MyRoom indexに戻る

2000年11月25日〜

さて、いろいろ準備が大変だった結婚式と親族食事会も無事終了しました。予定では15時には食事会は終了、15時半には着替え等終了し、17時12分新宿発の成田エクスプレスに乗って成田到着は18時32分。20時30分出発のカンタス22便シドニー行きには十分間に合う、ということでした。

食事会は恵比寿ガーデンプレイス内のレストランで行われたため、更衣室はなく、向かいのホテルの一室を借りてそこを更衣室の替わりのしています。レストランとホテルは地下道で結ばれていて、移動自体は3分程度です。恵比寿駅までは徒歩で10分程度かかりますが、電車に乗ってしまえば新宿までは10分。30分時間が押しても十分なタイムスケジュールでした。

なかなか盛り上がった食事会は、案の定時間がおして終了は16時前。既に1時間近くおしています。あと1時間少しで成田エキスプレス出発時間です。成田到着は18時32分。旅行会社のカウンターへの集合時刻は18時30分。次の電車に乗っていては間に合いません。大急ぎでホテルに戻り着替え。かなりバタバタと着替えなどを済ませます。広大なホテルの駐車場で車の駐車場所を見失い、発見するのに15分を要しながらも、恵比寿駅まではお義父さんの車で送ってもらい、スーツケースを引きずって埼京線に乗ったら新宿には17時前には到着。人間やる気になれば何とかなるもんです。

定刻通り成田エキスプレスは出発。朝6時頃から稼働していた嫁さんは花嫁ヘアスタイルのまま、すぐに眠りに落ちます。成田行きだけあって、非常に国際色豊かな車中の風景です。私はと言えば、そういえば豪州旅行の情報収集をあまりしていなかったなぁ、とガイドブックなどを引っ張り出して読みます。これから明日の昼過ぎまではずっと移動の長旅です。真冬でも一日中船の上にいたのが平気だった私たちですから、こんなのは何でもないことであろう、と思っています。

18時半に成田エキスプレスは成田第二ターミナル駅に到着。そのまま上に上がってJTBのカウンターを目指します。航空券等一式を受け取り、私は安心のための保険の手続き。これが結構時間がかかってしまいました。18時半から別室でツアーの説明会があるようですが参加任意ということでこれはパス。

さてチェックインですが、カンタスのカウンターは長蛇の列。この間に嫁さんはコート類を手荷物預け所に預けに行きます。が、戻ってきても大して列は進んでいません。どうも手際の悪い人がカウンターの係のようです。しばらくすると、「あちらへもどうぞ」と係の人が案内してくれたのはカウンターを挟んで反対側のカウンター。こっちにもカンタスのカウンターがあったのだ。しかも窓口が5つくらいも開いているではないか。ということで、1組分並んで無事チェックイン。この時点で19時を回っていました。

搭乗開始時刻は20時。この空いた時間で私は両替に、嫁さんは売店で買い物をしたあと、出国手続きを済ませて免税店で私の妹の土産の買い出し。そして搭乗カウンターに20時待ち合わせ、ということにしました。

両替は、すいているらしいということで1つエスカレータを下った東京三菱銀行の出張所を利用することにしました。が、なんともうこの時間では閉まっています。仕方がないので出国口近くの両替所に走ります。廊下は走るな、と言われかねないくらいのスピードで本当に走りました。しかしここは窓口が3つでどこも20人近く並んでいます。両替依頼票に記入して並びますが、ここも列が一向に進みません。どうにも手際が悪いようです。20分近く並びましたが、列は三分の一も進まないので両替はシドニー空港ですることにして諦めました。やはり両替もそうですが、空港に来る前に事前に出来ることはやっておくべきでしたが、結婚式というもっと大きなイベントがあったがためにそこまでは気が回りませんでした。

そして出国ゲートへ。私は南側ゲートに向かいました。荷物検査口は3つ。うち一つは乗務員優先ではありますが、列は少なく進みも早いようです。私もこの列に並びました。ところが、あと5人、というところになってスッチーやパーサーが続々とやってきます。優先レーンですから、一般旅客は待ちます。しかし5分待ってもずっと乗務員ばかりが通るだけです。そうこうしているうちに乗務員だけで列が出来てしまいました。仕方がないので、他のゲートに並び直しました。

