IRON MAN 28


シキシマ博士は世界に一人!

第3話 「暴走特急をとめろ!」



 東京駅のホームです。モノレール+新幹線っぽい列車のホームに、9時発博多行きペガサス7号、とアナウンスが流れます。これに敷島博士がひとりで乗りこみました。きちっとシートベルトをするあたりが、とってもらしいです(←ってなんでシートベルトが!?)。列車がゆっくり出発するところを、やけにじっくり描写します。東京タワーがみえて、サブタイ、『暴走特急をとめろ!』。ああこの列車が暴走するのね〜という悲しみを誘います(笑)。

 その列車の車内に響く女性のアナウンス。
<お呼び出しを申し上げます。敷島博士、敷島博士。お電話がかかっておりますので……>
 敷島博士だけで通じる〜〜〜(笑)。太鉄の博士には“大次郎”という名前があるのですが、呼ばれたことは一度もないかもしれません(←EDも“敷島博士”ですし)。デッキで博士が受話器を取ると、テレビ電話がつながります。ヨーロッパ貴族風ないでたち&あごひげ&金八先生ヘアーなお方を敷島博士は「ミラー博士!」と呼んで、なつかしがっております。どっちも博士なので、では今日は敷島博士を大次郎さんと呼びましょう(喜)。大次郎さんは福岡で行われる国際科学者シンポジウムへ向かっているそうで、そこでの再開を楽しみにしていたと嬉しそうです。「おもいだすねえ。国際科学アカデミーで、今は亡き金田博士と3人でロボットの研究をしていた頃のことを」、と大次郎さんが回想したのは、3人一緒にファイトー・オー!の形に手を握りあっている場面。アカデミー、ってまさかみなさん同い歳!? 一瞬あせりましたが、いやでも大次郎さんはひとり若く見えますし、金田博士は最後のお姿とおなじくらいの外見。ということは10年以上むかしのはずですが、まあ学生ではなく教授とか助手とかで在籍していたと思われます(←金田博士は大次郎さんの“先生”ですもんね??)。「敷島博士。おもいで話はそのくらいにして、私の用件を話そう」、とミラーさんは冷たい感じです。「私と私の部下は、このスペシャルエクスプレスペガサスの東京運転司令室を占領した!」。驚く大次郎さん。大次郎さんの答えに、ペガサス7号の乗客すべての運命がかかっている、とミラーさんが脅します。「私の目的はただひとつ。世界をこの手に握ることだ。敷島博士、ぜひ私に力を貸してほしい」「世界をロボットのように自分の思いのままにあやつるなんて、じつに楽しいことじゃないか。そうは思わないかね!」。すっかりキレてます(笑)。こういうブッとんだ悪役が鉄人の醍醐味ですね! 「ミラー博士、きみはロボットの研究をしているうちに、おかしな考えにとりつかれたのか!」「私は大まじめだよ。ロボットの権威である君と私が組めば、世界に敵なしだ。敷島博士。君のその優秀な頭脳を、私のために役立ててくれ」。ミラーさんの目のつけ所はナイスです。間違いなく、大次郎さんを手に入れることが世界征服の一番の近道! 「わたしがそんなことのために手を貸すとでも思っているのか!」 う〜ん。こういう言葉遣い、なんか正太郎くんと似ててほのぼのします。“親子”なんだなあって(微笑)。ミラーさんは、先に出発しているペガサス6号を新大阪でストップさせるつもりです。そのために東京運転司令室を占領したんですね。大次郎さんが運転席にかけつけると、手動装置も効かない状態。操作盤の通信画面が灯って、またミラーさんが現れました。すっかり行動を読まれてます。「無駄だよ、敷島博士。すべての手動装置は破壊してある。時速500キロで前の列車に追突してもいいのかね」(←現在の“のぞみ”の最高時速が300キロ。なるほどシートベルトが必要なわけです。走ってる画面ではそう速そうにはみえませんが…/爆)。大次郎さん、大惨事を回想して呆然としてしまいます。外には富士山がみえてきました。
 さて。場面変わって、やっと正太郎くんの登場です。「けいぶ!」と(ひらがなで書くのが似合うような可愛い声で、/笑)駆けてきた正太郎くんを迎えたのは、インターポールの車で待っていた大塚警部。急かされて車に乗り込む正太郎くんはTシャツ姿で、Vコンを持っていません。?と思ったら、ここは小学校でした。授業を抜けだして、お仕事のようです。ただでさえ勉強嫌いなのに、義務教育を受ける権利も放棄させられて、正太郎くんの将来は誰が責任とってくれるんでしょうか(笑)。警部の運転する車中で、正太郎くんは敷島博士の危機を知らされます。動揺する正太郎くんに、「正太郎くんは、鉄人28号でペガサス7号を止めて、博士と乗客たちを無事救出するんだ」、と警部が淡々と命令します。「警部、このことはマッキーにも……」。正太郎くんはマッキーのことまで心配してます。