オーラスで何とか、弓ヶ浜沖五目釣り
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でかかった〜
- 日時:2005年9月17日(土)
- 場所:弓ヶ浜沖
- 参加メンバー:鯛介、塩じぃ
- 時間:午前6時00分〜午後12時30分頃
- 潮時:大潮
釣行記
[船宿] 弓ヶ浜 もき丸
[釣り座] 右舷トモ(乗船5名+助手)
[道具] 竿 銭洲スペシャル(オニ)、GTeamマダイ
リール 3000XH、600H、
ライン PE6号 300m、PE4号 200m
[仕掛け]
マダイ五目:ハリス4号7ヒロ、クッション2mm径1m、片天秤、サニービシビッグ100号
カサゴ:ハリス6〜8号 2m ムツ18号2本針、錘150号(吹き流し)
[出発時間] 自宅 12時30分
[港到着時間] 4時20分
[出船時間] 5時30分
[帰港時間] 13時00分
[餌]マダイ五目:オキアミ、カサゴ:サバ短
[乗船料] 13000円(氷、餌付き)今回は、雄鯛のこのシーズン最後の海遊びを兼ねて、塩じぃのところにお世話になることにした。アカムツでも、と思ったのだが、まだ良い釣果の情報もないこともあり、時折良型も出ているマダイと周年釣れるオニカサゴのリレーを選択。予約のなかった、もき丸に行くことにした。
●シケ・・・
当日はあいにくの予報。ナライが結構強くようで、港到着時に既に神子元で15m。沖のポイントは諦めざるを得ないだろう。
今日は船長と、帰ってきた息子の茂ちゃんが助手で乗船、2代目船長として修行中なのだ。釣り人は茂ちゃん入れて6名。私が右舷トモ、塩じぃが左舷トモ、シケ対策である。
やはり神子元沖のマダイ、オニカサゴは難しい、ということで、幾分風裏になる石廊崎沖でコマセ五目でキダイ、ムツ、イサキを狙った後、浅場のカサゴ狙い、ということになった。
定刻5時半に出船。一見、ナギの海に見えたが、ポイントに到着すると結構な北東風とウネリ。ハリスを風に飛ばされながらもなんとか準備、指示だな60mで開始となった。
潮型がかなり悪いようで、道糸を立てるために船長が必死に操船している様子が分かる。「一斉に投入するようにしてね」とアナウンスが流れる。2枚潮なのだ。
●サバサバサバ
まずは塩じぃが良型のイサキを上げる。そして懸念のサバが回ってきて仕掛けが降りなくなる。こまめに潮登りを繰り返す。左舷ではキダイも上がったが、目当てのマダイやクロムツからのアタリは皆無。後半の餌になるであろう鯖は十分な数を確保出来ているし、このコマセ釣りは9時頃にて終了。カサゴ釣りにリレーすることになった。
サバ餌は十分な量が。
この時点ではクーラーには鯖だけ。なんと悲しい結果であろうか・・・。
●カサゴへ
10分ほど移動して再開始。水深は70〜80mほど。やはり潮型悪く、仕掛けを落とすときも通過する水深によって糸が右に行ったり左に行ったり、と言った具合だ。
船中、アヤメカサゴがぽつぽつと上がる。私も根掛かりに手を焼きながらもカンコとアヤメのダブル達成。何とかまともな獲物をクーラーに収めることができホッとする。
●サメサメサメ
今後は小型のオニカサゴの一荷。そのうち一部は珍しいイズカサゴ。両方ともそっとリリースした。塩じぃはサメの猛攻に苦戦。私にも時折下品な引きでサメが掛かる。普段はオニの釣り場で掛かるサメだと思うのだが、だとすると、だいぶ底の潮は暗いということだろうか。
強風と悪い潮型にせいで、底を取りづらかったり、取れても誘いもままならな状態が続き、いつのまにやら時間は12時過ぎ。カサゴの赤でクーラーの中の彩りも良いのだが、型物はなく物足りない気分のまま、「この流しで上がります」の船長のアナウンスを聞く12時半前になった。
胴の間の人と修復不能のオマツリ。最後の一投なので竿を畳もうかとも思ったが、何となくバッカンを探ったらタコベイト付きのオニ仕掛けが目に付きこれを装着。
仕掛けを投入すると道糸が前方に払い出される感じで斜めに入る。底を取るためには結構糸を出さざるを得ない。辛うじて底を取ったら誘い上げる。この潮なので大きく誘わないと仕掛けも動かないだろう。
●オーラスの一発
誘い上げた竿に重量感。一呼吸おいて竿をあおって針掛かりを確認。巻き上げを開始。糸フケが完全に取れたのか、魚の引きがダイレクトに伝わる。ギュンギュンとひっぱるそれはサメに似ているが、そこまでの下品な鋭さでもない。でもかなりの重量感。思わずドラグを緩めるが、巻き上げるスプールがピキピキ言うくらいである。
「もしかしたら、良型のオニか、オニの一荷かも」と内心期待しつつ、でもサメかもしれないという不安から、一人黙々と竿を持ってゆっくりと魚との距離を縮めていく。
残り30mほどになっても引きは断続的に続く。でも、サメではなさそうだ。次第に期待が不安を上回っていき、口元が緩んでくる。でも顔はトモ方向にむけているせいか、誰も気が付かない。
●おぉ!
船尾から上がった仕掛けを取り込む。天秤を手に取ると海中にはオレンジ色の影、しめしめ。ここで塩じぃも「お、何か掛かったのか?」と覗きに来てくれた。そのまま天秤を持ち上げる。そのオレンジ色の影がどんどん大きくなる。「デカイ!」と叫んでそのまま大胆に、でも慎重にゆっくりと抜き上げた。オニか?と思ったが、これは大型のカンコ。3本針の真ん中に喰ってきており、何と一番下には小振りのサメが掛かっていた。道理でサメに感じもしたわけだ。
「おぉ、良い型だ。ときどきそんなのが上がるんだよね」と船長。「いやぁ、デカイ。よかったですね」と茂ちゃん。今日は全体に低空飛行の釣りだっただけに、この最後の一発はカンコとはいえかなり嬉しい獲物である。そしてアナウンス通り終了の時間となった。
<釣果>
カンコ 2尾(2.2kg、0.6kg)
アヤメカサゴ 20〜23センチ 4尾
他、ゴマサバ 数尾
このカンコは35Lクーラーにちょうど収まるくらいの大きさ。帰港後、海老と雄鯛もこの大きさに驚いていた。
またしてもカサゴ釣りで格好を付けることになってしまったが、オーラスの一発はやはり嬉しい。最後にタコベイト付き(きっとこれが効いたはず)の仕掛けに交換して良かった。
●翌日はハゼ
さて、翌日は塩じぃお勧めの青野川にて夕方からハゼ釣り。潮が濁り、渇水気味のせいか、塩じぃの期待ほどのアタリの頻度はなかったが、目当ての「穴づり」の面白さを堪能。雄鯛も竿を出し、半分自力でハゼを釣り上げていた。ちなみに釣れた中で大きいハゼは「ウロハゼ」という種類のハゼであることが判明。味は決してマハゼに劣るものでもなかった。
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