荷物検査は無事通過し出国手続きです。しかし、出国審査カウンターも長蛇の列。いったいこの空港はどうなっているのでしょう?しかも出国カードをまだ書いていません。いや、実はこのカードはJTBからの書類一式の中にあったのですが、それは後で嫁さんに指摘されました。一回書き損じながらもカードに記入。そして嫁さんにやっておけ、と言われた「外国製品持ち出し届」をしに税関へ行きます。普段は安物しかしませんが、今回は婚約指輪のお返しにもらった新品のEBELの時計をしていますから。後で考えると、そんな数百万もするものではないので実はこの届けは必要なかったのではないかと思われます。

そしてカウンターの列に並びます。審査自体は早いので列はまずまずのスピードで進みますが、前には20人くらい並んでいます。既に時刻は20時近いです。嫁さんから携帯に電話が入って、彼女は北側のゲートをくぐったようですが、同じように列に並んでいるようです。

そして審査を終えて搭乗口に向かおうとすると再び嫁さんから電話。ちょうど審査を終えたようで、落ち合うことが出来ました。ここで生き別れになってはシャレになりません。免税店で買い物をしている時間はなくなったので、お土産はシドニーで買うことになりました。

20時を少し回ったところで搭乗口へ。既に搭乗は始まっているようですが、またも結構列が出来ていたので、お互いトイレを済ませると列も解消していてすぐに搭乗出来ました。席はエコノミークラスの真ん中くらいです。客席乗務員には日本人はいないようですが、日本語を話すスタッフはいるようです。

20時半、席はほぼ満席で広いスペースへの移動は無理そうです。なかなかドアクローズにならないな、と思っていると出国カウンターの混雑のため、出発時間がやや遅れるとアナウンスがあります。結局15分ほど遅れて飛行機は動き出しました。滑走路はなかなか遠いようで結局離陸したのは21時をかなり回っていたように思います。ベルトサインが消えてやっと我々2人はほっと一息ついた、という感じでした。

シドニー到着は現地時間で朝の8時頃。夏時間ということで時差は2時間。約9時間のフライトです。
チキンとビーフのチョイスで機内食が配られますが、は我々のところにきたときにはもうチキンは品切れ。チキンがよかった嫁さんは「何でなのよ」と、暴れそうでしたが、お酒を飲んだら気が紛れたようです。ビーフテリヤキの食事は可もなく不可もないという感じですが、ビールはおかわりももらって満腹です。コーヒーサービスの後は映画も上映されましたが面白くないものだったので、そのまま就寝。Zzzzzz。

11月26日

しかし、カンタスのこの飛行機はシートがよくありません。寝心地が非常に悪く、30分おきに身体が痛くなって目が覚めるということを繰り返します。嫁さんも同じ感じで寝苦しさが伝わってきます。

朝5時には起こされ(日本時間では3時過ぎ、まぁ5時出船の釣り船に乗るようなもんですね)朝食です。確かオムレツだったと思います。嫁さんはあまり食欲がなかったようですが、寝苦しいながらの睡眠をとった私はだいぶ元気を取り戻しました。そして定刻通り飛行機はシドニー国際空港に到着しました。

入国審査も税関も問題なく通過し、ゲートを出るとJTBの現地係員の東洋系の女性が待っていました。このツアーにはもう一組のカップルがいるそうで、その人達を待ちます。その間に私はすぐそこにある両替所へ両替に。3万円分を豪州ドルに両替します。レートは1ドル65円程度。シドニー五輪あたりから急速に進んだ豪州ドル安のおかげで、この旅行中の出費はかなり押さえられそうです。何故こんなに現金が必要だったかというと、今回の旅行中にお世話になる「富士丸フィッシング」さんへの支払いが現金のみ可能だからなのです。

この間に嫁さん持参のDDIグローバルパスポートサービスの携帯をテスト。設定を変えて日本の嫁さんの自宅に電話。おぉ、本当に通じるぞ。料金は高いがこの豪州でも携帯通話が可能というわけなのです。ちなみにこの携帯は義父のものでした。

