一時はシマアジ入れ食い、新島遠征

シマアジ大漁!


  1. 日時:2006年7月29日(土)
  2. 場所:新島沖
  3. 参加メンバー:鯛介、にゃおちゃん、K師匠他6名仕立て
  4. 時間:午前5時30分〜午後1時30分頃
  5. 潮時:小潮


釣行記

約2ヶ月ぶりの釣りである。息子の雄鯛、娘の姫とも風邪をひいたり、中耳炎になったり、嫁さんまで熱出したり、と家族で平日、休日を問わず病院通いの日々が続き、週末に釣りに行けるような状況ではなかったのだ。

今回の釣りはだいぶ前から企画された仕立て船。6月の頭にシケでキャンセルになった新島釣行のリベンジである。狙いはシマアジ、ハタ。私は裏本命アカハタである。ちょうど2、3日前からシマアジの模様が出始めたが、自分達が釣行する日には食いが収まっていたことがほとんどであったので、今回もさほど期待はしなかった。

もう海水浴シーズンということもあり、往路の道路渋滞気になり、早めの9時半過ぎににゃおちゃんお迎え。途中、宇佐美で活きアジ買って下田へ。途中ノロノロ車にペース落ちるも、1時半に下田港着。ちょうど船が接岸したところであった。

ほどなくKさん達と同行のmamiさん一行が到着。とりあえず荷物を積み込んで、アジを生簀に入れる。総勢9名がキャビンに入ったところで新島に向けての出船となった。下田港から100分ほどで新島へ。あたりはまだ暗い中、ぼちぼちと準備開始。風が結構強く、ときおり突風が吹いている。大丈夫だろうか。

1時間ほど待機していると船長夫妻が到着。コマセと氷を積み込んで5時過ぎに出船。オキアミコマセは各自3枚必要とのこと。やはりシマアジ狙いだ。

釣り座は右舷ミヨシにKさん、2番からトモに女性4人(トモがにゃおちゃん)。私が左舷ミヨシ。港を出ると波、ウネリはさほどではないが風はやはり強い。



船長によれば、シマアジ喰ったのは昨日は9時頃で、まずは長めの仕掛けで五目(タイ、イサキ)やって時合待つ作戦とのこと。20分ほど走ってポイントに到着。指示ダナ30mでまずはコマセ五目で開始。ここでは私はハリス長10mのマダイ仕掛けでマダイ、イサキを狙うも、船中イサキが数尾あがった程度。何度か潮周りしたが、強い風にポイント移動が難儀する。底は平場のようで、切り身餌のカサゴ(アカハタ)仕掛けも下ろしてみたが、魚の反応なし。

8時頃までこの近辺で続けて、「2mの仕掛けにして」と船長指示とともに早島へ。シマアジ狙いだ。この頃には風も止み、日も照り付けて夏らしい釣りになってきた。



僚船が2隻ほど先行。この場所は毎度シマアジ狙うも、つれた試しがないところ。狭いポイントに船が密集して攻めるようだ。仕掛けはシマアジ用、8号2m、3本針ウイリー仕掛けに交換。クッションも短くした。

船長からは底から3m指示。底からコマセつつタナで待っていると、Kさんにいきなり喰った。これは本命だぁ〜と雄たけびでシマアジが上がる。しかもダブル。右舷は皆当たったようだ。ということでタモ係りで私が活躍。Kさんのタモドリから戻ると、今度は自分の竿先が突っ込んで行くのが見える。「食った〜」と竿を取って引きを確認した、巻き上げようとした瞬間にバラシ。タモ取りなどしている場合ではなかったか・・・。

この後は流し変えのたびに誰かにアタる。特に右舷は好調。左舷はポツポツで、右舷のタモ取りに翻弄される。私にもやっとアタリが到来するもこれも口切れバラし。更に良いアタリがあり、これは3kg級か?と思ったら1mのサメ・・・。

Kさん5枚くらい釣った様子。ゴールデンタイムはまだ続いていたが、私は最初から数えて3バラシとサメのみで本命がクーラーに入らない。焦る。

4度目の正直、ややドラグ緩めの慎重なやりとりやっと1枚、1kg級。この1尾は、ほとんどの人がヤリトリ中だったので、タモ間に合わずイチかバチかでごぼう抜きにしたもの。新島での初シマアジにしばし感動。



