祝い鯛ゲット!土肥沖マダイ

久々の良型!


  1. 日時:2006年5月17日(水)
  2. 場所:田子島〜宇久須〜土肥沖
  3. 参加メンバー:鯛介
  4. 時間:午前7時00分〜午後2時30分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

[船宿] 土肥港 とび島丸
[釣り座] 左舷ミヨシ2番(乗船15名)
[道具] 竿 G-Team Madai、
    リール 電動丸300H
    ライン PE4号 200m
[仕掛け]
    ハリス3.5号3ヒロ+6号7ヒロ(サルカンテーパー)、サニーカゴLサイズ80号
[出発時間] 2時00分
[港到着時間] 5時00分
[出船時間] 6時30分
[帰港時間] 15時00分
[餌]オキアミ
[乗船料] 13000円(コマセ(オキアミ、アミのMIX)、オキアミ付け餌、氷付き)

久しぶりに平日休みを取って釣りに行けそうな気配になった。釣りモノにはいろいろ迷ったが、今年2月に生まれた我が家の七海(なつみ)姫のための祝い鯛を釣っていない。上の子の雄鯛が生まれたときは、運良く土肥沖で4.8kgをゲット。姫にも同じことをしてやらないと、と思うのは自然な親心。ということでマダイ釣りに的を絞る。

しかし、どこもマダイの釣況は芳しくない。その中でも最近までのっこみの状況がよかった田子島沖を攻めているとび島に注目。この船宿と、今年新造船を進水させた健司船長であれば、釣れる気がしてしようがない。きっと釣れる、と信じて予約の電話をいれた。

準備をして自宅を出たのは午前1時半頃。途中の釣具屋は全部閉まっていたが、家の冷凍庫にオキアミの付け餌が1パックあったのでこれを持参。追加コマセは船宿で調達すればよい。

港には4時過ぎに到着。氷庫は空いていたので砕氷を詰め、仮眠のあと、早めに岸壁へ。5時半過ぎに船長到着。岸壁にも人が多いし、トラックの荷台にもコマセバケツが多い。なんと平日にも関わらず15名乗船だそうだ。

船長指定の釣り座は左舷ミヨシ2番。新造船の第18とび島丸は、銭洲遠征仕様の大型船。釣り座も広く、片舷8名でも余裕のスペースを確保でき、船縁に海水流水用の溝を設け、ハリスが絡まないようにするなどの工夫が凝らしてある。

コマセも配られ、皆の準備が整ったところで5時20分に出船。船長指示は「ガンダマ、10ピロ」。サバ多いから、とのこと。そこで、仕掛けは針も大きめ、重めのマダイ11号を選択。ハリスはテーパー、6号7ヒロ、3.5号3ヒロとした。船長指示は4号だったが。もちろん探見丸も装着する。

凪の海は30分ほどで田子島沖に到着。土肥港の僚船が見える中、7時に開始となった。指示ダナより15mおとし、コマセながらタナに合わせるスタイル。早めに針をタナに送り込むため、餌のオキアミの2尾付けとした。

1流し目、隣の左ミヨシにアタリ。キロ級があがる。「左舷チャンス」と船長、緊張して竿を構えるもアタリなし。潮周りで仕掛けを回収すると、コマセカゴの頭に針が引っかかってしまっていた。残念。次の流しでは右舷でも上がった様子。

7時40分、3m落とし込みの指示があり、ゆっくりと道糸を引き出してタナに合わせると、竿先にアタリ。ギュンと突っ込んだところで竿を立てる。確かな手ごたえ。この竿でコマセダイにのぞむようになってから、あわせた直後にバレることが多かったので、結構緊張。そのまま竿をためると結構強い引き。良い方のようだ。同時に右舷でも2名がヒット。

途中、結構な重量感で、必要以上に慎重になったせいか、右舷の2名が先に上がる。「上甲さん、まだやってんの?大丈夫?」と船長に冷やかされる中、やっと仕掛けが上がってきた。ハリスを手繰るって海面に姿を現したのは、綺麗な色の良型マダイ。無事タモに収まったのは後検量3.6kgのメス。いやぁ、久しぶりの感動の1枚。