もう一組のカップルと合流。そのまま添乗員さんに連れられて国内線乗り継ぎです。途中、空港内にマクドナルドを発見。でもメニューを見ている暇なく、ずんずん進むと、バス乗り場に出ます。このバスで国内線乗り場に移動するようです。座席がほぼ埋まったところで出発。5分ほど走って飛行機整備場の横を通って降車場に到着。そしてそのままチェックインし、空港内へ。両替所の割引券などを受け取って一時解散。出発までの2時間は自由行動です。

昨晩からの疲れがたまる我々はとりあえずイスに座って休憩。ぼーっとします。それにも飽きてお土産店などを探検。本屋で当地の釣り雑誌(釣り針の付録付き)を買ったり、豪州バージョンのプリクラで遊んだりして、搭乗30分前には搭乗口へ。ここにはクリスマスツリーが飾ってあります。夏のクリスマスのせいか、空港内のツリーは緑の葉が茂った木に紫の玉がぶら下がっている程度のシンプルなものです。ここで記念撮影したり、雑誌を読んでいるうちに搭乗時間になりました。間際にやってきた添乗員さんに軽く挨拶をして飛行機に乗り込みます。

この国内線も同じくカンタス航空。南の島に行く人で飛行機はほぼ満席です。予定飛行時間は3時間。そろそろさすがの我々も疲労がピークに達してきて、会話する元気もなくなってきました。離陸後、しばらくしてバターロールのサンドイッチを中心にした軽い食事が配られましたが、これが美味しくありません。貧乏性の私は塩で味を調整し全部食べてしまいましたが、嫁さんは半分くらい残してまた眠りに落ちました。

私は食事を済ませると逆に目がさえてしまい、ガイドブックなどを読みあさっているうちにそろそろ着陸となりました。外を見ると辺り一面は雲。グレートバリアリーフといえば晴れ渡った空に青い海、かと思いましたが、海はなかなか見えてきません。そしていつの間にか着地。相当深い雲に島は覆われているようです。

飛行機からはタラップで降りて空港内を50m歩いてほど歩いて施設に向かいます。風が強く吹き夏の服装では少し肌寒い感じです。う〜む、おかしいなあ。ここは本当にハミルトン島か?

空港施設を抜けると、JTBのボードをもったお姉さんがいます。お待ちしてました、ということで無事現地添乗員に合うことが出来ました。飛行機に積んだ荷物はホテルに部屋まで届けてくれるそうです。先ほどの日本人カップルと一緒にマイクロバスに乗って今回利用のホテル「ハミルトンタワー」に向かいます。この添乗員のセーラさんは日本語ネイティブのようで、この天気はいつからか、と聞くと、今日はたまたま風が強くて曇っているだけです、とのこと。ま、どうせ今日は疲れて寝るだけだろうからいいけどね。

5分も走るとホテルです。それでも島の裏側に回ったようで、島の大きさがここで分かりました。セーラさんがそのままフロントに入ってチェックインをしてくれます。そして鍵をもらって部屋に向かいます。エレベータは展望タイプのもので、なるほど、曇っています。11階で降りると廊下は外に直接面しています。ちょっとしたマンションのような作りです。ドアもマンションのような感じ。とてもホテルのようには思えない作りに夫婦で驚きました。

部屋に入ると、なんと床が絨毯張りではなくて、総石張りです。ビーチが目の前のホテルで、砂などの掃除の手間を考えてのことなのでしょうただ、部屋は非常に広くて20畳はあるでしょうか。オーシャンビューのバルコニーも6畳分くらい。バスルームも8畳分はあります。ダブルサイズのベッドが2つ入ってツイン。ほかにテーブルとソファーなど一般的はホテルに備品が置いてあっても相当広く、なかなか素晴らしい作りです。

バルコニーには窓を開けておかないように、という注意書きがあります。白いオウムがこの島にはたくさん野生していて、このオウムが洗濯物などを持っていってしまうそうです。すると、本当に窓際にその白いオウムがやってきました。人になれているのか、かなり近づいても逃げません。このオウムに餌をやってはいけない、ということもこの島の決まりのようです。ちなみにこのオーム、日本では40万円ほどで売られていました。