なんて優しい!と大塚警部は感涙することもなく(笑)、限られた者にしか知らせとらん、とイライラしたご様子。乗客がパニック状態にならないように、事件はまだ伏せられているようです。(まさか、こんなことに)。呆然とする正太郎くんが回想したのは、学校をでる前のマッキーとの会話です。『インターポールから呼び出しがかかったよ』。ひと声かけにきた正太郎くんに、花畑に水をやっていたマッキーは明るく『がんばってね!』、とピースサイン。(博士が危険な目にあっていると知ったら、マッキーは……)。正太郎くんの心の内を読みとったように大塚警部が云います。「正太郎くん。マッキーを悲しませないためにも、しっかり頼むぞ」。親同然の大次郎さんの危機というだけでも冷静でいられないものを、万が一のことがあれば一生マッキーに恨まれるぞ、なんて言外に云ってるような声かけです(笑)。
 さて、車は敷島邸に到着しました。庭にICPOのセスナのようなジェット機が待ってます。インターポールの上着を着込んで、Vコン持って駆けてきた正太郎くんに、大塚警部が新幹線…、じゃないペガサスの路線図を見せます。「出発してから30分がたっておる。エクスプレスペガサスは時速500キロだから……」「浜松ちかくを走っているわけですね」。正太郎くんが間髪入れず答えます(←なんだ頭いいじゃん!/笑)。
 そのペガサス7号は、新大阪まであと40分。ミラーさんが大次郎さんに決断を迫っています。「私に協力すると云いたまえ。ひとことイエスと云えばいいんだ!」。葛藤する大次郎さん。ジャズ調のかっこいいBGMが流れます。大次郎さんは、悪に屈するなんて死んでも嫌だというタイプのようです。とりあえずOKして乗客の安全を確保してから嘘だよ〜ん、てなことはできない性格なんですね(笑)。
 こちらは敷島邸。「ペガサス6号が、新大阪駅のはずれにストップしたそうです」。部下の報告にあせる大塚警部、「すると追突まで30分か。正太郎くん、いそぐんだ!」。セスナに乗り込む正太郎くんに、歌子さんが声をかけます。この方はいつも冷静です(←似たもの夫婦)。しかし「おねがいしますね」、とまた正太郎くんにプレッシャーがかかります(笑)。操縦席に乗り込んで、正太郎くんが鉄人を呼びます。Vコンのボタンひとつでテニスコートが開閉され、鉄人がせり上がってきます(←改良したんでしょうか。大次郎さんてばマメだから…/笑)。「いくぞ、鉄人!」。正太郎くんは音声操作もおこたりません(笑)。
 高度1万メートル上空。2人乗りの小さな操縦席で、正太郎くんはパイロットのおじさんと速度のお勉強です。音の早さは1秒間で340メートル。マッハ2ならおいつけるのではないかという正太郎くんに、パイロットの方が丁寧に教えてくれます。「音速340メートルというのは、摂氏15度で高度が0メートルのときです。高度1万メートルだと、気温はマイナス50度で、音速は毎秒300メートルになるんです」。ええと……、はい。そうですか(汗)。正太郎くんはちゃんと理解したようです。かしこい! 「じゃあ、名古屋の手前で追いつけますね」。日本地図もばっちり頭に入ってる(←鉄っちゃん?/笑)。しかし、鉄人の時速はマッハ4.02なのでは…? 途中で改良されたんでしたっけ?? ジェット機の方の限界でしょうか。
 ミラーさんはまだ大次郎さんにラブコール中(笑)。「どうした敷島博士。君のようなヒューマニズムに徹した人間が、大勢の乗客の命を犠牲にしていいのかね」。ヒューマニズムに徹した人間! 特に太鉄の大次郎さんには的確な代名詞です。金田博士が亡くなった頃には大次郎さんと2人で鉄人を開発してたわけですし、ミラーさんはもう縁を切られていたのかもしれません(←それを恨んでの犯行か!)。
 「こちら正太郎。ただ今ペガサス7号に追いつきました」。電話オペレーターがしてるような細いマイクつきヘッドホンで、正太郎くんが大塚警部に報告してます。「よーし頼むぞ正太郎くん。そっちが成功したら、我々はただちに運転司令室へ突入する」。ついてこないと思ったら、大塚警部は建物を包囲してました。今すぐ踏み込んだらどうなんだろう…? しかしこれじゃ大次郎さんがOKしても、すぐ捕まっちゃうような作戦なのでは、ミラーさん??(笑)
 大次郎さんが鉄人に気づきます。「やっぱり来てくれたか」。騒ぎだした乗客にシートベルトを着用させて、「心配いらん。すぐに終わる」、と正太郎くんに寄せる信頼は絶大なものです。
 鉄人がペガサス7号を止めにかかります。列車の正面からぶつかるように飛行(←500キロで走る列車の頭を押さえたら、脱線しちゃうのでは…?)。みんなの心配をあおって(笑)、鉄人が両手で構えたところで、CMです。

