前日までは・・・小湊沖ヤリイカ

お化けですね・・・


  1. 日時:2006年2月17日(金)
  2. 場所:小湊沖
  3. 参加メンバー:鯛介
  4. 時間:午前6時15分〜午前11時40分頃(実釣)
  5. 潮時:中潮


釣行記

[船宿] 小湊港 鯛丸
[釣り座] 右舷胴の間(乗船7名)
[道具] 竿 スラッシュヤリイカ240、
    リール シーボーグ300
    ライン PE6号 300m
[仕掛け]
    ハリス3号、幹糸5号、ヤマシタの市販仕掛け、錘150号
    カラフル針、たまご針、赤帽白、等
[出発時間] 2時00分
[港到着時間] 4時10分
[出船時間] 6時00分
[帰港時間] 12時00分
[餌]サバ短(根魚向け)
[乗船料] 10000円(氷付き)

無事、第二子が産まれた2月5日。その週は会社を休んで雄鯛の面倒やら何やら、ゆったりと、でもそれなりに忙しく過ごした。週明けに会社に出てみても、さほど仕事は盛り上がっておらず、早帰りが出来る状況が続いた。そこで「休みが取れたら釣りに行ってもよい」と嫁さんが言っていたのを思い出し、急遽、振休を取得し釣りに行くことにした。

マダイの確率の良い釣り場、というのがあれば一番良かったのだが、あいにく今シーズンは数年ぶりの低水温なので、どこもマダイは不調。勝浦の寒イサキとか、洲崎のオニカサゴの夢もう一度とか考えたが、ちょうど調子が上向いてきたヤリイカに絞ることにした。

白浜沖、それに天津沖の両場所でヤリイカの好釣果が報告されたいた。前者ならば勝山港や乙浜港、後者であれば小湊や松部の船宿を選択することになる。ただし、勝山港から白浜は遠いし、乙浜港も遠いイメージ。そこで天津沖に的を絞り、終日ヤリイカ狙いをしている鯛丸屋に行くことにした。

自宅を2時頃に出発、小湊港には4時頃到着。しばし仮眠し、5時過ぎに船宿に。今日は3人グループを含む乗船7名とのこと。抽選で私は右舷3名のうちの胴の間に。昨日もヤリイカ船に乗ったらしい常連さんの話では、昨日はイカの乗り良く掛かりも良かった、とのこと。時間までやっていれば束釣りだった、とのこと(9時半頃に雨がイヤで早上がりしたそうだ)。

桟橋に行き、ぼちぼちと準備。定刻の6時に出船。海は凪ぎ、予報では止むはずの小雨が降ったままであるが、釣りをするには問題なさそうだ。



ものの15分で釣り場に到着。僚船は5,6隻。皆、小湊船籍で、その中に和八丸の2号船が1隻混じっていた。用意した仕掛けは旧モデル角の市販仕掛けの6本角。サバが心配なので、最初は無難な仕掛けで行くことが多いのだ。

しばし反応を探ったあとに「どうぞ」の合図で開始。錘を投げるとするすると真下に仕掛けが吸い込まれていく。潮は流れていなそうだ。約150mで着底、その直後の乗りはない。なにせ3年ぶりのヤリイカ釣り。こんなに竿振るのが大変だったかなぁ、と思う。好みで2.4mの竿を使っているが、そろそろ考え直す頃かもしれない。



15分ほどの1流し目はアタリなし。反応を探った次も、そのまた次もアタリなし。イカはお化け、という言葉は何度も読み聞きしているし、昨日までは・・・という目にも何度も遭っている。今日もその目に遭うことになるのだろうか。

7時半、トモで「乗った」との声。直後私の竿にアタリをキャッチ。小型のヤリイカがやっと釣れてきた。少し後に同型を1つ追加するも後が続かず。落とし込みや誘いのパターンをいくつか変えてみても状況には変化なし。

イカは今日はだめかな、と思い、仕掛けの一番下の錘連結スナップから、40センチほどのハリスを出し、持参のサバ短を付ける。あわよくばオニカサゴ、という算段だ。しかし、この「スケベ針」には小型ノドグロが喰ってくるか、必ず餌を盗られていた。とりあえず魚の気配はありそうなので、この針は付け続けた。この後、我慢の時間が2時間ほど続いた。

だいぶ仕掛けが撚れてきたので、気分を変えて仕掛け交換。たまご針6本角仕掛けに。何度かオマツリもあったので、中錘もはずすことにした。

今度はサバが掛かってきた。サバはやっかりではあるが、これがいないようでは、イカも釣れない。少し状況が良く成りつつあるのかもしれない。

10時頃、潮周り直後の投入、着底と同時にアタリがあり、少しサイズアップしたヤリイカのダブルを達成。後は続かなかったが、しばらく流してからの潮周りの後には結構アタリが出るようになった。今度はトリプルを達成。良型のヤリイカも混じった。



11時頃、錘が底を打つ前に仕掛けが止められる感じ。そのまま落とし込み、着底で道糸を張るとかなりの重量感。そのまま10mほど手巻きで追い乗りを試みると、更に重量感が増した。落とし込みで乗ったときは数付くことが多いので、よっしゃ!と巻き上げにかかる。断続的な引きは多点掛けを暗示している。イカ釣りはこうでなきゃ、とややドラグを緩めながら思っていると、急に巻き上げ音が高くなった。あれ?バレたか?重量感もなくなったぞ。そして仕掛けを回収。なんと1番上の角に良型スルメが1つだけで、その下は幹糸切れ。痛恨の一撃である・・・。もしかしたらスルメの多点掛けだったかもしれないが・・・。



この後、結構良い引きで期待したら、スケベ針にまずまずの型の沖メバル。これは良い土産だ。



この後は、イカの良い群れにも当たらず、11時40分に終了となった。

<釣果>
ヤリイカ 胴長15〜25センチ 11尾
スルメ 胴長25センチ 1尾

釣れたヤリイカのうち5尾を活かして持ち帰り。ちゃんと帰宅後も活きており、活きヤリの刺身を家族で楽しむことが出来た。



結局この日は白浜沖のヤリイカが爆発。トップは軒並み70尾を超えていた。釣り場の選択を誤ったかなぁ、と思うが、これは結果論。この日以降、白浜沖は潮が速くなり釣果が落ち込んだが、今度は小湊の様子が良くなったりと、やはりイカの状況を読むのは難しい。特に今度は春の潮が房総沖に突っ込んでくるだろうし、更に「イカはお化け」という状況になるかもしれない・・・。


釣行記集へ