なんだかんだ言ってもう夕方近くです。とりあえず結婚式と旅の汗をシャワーで流します。さっぱりしたところでホテル近くを散歩。明日以降の行動予定をたてるための情報収集活動を行います。そしてホテルに戻って、明日の予定を協議。周辺の島にある「ホワイトヘブンビーチ」に行くツアーに乗ることにしました。疲れた身体にむち打って、ホテル1階のツアーデスクに予約に向かいます。本当はフロート付きのプロペラ機で行くツアーがよかったのですがあいにく満席。なので普通の双胴船で行くツアーを予約しました。そして部屋に戻って夕食のために近くの良さげなカジュアルレストランを予約します。JTBからもらったガイドブックの「レストランの予約の仕方」そのままにやってみるとあっさり予約が出来ました。

日本から持ってきたノートパソコンも無事接続出来、メールのチェックなどをしているうちに19時の夕食の時間 になったのでレストランに出かけます。

ホテルから徒歩5分くらいの海沿いのレストランはガラガラです。が、ホールのウエイターも3人程度しかいませんので、あまり一度にお客をいれると回らなくなってしまうのでしょう。メニューをもらってとりあえずビールをもらいます。Would you like Japanese menu ?と言われた(気がした)ので日本語メニューをもらいます。またテーブル担当になったお兄ちゃんも片言ながら日本語が出来るようでオーダーは無事終了。タスマニア産の牡蛎やサーモン、それにカンガルーに白ワインなどを頂き、90分ほどで食事を済ませました。周りには数組の日本人カップルもいたりして、やはり日本人に人気の島のようです。

11月27日

この島内での買い物や飲食は全てルームチャージ可能ということで、支払いもルームキーを提示し伝票にサインするだけで済みます。極端な話、島内滞在中は財布は金庫にずっといれておいても問題はありません。狭い島のため治安の心配は不要でのんびり出来るところのようです。昨晩は旅の疲れとワインの酔いで熟睡したせいか、朝は6時頃にすっきりと起床。シャワーを浴びて、朝食は1Fのカフェのビュッフェにすることにしました。室内と屋外、どちらの席が良いか、と聞かれたます。昨日とは違い天気が良いので屋外のテラス席に座ることにしました。ところが、このカフェの朝食は今ひとつで、高い割に満足度不十分です。おまけに、これまたこの島にいっぱいいるアブのような虫(毒や針はないらしい)に足をチクリと噛まれたりと、朝からツイていません。

気を取り直して出かけます。今日は昨日予約したホワイトヘブンビーチへの半日ツアーです。水着とビーチタオルを持参するように、というツアーなのでもちろん海水浴も可能です。格好は短パンにTシャツ。それに釣り用のビーチサンダルです。

ハーバーは島の反対側にあります。ここで活躍するのがレンタルバギーです。JTBのツアー客にはこのレンタルバギーの無料券がついていて、これを持って徒歩3分ほどの貸し出し所へ行きます。一応自動車免許証が必要ということなので、ちゃんと今日は免許を持参。カウンターで必要書類に記入していると「メキョ、メキョ」と意味不明なことを受付のおばさんが連呼するので何かな?と思ったのですが何のことはない、免許証のことでした。そして外へ出てバギーを借りますが、最初に簡単な説明を英語で受けます。が、何故かエンジンがかかりません。説明のおばさんは慌てて他のバギーのキーを持ってきてエンジンをかけます。「ダイジョブ、ダイジョブ」少し日本語がお出来になるようです。軽くブレーキ、アクセル、ハンドル、そしてエンジンスタート、ストップの説明して「あとはここに書いてあるから」と指さしたところにはちゃんと日本語の操作説明が。

さぁ、ハーバーに向かって出発です。バギーはゴルフ場のバギーのよく似ていて(と嫁さんが言っていた)操作も簡単。結構スピードも出ます。曲がる時には腕を出して合図したり。なかなか面白いです。もちろん運転手は私なわけです。

