$999パソコンを買う
97年1月にとうとう待ち望んでいた広告を見つけた。CPUなんてどうでもいい、早いモデムとCD-ROM が付いていればよかった。38.6Kモデム、1.2GB Disk、8x CD-ROM、Pentium 120Mhz、
スピーカー、マイク付き、おまけに14インチモニターも付いている。パッカード・ベルが家庭用に売り出したもので日本でも小さく記事がでた。
さすがにこのモニターは嫌だったので100ドルモニターに追加投資をして、$1099パソコンを買った。いつか、TV Japan でやっていたおじさん達のパソコンセット・アップ時間比べも何のその、10分足らずで英語版Windows95は動き始めた。よし、早速日本語版を再インストールと思い、フロリダにあるAsia Software から買った日本語版をインストールし始めた。急いては事を仕損じる。海外に来てことわざをかみしめるようになった。
CD-ROM が動かない、VGA ドライバーはハイレゾにならない、モデムは繋がらない、音はでない。ただの箱になった。もう一度インストールしてみると、CD-ROM は動いたが他はだめのまま。プリインストールの落とし穴か、サポートコストの削減なのか、ドライバー関係のセットアップ・ディスクや本体のハードウエア・マニュアルがないのである!
しかたなく、英語版をバックアップCD-ROMからリストアーしてしばらく英語版を研究する羽目になった。サポートのホームページをみたり、ドライバーのREADMEを研究し、再度日本語版をインストール。そしてもう一度再インストール。なぜか2回目の再インストールをするとCD-ROM がつかえるようになる。必殺Config でモデムがつながり、音がでて、ハイレゾになった。まだ、気持ちの悪いエラーが二つでるのだが何とか動き始めた。