 後半です。列車に触れる寸前、鉄人は高度を上げて離れてしまいました。「ど、どうしたんだ、正太郎くん」、と驚く大次郎さん。「だめだ、できない」。正太郎くん、声がふるえてます。「相手は500キロのスピードで走っているんです。もし受け方を間違えたり、力の配分をちょっとでも間違えたら……」、パイロットの方にすがるように云う正太郎くん。あぶない! そんな顔したら、パイロットさんが操縦桿を離して抱きしめてあげたくなっちゃうかも〜(笑)。
 「正太郎くんの操縦では、まだ無理だったか」。自信ありげだった大次郎さんの言葉に運転手さんたち、あわてます。「博士、なんとしても乗客の命だけは助けてください。お願いします」。大次郎さんは、仕方なく司令室を呼び出します。「気が変わったかね」、と勝ち誇るミラーさんに、大次郎さんが険しい表情を向けます。
 考えこんでいた正太郎くん。パッと明るい笑顔になります。「そうだ、いいことがある!」
 鉄人と飛行機は、妙な動きをみせて前方へ飛び去ってしまいました。「そうか、わかったぞ」、と大次郎さんも明るい表情に。まだ携帯電話がない時代なので(笑)ゼスチャーで以心伝心の2人です。
 さて鉄人は新大阪に到着しました。駅前に着陸した飛行機から、正太郎くんがVコン持って降りてきます。「駅長さん、ペガサス6号の車両は?」。こんな非常事態に子どもが一人でかけつけて、駅長さんの心中たるやお察しします(笑)。「指示通り1両ずつ切り離してホームの外れに」「いそぎましょう」。鉄人が両手でまず1両目を持ち上げます。すごい力だと感心する駅長さんに、操縦しつつ、正太郎くんが説明します。「止まっている車両を持ち上げる方が扱いやすいんです」
 大次郎さんは、あくまでも一番危険な運転席に留まっています。「博士。ほんとうに鉄人は新大阪でストップしているペガサス6号をどけてくれるんでしょうか」「ほんとうに間に合うんでしょうか。あと10分で新大阪ですよ」。やきもきしている運転手さんたちに、大次郎さんはもう無言です。正太郎くんの考えは見事伝わっていましたが、うまくいくかどうか不安そうです。
 運転司令室のミラーさん。通信は切られてしまったようです。「敷島博士のやつ、だいぶねばりおるな。だが折れるのも時間の問題だ」
 新大阪では駅長さんが正太郎くんをせかします。残る車両はあと2つ。もうペガサス7号が来てしまった!
 「まだ終わってなかったか」、と大次郎さん。運転手さんたちは「だめだ」、と目を覆います。大次郎さんは最後の最後まで目を開いて鉄人をみつめます。ぶつかる直前、鉄人が片手にひとつずつ車両をつかみあげ、線路が空きました。鉄人の股の下を通過していくペガサス7号。太陽の使者の鉄人は身長20メートル。大きいです! 7号がまだ走り続けていることに驚愕するミラーさん。新大阪にロボットでも配備してたらよかったのに(笑)。
 「こちら正太郎。追突はまぬがれました」。正太郎くんが大塚警部に報告です。「よくやったぞ、正太郎くん」「今度は時間の余裕がありますから、なんとか7号を止めてみせます」「うむ、たのむぞ正太郎くん。我々はこれより、ただちに運転司令室へ突入する」。階段をかけあがる大塚警部たち(←今までどうして踏み込まなかったのか、どうもよくわからないのですが…/笑)。まずみつけたのは、縛り上げられた職員の方々。ミラーさん、人殺しは好まない方のようです。そして、めちゃくちゃに破壊された機器類。「くそう、逃げられたか」。いったいどんな包囲をしてたのやら…。頼りにならない警部です(笑)。