丘を一つ越えるとすぐにハーバーです。まだ乗船には少し時間があるので、ハーバー近くにバギーを止めてお散歩です。洋服屋やスーパー、土産物屋などを見て回っているうちに乗船時間が近づいたのでハーバーへ戻ります。よくみると掲示板みたいなものがあり「Raugh」の文字が。これって「シケ」ってことか?そういえば、結構風が強い。ここまで来てシケにたたられるのであろうか。

日焼け止めなどを塗っているうちに大きな船が桟橋に付けられた。おぉ、あの船か。あれなら双胴船(カタマランと言うらしい)だし揺れないな、と言いつつ乗船者の列が出来たので並ぶ。もぎりのお姉ちゃんにチケットの半券をカットしてもらい乗船。せっかくなのでキャビン内ではなくデッキの席を確保。日本人も何人かいるし、日本人スタッフのお姉ちゃんもいる。白人のお姉ちゃんとお兄ちゃんのグループは既に水着で日焼けして真っ赤で痛々しいくらいです。

なんてことを言っているうちに河岸払い、ならぬ出港となりました。凪の海を進み遠目に宿泊先のホテルなどを眺めつつしばらくすると外海へ。と、途端に海が悪くなります。風も強くなり、船がバウンドすると飛沫が飛んできて乗客から軽い悲鳴があがります。大きな船ですから確かにそんなに揺れませんがそれでも何人かは青い顔になっていたようです。

てなうちに40分ほどでビーチ沖に到着したようです。船は沖に停泊し、そこからビーチまでは渡し船が出るようです。ビーチに降りる前に船内でバイキング形式の昼食が出ます。サラダやパサパサのローストビーフや固そうなフルーツなどが盛られていますがやはり旨そうには見えません。日本人向けなのか、ジャーに白米、それにインスタントの味噌汁なども用意されていたので、私はライスに薄切りローストビーフを添えて、それに醤油をかけ、そして味噌汁というなんだかよく分からない日本食をアレンジ。ちなみに、乗客の中で味噌汁を選択したのは私だけのようでした。更に日本茶などももらってしまいました。あ、ビールもね。ビールは1本100円ちょっと。安いがそれほど美味しくはないのだ。

そして「ハシケ船」に乗ってビーチへ。その名のとおりビーチは砂が真っ白ですごく綺麗です。海も綺麗だし、空は雲が多いけど晴れ渡っています。無料で借りられる簡易テントを借り、それを砂浜に組み立てて本拠地とします。このビーチもアブのような虫が多く、人肌を感じてか結構寄ってきます。周りでも虫を追い払う光景が多数見られます。寝そべっていると時々この虫に噛まれてチクリと来ますが、害にならないことは段々と分かってきましたので、あまり気にならなくなってきました。

ビーチには監視員のようなお姉さんがいてテントやビーチボール、フリスビーなどの貸し出しを行っています。大きなクーラーもあってその中にはビールが。せっかくなのでビールを2本買い込んで嫁さんと乾杯。少しぬるいビールでしたが、このぬけるように綺麗なビーチに海、それに空の下で飲むので旨かった(ような気がします)。

ビーチで遊んでいると2時間などあっという間です。テントを片づけてハシケ船乗り場に向かいます。徐々に人が集まってきてもとの船に戻っていきます。乗船人数を確認してハミルトン島へ帰ります。帰りは冷房の効いた快適な船室でのんびりです。周りの人も遊び疲れでウトウトしている人が多いです。そして、外洋のシケも相変わらず。船室にはエチケット袋(いわゆるゲロ袋)が配られたほどです。

幸い我々は船酔いすることもなく無事帰港。バギーでホテルに戻りました。部屋に戻って今晩の夕食のお店を予約するわけですが、目当てのお店はみんないっぱい。仕方ないので予約不要のピザハウスに早めに出かけることにしました。

このお店ではサンセットの風景を楽しみながらビールとサラダ、それにピザでお腹を満たし、帰りに酒屋でスパークリングワインを買って帰ります。部屋に戻ってもう一杯、と行きたいところでしたが、シャワーをすませた嫁さんはベッドに倒れ込むともう起きてきません。結局そのあまりおいしくないワインは私は半分くらいあけてその晩はおやすみなさい、ということになりました。