潮は左舷ミヨシから右舷トモに向かって濁りトロトロの状態。1流し2〜3回投入が可能。私は、船中最初にコマセをふるとアタることがあるが、それを逃すとアタリが遠い。コマセを振ると右舷から「食った〜」の声が聞こえるくらい。最潮上状態に大苦戦だ。

右舷のmamiさん、魚が暴れた拍子にウイリーが膝に刺さってしまい大騒ぎに。隣のKさんもヤリトリ中。とりあえず仕掛けを切って針だけにするようにアドバイス。あとはKさんが面倒みるとのことで席に戻る。無事針は悲鳴と共に抜けたようだ。青物入れ食いでアドレナリン噴出するので、あまり痛みは感じないかもなぁ。。

この頃から潮が速くなり船長からは根掛かり注意指令。この頃から左舷も含め、均等にアタリが出始める。やっと左舷にもチャンスが出てきた。Kさんの仕掛けなど見ていると、どうも白ウイリーで、スキン巻き、針小さめが良さそう。私もハリス6号で小さめの針で作った外房用シマアジ仕掛けに交換。

タナは底付近より、4,5m上の20m前後の様子。右舷では海面近くまでシマアジが上ずった流しもあったようだ。そんなんでぽつぽつとシマアジ追加。私も1尾を追加。その魚体の大きさからは想像できない強い引きを堪能。いや、面白い。

さすがにだんだんと喰いが落ちてくる。僚船も置き竿の人が増えてきた。「終わってしまったか」と思っても、しつこく誘う人にはアタリが出る。なので私も気合で継続し追釣出来た。

途中1kg近い居着きと思われるイサキも結構釣れて来る。イサキは1kg級の居着きが喰うが、私には普通(と言っても35センチ)のサイズしか食ってこなかった。このイサキ、まだ抱卵中で水温の上がりが遅いことがうかがえる。確かに水が冷たい。今シーズンは水温低いか?

気が付くとシマアジは5尾。後半の食いが落ちた中、粘った成果である。最後の再度サメを掛けたが、まぁ、満足。船中釣果はKさん13尾、トモ2番の女性(市販仕掛け)も12尾。船中57尾。右舷38尾、左舷19尾と明暗が分かれた。

釣り座別釣果はおそらくこんな感じ。賞味3時間のシマアジ狙いの釣果である。

    13  6  5  12  3
ミヨシ<−−−−−−−−−−−トモ
    5   4   5   5

11時頃に、ハタ場100mダチへ40分かけて移動。その後モロコ場に行くと船長。この100mダチではアジ泳がせでやってみるも、潮型無茶苦茶で釣りにならず1投入で移動。切り身餌でカサゴを狙った人にはアヤメとウツボがきた。



20分ほど移動して、40mダチのモロコ、五目場。アジ泳がせはヒラメが期待できる程度とみて、私は切り身餌のカサゴ(アカハタ)仕掛けでやるもには反応なし。仕方なく平目の可能性にかけてアジを泳がせる。アタリ遠く、睡魔が襲ってくるコマセの人にはイサキが上がったようだ。
ふと気が付くと、Kさんやりとり開始。「それ、モロコだろう!」と船長。そしてぼこっと浮いたのは久しぶりに見る大型の37kgのモロコ。船中ギャフを探して回って2人掛かりで船中に取り込む。これを見届けた1時半に終了となった。


<釣果>
シマアジ 1kg級 5尾
イサキ 35センチ 1尾
ムロアジ 40センチ 1尾
サバ 数尾

一旦港に帰港。道具の片づけ、氷の補充、精算を済ませ、15時前、新島出船。復路も順調で16時半下田着。河津の温泉寄って、目立った渋滞無く帰宅。 島モノなので心配したシマアジは脂のりのり、無茶苦茶旨かった。

海況図を確認すると、新島周り水温はちょうど釣行の頃に22度。真夏にしては低い数値。この日から1週間ほどは新島のシマアジは爆釣。やはりこの水温、潮のおかげだったのか?


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