空気圧


 もてあまし気味の年末年始の時間を消化するするために、久しぶりに子供自転車部隊を率いて小学校に行ったのが発端だった。よく見れば、サドルは曲がっているし、表面が破けてスポンジに雨水がしみ込んでいるし、ブレーキは固いし、タイヤの空気が入ってない。空気入れは、両手で掴んで空気を入れる携帯型なので、全部のタイヤに空気を入れるとなると大変な作業になる。

 自転車が終わったら、なぜか急に車のタイヤが気になり出した。日本なら、車検や定期点検に車を出せば、黙っていても空気圧くらいチェックしてくれるが、車検すら廃止されてしまったサウスカロライナでは、言わなければ何もしてくれない。95年の2回目のパンク以来、全然チェックしていなかった。7ドルの大枚をはたいてタイヤ空気圧計を買った。計ってみれば、規定の6割ほどしか入っていない。この状態でマートル・ビーチまで行って、途中70マイルで走ったのだ!

 ガソリンスタンドの一角を注意してみると、コイン式のAirポンプが置いてあるのは以前から知っていたので、人目の少ない昼を選んで早速試すことにした。最初に行ったところは、故障中。2個所めは、タダのところなので大入り満員(たかが25セントなのに)。3個所めは、なぜか空気の代わりに水が出た。どうも雨水が吸い込まれていたようだ。圧力計でチェックしながら、正しい圧力に調節するのは、時間がかかる。Airポンプは時間制の様なので、もたもたしているとタイヤ1本に付き、25セントかかる事が判明した。やっぱりAirポンプはタダに限る。

 それにしても、大型トレーラー等でよく見かけるタイヤが2重についている場合、内側のタイヤにはどうやって空気をいれるのだろうか? 車の下に、もぐるのだろうか?