11月28日

そして翌朝、今日はシドニーへ戻る日です。10時までに荷造りしておかなくてはいけませんので、まずは荷物をまとめます。そしてチェックアウトに向かいます。ネット接続に使った電話代は思ったよりもかかってしまいましたが、つつがなくチェックアウトも終わり、手荷物の一部もクロークに預けて午前中は最後のハミルトン島を楽しみます。

今日はハミルトン島の山頂の方にある動物園「フォーナ・パーク」に行きます。バギーは今日の朝でレンタル期間が切れてしまいますが、追加料金を払って延長してもらいました。この動物園は島の山頂付近にあるので、ずっと上り勾配を登っていきます。

なかなかの眺めを堪能しつつ動物園付近に着きますが、まだ開園時間前です。なので近くの展望台で時間をつぶしているとあやしい男が近づいてきます。写真を撮らせてくれ、気に入ったら買ってくれればいい、ということなので写真を撮ってもらい、ついでに我々のフィルムカメラとデジカメのシャッターも押してもらいました。写真はハーバー近くのお店に昼前に貼っておくから見に来てくれということでした。

さて、この動物園ですが、ワニの餌付けショーが見物らしく、確かに大きなワニに肉を餌付けするところは物珍しかったですが、まぁ一度見ればいいかなって感じです。嫁さんはウォンバットを見ることが出来て大喜びでした。

2時間ほどで動物園を後にして、ホテルへ戻ります。途中、写真屋に寄ってみましたが、あまり写りは良くなかったので買いませんでした。そして、少し土産物を物色したあと、バギーを返却しホテルに戻り荷物をクロークから出してピックアップを待ちます。

帰りはセーラさんがエスティマを運転してくれてピックアップ。空港に到着すると、チェックインの面倒まで見てくれてセーラさんとはお別れとなりました。フライトまでまだ1時間半くらいありますが、特にやることもないので、搭乗口をくぐり、飛行機の到着を待ちます。

シドニー行きの飛行機はこれまた満員。我々は何故か親子連ればかりが固まっている後部座席の、これまた一番後ろの座席でした。嫁さんが割とボーイッシュな格好をしていたので、きっとチェックインカウンターのおばちゃんが我々を親子だと勘違いしたのでしょう。まぁ、嫁さんは「そんなはずはない」と否定していましたが。
そして相変わらずまずい軽食をたいらげ、3時間後にはシドニー到着。添乗員はオリエンタルな男性です。今日の添乗対象は我々だけのようで、これまたエスティマも2人乗っかって滞在先の「ルネッサンスシドニー」ホテルへ向かいます。途中、JTBのツアーデスクに立ち寄り、簡単なシドニー紹介ビデオなど見させられて、ランチクーポンなどを受け取ります。ちなみにこのツアーデスクのすぐ横はセガワールドだったのですが、つい先日つぶれてしまったのだそうです。

シドニーでの4日間のうち2日間は釣りの予定。最終日は飛行機の時間(22時半頃)までは時間があったので、この日の観光としてシドニー水族館の入場券を購入。嫁さんとの(釣り以外の)初デートは実は品川水族館。日本にいても豪州にいてもやることは一緒だったりするのだ。
その後、ホテルへ送ってもらい、チェックインを済ませ(既にJTBの人が済ませていたので、キーを受け取るだけだったが)、部屋へ。部屋はオーシャンビューという訳ではないが、オペラハウスも見えるし、窓からの景観はまずまず。

一息ついてから今日の夕食の相談。やはりオージービーフは押さえて置かなくてはということで、徒歩10分のWestinHotel地下のステーキハウスに電話。何とか言葉も通じて予約完了。更に一寝入りしてから出発。

ステーキハウスは実はガラガラ。まずはシャンパンで乾杯し、ステーキと赤ワインをオーダー。ステーキは最低でも300gなので、これを2人でシェアしてもいいかとたずねると構わないということなので、Tボーンステーキと前菜を注文。ステーキは歯ごたえがありまずまず。食後にデザートも頂いて、しめて2人で12000円程度とかなりお得。


そしてこの日は翌日の釣りに備えて、早めに就寝しました。

つづく

続きが読みたいと思った人はメール下さい