空気圧と物質の三態


 先日、タイヤに空気を入れようとして、何故かちょっと水が入ってしまったのだが、大した事ないと思っていた。しかしどうも気になるのでよく考えてみた。

たくさん入ったとしてもせいぜい1、2CCだと思うのだが、そのままでは何の問題もない。しかし、高速運転を長距離した場合、タイヤの温度が上がっていく。そうすると、水は蒸気になる。これは物質の三態としてはるか昔に習ったことだ。水が蒸発すると体積が増える。確か相当増える。何倍になるかは忘れたが、1000倍になったとして2リッターになる。この分タイヤの圧力は増えてしまう。

実際には、タイヤの中は1気圧より高いので2リッターまで膨張することはないし、タイヤ自体が膨張するからそれほど圧力は上がらないかもしれない。まあ、ちょっとなら大丈夫だろう。たくさん水が入らなくて良かった。

やっぱり、車検くらいはあった方と思う。いくら自己責任と言われても、猫を電子レンジで乾かす人もいるんだから、タイヤに水をいれる人もいるのでは?