。なかなか見つからないから道端に立ててある案内図をみる。じーっと、見ていると何故か人が集まってくる。おいおい、ドッキリ・カメラではないぞ! 金もないぞ!
ようやく通りを見つけ、JALが入っているオフィス・ビルを見つけた。三十何階かに上がるとさすがに人の気配がない。オフィスにはどこも鍵がかけてある。みんな犯罪予防の為なのか? 航空券を頂き帰ろうとすると税金分をお願いします、と言われた。クレジット・カードは使えないそうだ。しまった! 本当にお金がない! ハンバーガー代しかなかった。でもこういう時に日本企業は親切だ。無理がきく。あとでチェックを送ることで済んだ。おまけに、航空券の受け取りに3時間半かけてわざわざ来なくても郵送することも可能だそうだ! げっ、それを先に言って欲しかった。帰りの3時間半は長かった。