潮悪く苦戦、金田湾五目釣り

東京湾にしては良型


  1. 日時:2005年9月10日(土)
  2. 場所:剣崎沖〜金田湾
  3. 参加メンバー:鯛介、球磨吾郎さん、にゃおちゃん
  4. 時間:午前6時00分〜午後1時30分頃
  5. 潮時:小潮


釣行記

[船宿] 金田湾港 一真丸
[釣り座] 右舷ミヨシ(乗船3名)
[道具] 竿 GTeamマダイ、King of Squid 150
    リール 電動丸600H、ABU
    ライン PE6号 300m、PE3号 100m
[仕掛け]
    マダイ:ハリス4号6ヒロ、マダイ針10号、サニービシL80号、片天秤
    カサゴ:ハリス4号1ヒロ、ムツ針14号2本針、錘30号、片天秤
    アオリイカ:ハリス4号3m、中錘15号
    シロギス:ハリス1号2本針市販仕掛け、錘25号、片天秤
[出発時間] 自宅 3時00分
[港到着時間] 5時30分
[出船時間] 6時00分
[帰港時間] 13時00分
[餌]オキアミ、サバ短(現地調達)、ジャリメ
[乗船料] 10000円(氷、コマセ、オキアミ餌付き)

久しぶりの東京湾口での釣り。今回も球磨吾郎さんのお誘い頂いて、金田港から仕立てで出船。昨年は同船宿で剣崎沖ワラサ回遊の2日目に遭遇し、かなり良い思いをしたとのこと。今回もこの釣行直前に台風が日本海沖を通過し、シケが続いたため、ワラサが来ることも期待。仕掛けの準備は、コマセでマダイ、ワラサ。カワハギにアオリイカ、シロギスとそれこそ考え得る釣りモノ全てに対応出来るくらいの準備をしてのぞんだ。

当日は3時に球磨吾郎さんに迎えに来ていただき出発。途中、ジャリメを購入するための釣具屋を探して走り回ったして少し時間がかかったが、ちょうど集合時間の5時半に港に到着。ぼちぼちと準備して6時少し前に出船。港前で6時まで待機して、6時に釣り場に向かうのは、剣崎港と同じスタイルのようだ。釣り座は私とにゃおちゃんが右舷、左舷のそれぞれのミヨシ。球磨吾郎さんが右舷トモに入る。

●サバだらけ
まずはマダイ狙い。航程10分ほどの近場で何とか仕掛けの準備が間に合って、投入。潮は茶色く濁っているが、これがどう出るか。とりあえず底を取ってから、2m、5m、8mでコマセをふって底から8m(凡そハリス分)で待つ。「結構潮が行ってるな」と船長。何度か仕掛けを打ち返していると、にゃおちゃんの竿が曲がった。私がカメラを構えて、球磨吾郎さんがタモを構えたが、残念ながらこれは大きなサバ。私はタナが低いのか、トラギスが釣れあがる。船は結構流されているのだが、底の潮を行っていないようだ。



この後はしばらくはサバが釣りの邪魔をするようになる。それも40センチ近い大きさ。仕掛けを落としいる途中にも食ってくるし、コマセを全く振らずに仕掛けをセットしてもダメ。この状態を見て、球磨吾郎さんと船長と相談。僚船の状況も同じなので、コマセは諦めてカワハギを狙ってみることにした。

●得意の?
船長は船を剣崎の真沖へ移動。この場所はコマセ釣りは禁止らしく、コマセ桶を船の中に仕舞うように指示が出た。カサゴも釣れるということで、私は最近ハマり気味のカサゴ釣り。だが、あいにくカサゴの仕掛けもなく、バッカンをごそごそ探して何とかムツ針の13号を発見。これで全長2mほ2本針の吹流し仕掛けを即席で作成。30号錘を天分に付け、餌には釣ったサバの切り身を使用した。