 空飛ぶ円盤。ミラーさんが乗ってます。海から牛のようなロボットが現れて合体! 「タイタンロボ、出動しろ!」
 「正太郎くん、いそげ。時間の余裕はなくなったぞ」。大塚警部がまた正太郎くんをあせらせます(笑)。ミラーさんが列車のコントロール装置を破壊していったので、岡山近くでペガサス5号が止まっているというのです。「警部、ぼくにはまだ7号を止める自信がありませんよ」、と気弱な正太郎くんに、「そんなこと云ってる場合じゃない。なんとしても止めるんだ、なんとしても!」。そんな云い方しなくたって…。警部がミラーさんをつかまえていれば! 飛行機のパイロットさんが、なんか気の毒そう〜に正太郎くんを見ます(笑)。
 ペガサス7号では、新大阪に止まらなかったことで乗客が騒ぎだします。乗務員さんが「必ず列車は止まります」と云っても大人たちはパニック寸前。「そうだよ」、とひとりの子どもが座席の上に立ち上がって、笑顔で云います。その手に持っているのは、新発売、鉄人のプラモ! 「鉄人28号が止めてくれるよ!」。大人たちがハッと静まります(←もうプラモデルがでてるんだ〜。子どもたちの憧れなのね〜/喜)。
 鉄人がペガサス7号に追いつきました。「どうすればいいんだ。ぼくには……」。自信なさげな正太郎くんに、「正太郎くん、自信を持つんだ」、とパイロットさんが優しく云います。「ぜったいやれるという自信を持つんだ」。味方はこんな近くに! こういう励ましが欲しかったんですよ〜(笑)。あたたかい言葉に、正太郎くんは決意を固めます。「わかりました。後ろから引っ張るようにして止めてみます」。今度は良さそうな案です(笑)。最後尾の車両を両手でつかむ鉄人。列車にブレーキがかかります。「やった!」、と正太郎くんが喜んだのもつかの間。いきなり現れたタイタンロボのパンチで、鉄人はころがり落ちてしまいます。「敵はあんなロボットを用意していたのか。よし、負けないぞ!」。正太郎くんが意気込みますが、タイタンの足蹴りに、鉄人は尻餅。「ハハハハ。どうだタイタンの威力は」、とミラーさんが拡声器で喋りだします。「鉄人など、このタイタンの敵ではないわ」。空中戦でも足を持って振り回され、鉄人劣勢。あせる正太郎くん。(はやくやっつけて列車をとめないと……)。鉄人は、なんと右手の肘がぼっきり折られてしまいました。「鉄人がこんなにもろいとは!」。ミラーさんは高笑い。同感です(笑)。「鉄人、がんばるんだ!」。さあ正太郎くんの“がんばるんだ”エネルギーが充填されました! 鉄人ばりばり動きだします。「みたか、これが鉄人の独立連動システムだ」、と正太郎くんは誇らしげ。例の首がもげたって変わらず動けるという大次郎さんの発明ですね(←ほかのロボットは腕がもげたら動けなくなるものなのかなあ…?/笑)。とにかく鉄人、がんばります。左手でパンチ! なんとそれが操縦席を直撃。この一発だけでタイタンは地平の彼方へ落ちて、爆発炎上してしまいました(←ここは『うる星やつら』の山下将仁氏の作画だそうです! カッコイイ〜)。いやしかし、なんてあっけない…もろいのはタイタンロボの方でした(合掌)。