早くこの感動を伝えたくて、デジカメやら携帯やらで写真撮影。そんなことをしている間に流し替えになり慌てて仕掛けを整備。すると、次の流しでは投入時に仕掛けをを絡めてしまいお休みに。「デジカメで遊んでいるからだよ」と船長に冷やかされるが、笑顔で応える余裕がある。開始早々に良型の顔を見ることが出来て、いや、今日はラッキーだ。

この後も流しの度に、型は今ひとつなものの、誰かしらにアタリが出る。探見丸の反応を見ても、マダイが浮き上がる様がよく写っている。指示タナは流しによって結構マチマチ。底ギリギリのときも、10m浮かせているときもある。船長がそのポイントへの攻め方に応じてやり分けているのだ。で、しばらくやっているとサバが回ってくるというのは船長の注意どおり。なので、遅れて投入することはサバを呼ぶことになり、ご法度なのだ。



最初こそ左舷ミヨシ寄りがよかったが、この後は右舷がよく喰った。ミヨシが良いようだが、胴の間の釣り人も好調。魚探に写る反応の強さで、左右、ミヨシのどのへんに魚がいるのか、ということも、船長は分かっているようだ。

8時30分頃、同じく落とし込みで0.8kgをゲット。

9時半にはやはり、落とし込みで1.0kg。潮は薄濁りでやや流れが速い程度。絶好調である。



この後も、流しの度に誰かにあたっている、という状況が続く。割と釣り座に偏ることなく満遍なくアタっている感じ。一方で僚船はまだ船中ボウズという。不思議だ・・・。

この後、私は中だるみ状態であったが、12時頃、投入しコマセ振った直後に当たって 0.4kg。

この後、既定時間となり船は宇久須沖へ。この時点で船長が速報掲示板にUPした速報は「土肥沖〜西伊豆沖マダイ3、5kg級頭で船中32枚頭5枚バラシ有り!」すばらしい。

 とびしま丸HPより

宇久須沖に戻った直後はよくアタるのでこれまた緊張して竿先を見つめるもアタリなし。1時頃、指示ダナ10m台の浅場へ移動。ここは「メジナの巣」のようで、強烈なアタリと引きで各人にメジナがあたる。私も1.0kg、一際強く引きで1.6kg、その後1.0kg(リリース)と立て続けにゲット。合間に右舷胴の間でキロ級マダイもあがったようだ。左舷ミヨシの人だけは何故かイサキが釣れ、船長の茶々がが入る。



午後の時点で左舷胴の間2名ボウズだったが、そのうちの1名(おそらくとび島丸初乗船)はキロ級釣ってボウズ脱出。「今日は選手がいいなあ」と船長もご機嫌。マイクを通して流れる声、言葉とも非常に楽しそうである。

1時半頃、リリースサイズの0.3kgをゲット。早く巻き上げすぎてしまい、瀕死状態だったので仕方なく確保。これで5尾。数の記録更新である。



終了間際は、土肥の真沖で大型狙い。しかし、潮が全く流れず、しばらく我慢したが状況変わらずアタリなし。15時に終了となった。

<釣果>
マダイ 5枚(3.65、1.0、0.8、0.4、0.3kg)
メジナ 3枚(1.6、1.0×2kg)



ボウズは15名中1名のみ。5枚が2名。ボウズは船長のアナウンス守らずガンダマ付けていなかったそうだ。私は0.3kgと0.4kgは検量対象外で船宿記録上は3枚であった。

 とびしま丸HPより

私の釣ったマダイがこの日の最大サイズ、ということで竿頭。生後3ヶ月の我が姫の現在体重には及ばないが、産まれた時の体重はクリア。雄鯛の時と同じく祝い鯛を我が子に献上できたことはこの上ない喜びであった。



下船後、進水祝いの日本酒を献上。今年は超大型は出ないが、そこそこの型がロングラン、とのこと。そのとおりになり、土肥の乗っこみマダイは6月まで続いたのであった。


釣行記集へ