底の感じはどうやら砂地。根際を攻めているわけではないようで、私の仕掛けにアタリは遠い。水槽で飼ったらすごく良さそうな極小の鬼カサゴがあがったりするのみ。コツコツコツと仕掛けを突付く感触はどうやら、球磨吾郎さんやにゃおちゃんがカワハギ狙いで掛けているキタマクラやベラのようだ。

●カワハギ
球磨吾郎さんが苦労してやっと良型のカワハギを上げた。カサゴ狙いもあたりがない。この濁りなので見込みは薄いながらも私はアオリイカ狙いにチェンジ。マーブルサクライダイとオレンジのアオリQ3号で狙ってみるも、アタリは皆無。日も高くなり、海上はほぼ無風。船長はスパンカーを下げて船を流す。こんな陽気の日はなかなか良い釣りが出来ないものだ・・・。

苦戦しているにゃおちゃんの竿を借りてしばしカワハギ狙い。ここですかさず1尾掛けるとかっこよいのだが、そうは問屋がおろさずベラばかり。早々に諦め、再び根魚狙いに。何度かの場所移動の後、やっと心地よいアタリが到来。なかなか良い引きで上がってきたのは東京湾では特大サイズであろう本カサゴの25センチ級。

球磨吾郎さんもカワハギを1尾追加するのがやっとで「キス釣りに行こうか?」と船長に提案。すると、金田湾にカワハギのポイントがあるからそこに行ってみようと船長。しばし移動し、金田湾内の定置網周りで再開となった。

●カサゴ追加
すぐ近くでコマセダイらしき船が操業中。魚はあっちに寄っちゃっているかもなぁ、と船長。この場所ではカワハギ釣りを選択した私は出鼻をくじかれる。やはり釣れるのはベラばかり。そんな中、置き竿で胴付きのカサゴ仕掛けを出していた球磨吾郎さんに強いアタリ。25センチ級の良型カサゴが上がった。そしてすぐにやや小さい型のカサゴを追加。更に良型。私のカワハギ仕掛けにもカサゴがヒット。「カサゴ入れ食いだ〜」とご満悦の球磨吾郎さん。これを見て私もカサゴ釣り仕掛けに交換した。


今度は胴付き仕掛けにしてみた。しばらくはアタリが遠かったし、潮もたるんで来たようなので天秤仕掛けに交換。するとこれが的中し、コマめな誘いにまたも25センチ級の良型が反応してくれた。この場所ではにゃおちゃんもカワハギ仕掛けでカサゴをゲット。その後私は根掛かりをはずす際に、道糸切れのアクシデント。道糸に結びこぶが出来ていたのが気になってはいたが、この場所から切れてしまったようだ。でも、何とか皆お土産が出来たところでキス釣りにリレーすることに。



●キスもいまいち
少し移動して水深15mほどの場所へ。この場所もやはり濁りがキツく苦戦が予想される。そんな中、球磨吾郎さんはメゴチにイイダコ、良型のキスをぼちぼちと上げていくが、私の竿にはアタリが遠い。よく見ると、ジャリメが暑さでへたってしまっているようだ。ジャリメを入れた袋の下に氷を引いて、元気の良さそうなジャリメを選んで餌付け。

すると、小気味良いアタリがあり、21センチの良型キスをゲット。その後はメゴチを追加したが、キスのアタリは遠く、球磨吾郎さんが1尾を追加したのみで、終了の13時を迎えた。



<釣果>
本カサゴ 20〜25センチ 3尾
シロギス 21センチ 1尾
メゴチ 16〜22センチ 2尾
クラカケトラギス 20センチ 1尾
他、サバ、トラギス、ベラ多数



帰港後は宿によってお昼ご飯を頂き、お土産に地物のアサリも頂き帰宅。途中渋滞も無く90分ほどで自宅に到着。球磨吾郎さん、運転お疲れ様でした。

今回は潮の濁りと流れの無さに釣果が奮わなかったが、条件が揃えば、短時間にいくつかのリレーが可能なこの仕立て釣行は非常に面白いものだ。


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