 さあペガサス7号の目の前に、5号がみえます。「ああ、鉄人はいったいどうしたんだ」。大次郎さんもいよいよ目を閉じてしまいます。パイロットさんに励まされ、正太郎くんは鉄人を7号の正面からぶつけます。左手一本だけで先頭車両を止める!(←なんだ脱線しない構造なんですね…/笑) ペガサスは驚くような力で、鉄人を押し戻し、両足でブレーキをかけます。5号までぎりぎりのところでやっと、列車は無事停止したのでした。鉄人、片手でガッツポーズ。運転席では大次郎さんが運転手さんと握手しています。正太郎くんは、汗をぬぐって息をつきました。やれやれ!
 場面変わって、敷島邸の地下整備室。大次郎さんが遠隔操作で鉄人に右腕をつけてくれました。正太郎くんが笑顔で、「よかったなあ、鉄人」、と声をかけます。ぺこりとおじぎをしたような動作から、鉄人が両腕でガッツポーズ。場面変わって、鉄人は夕焼けの空を旋回しています。それを見あげている、大次郎さんと正太郎くん(←立ったまま片手で操縦中。そんなことができたとは!)。それにマッキーに歌子さん、大塚警部も来ています。 「博士。ぼくは今度の事件で、やっと鉄人のことがわかりかけてきました」、と正太郎くん。マッキーが正太郎くんの横に来ます。「どういうこと?」「うん。鉄人は操縦するひとの心が、そのまま出てしまうってことなんだ。ぼくは最初、列車を止めるのがとってもこわかった」「正太郎くん、鉄人の破壊力を知っていたからではないのかね」、と大次郎さんが優しくフォロー。「そうなんです。でも列車を止めて、みんなが助かったとき、鉄人はこういうときにこそ、ほんとうの力を発揮するんだなあって思ったんです」。大次郎さんの優しいまなざしが、正太郎くんに注がれます。「よくそこに気がついたね。きみのお父さん、金田博士もきっと喜んでおられるだろう」。一番のほめ言葉に、正太郎くんは、じつに嬉しそうに笑います。今回まったく役に立たなかった(笑)大塚警部は、鉄人の独立連動システムに感心しています(←このひとはちゃんと正太郎くんも誉めてくれたのかしら!)。正太郎くんは笑顔で鉄人を見あげます。「鉄人、これからもがんばろうな」。正太郎くんが“ガンバロウナ”と云うと、鉄人はご主人様の足元へ来てガオッと吠えるようにしつけられているようです(←かわいいなあ〜/笑)。
 列車暴走というサスペンスを、めまぐるしい場面展開でハラハラ楽しませてくれたお話でした。

 さて次回予告『恐怖の怪鳥群団』です。緑色の雨が降り、すべてのものが消えてしまう事件が続出。鉄人に不気味な影がおそいかかる!と深刻な様子で語る正太郎くんですが、最後は「おたのしみに!」。明るくこう云ってもらうと、子どもたちが安心できていいですよね(笑)。

 若かりしころ(……)私は本放送を途中から見ました。再放送と、LDを見たのももう10年以上むかし。なんだかとても新鮮な、はじめて観るような感覚で感想(←って云うんでしょうか、これ…)を書いております。鉄人の悪人は迷いなく思いっきり突きぬけててイカしてます(笑)。今回もミラーさんの悪役ぶりは大笑いでした。……でも次回は感銘を受けた話だったような遠い記憶があるので、ちょっと観るのが怖いです。また大笑いしちゃったら、どうしましょう(爆)。


★今日のポイント:“敷島博士”と云えば世界にただ一人という、超有名人だ!(笑)

  04/11/17up

第3話 「暴走特急をとめろ!」
脚本:城山昇






ホームへホームへホームへホームへホームへホームへホームへホームへ