本命魚は不発、新島遠征
![]()
何とか格好はつきましたが・・・
- 日時:2005年8月29日(土)
- 場所:新島沖
- 参加メンバー:鯛介、球磨吾郎さん、にゃおちゃん、他
- 時間:午前5時00分〜午後1時00分頃
- 潮時:小潮
釣行記
[船宿] 新島若郷港 植長丸
[釣り座] 右舷トモ(乗船9名)
[道具] 竿 GTeamマダイ、銭洲スペシャルII
リール 電動丸600H、3000XH
ライン PE4号 200m、PE6号 300m
[仕掛け]
マダイ:ハリス4号6ヒロ、マダイ針10号、サニービシビッグ80号、片天秤、クッション2mm径1m
カサゴ、アカハタ:ハリス8号1ヒロ、ムツ針18号2本針、錘100号、片天秤
カンパチ泳がせ:ハリス16号1ヒロ、錘100号、捨て糸8号5センチ、胴付き1本針
[出発時間] 自宅 22時00分
[港到着時間] 1時30分
[出船時間] 下田:2時00分、若郷港再出船:5時
[帰港時間] 13時00分
[餌]オキアミ、ムロ切り身(現地調達)、活マアジ
[乗船料] 20000円(氷、コマセ:オキアミ6k付き)●久々の遠征
今回は3年ぶりの遠征である。球磨吾郎さんには7月にも一度お誘い頂いたが、あいにく予定が合わず。そのタイミングで今回釣行をお誘いいただき、久しぶりの遠征ということで二つ返事でOK。最近はコマセ釣りに泳がせに加えて根魚釣りもレパートリーに入っているのでこれも試してみたい。
当日は、新島周りの全ての可能性のある仕掛けを準備。コマセでシマアジ、カンパチ、オナガ、メダイ、マダイ、イサキ。マアジの泳がせでカンパチ、ハタ。根魚狙いでカンコにハタ。仕掛けを準備しているうちにかなりワクワクしてきた。
●マアジ仕入れて
懸念の仕事も前日は何とか早めにケリをつけて帰宅。十分に準備出来て、22時頃に出発。途中、宇佐美で活きアジを15尾購入。バケツに入れたとたんにアジがおお暴れ。「暗いからなぁ」とお店のおじさん。大きめケミ蛍はあらかじめバケツにいれておいた方がよかったそうだ。
途中、球磨吾郎さん一行とコンビニで落ち合ったりして、1時半過ぎに下田に到着。ちょうど船が接岸するところで、船の横に車を止めて、他の人の到着を待つ。今日は球磨吾郎さんの仕立て。荷物の積み込みなどはのんびりやればよいのだ。
程なく、球磨吾郎さん一行、にゃおちゃんと同行のmamiさん、他球磨吾郎さんの仕立てでよく見る顔の人達が続々と集まり、出船準備。私の釣り座は右舷トモでミヨシから球磨吾郎さん、mamiさん、にゃおちゃん、私の順。準備が完了した2時30分位にベタ凪の海を新島に向かって出発。乗船は9名ということで、前部キャビンのベッドを運良く確保。皆さん、キャビンでしばらく酒盛りをしていたようだが、前日は仕事でほぼ徹夜の私はベッドですぐに眠りについて、気が付くと新島港に入港するところだった。
一旦港に降りるがまだ時間は4時前。球磨吾郎さんはこの時間を使って港の堤防でアジを釣ろうとしていたが、まだ暗いせいかアタリなく諦めたようだ。
そうこうしているうちに、コマセの積み込みも終わり、「準備出来たら早めに出るよ」とのことで定刻5時より15分早めの4時45分に再出船となった。今回は都合により親父船長の操船。まずは朝はシマアジと泳がせカンパチの両狙いをやって、そのあとコマセをやる、とのことだ。
●トラブル
20分ほど走って早島沖へ。僚船はなし。水深は20mほどの浅場でシマアジ狙い。底中心に誘う。ここでアクシデント発生。電動丸の動作がおかしい。どうもバッテリコードのトラブルのようだ。浅場なのでそのまま手巻きでの対応とした。
まず掛かったのは良型イサキ。その後は大型のムロアジとサバが邪魔をする。何度か流し、途中仕掛けの全長を伸ばしたりしてみたが、船中シマアジのアタリは皆無。そんな中、左舷トモでは強烈な引きで2kgオーバーのマダイが上がった。浅場なので魚が元気なのだ。
●カンパ
結局この早島沖は1時間半ほど攻め、その後「潮が行っているからマダイ行こう」という船長の提案で移動となった。今度は砂浜の沖50mダチ。ここでもイサキがポツポツと上がるが、マダイのアタリは遠い。球磨吾郎さんはアジ泳がせのカンパチ狙いにチェンジ。しばらくすると彼の竿に強烈なアタリ。楽しそうなやりとりの末、3kg級のカンパチがあがった。
●なんと
そして左舷トモではまたもマダイ。これは3kg弱の良型。左舷トモ2番でも1kg級ながらもマダイが上がる。更に球磨吾郎さんの竿にアタリ。若干サイズアップのカンパチをゲット。泳がせ釣りにだいぶ触手が動いたが、久しぶりのコマセダイなので、何とか1尾は本命を上げたいとコマセ釣り続行。やっと良いアタリ。が、巻き上げの際の重量感は少ない。40センチ級の島サイズのイサキであった。更に次の投入。コマセを振って竿先を止めたとたんにアタリ。その引きからマダイのものと確信するも、重量感はさほどではない。ハリスを手繰るとピンクの魚体。1kg級の本命、と思ったが良く見ると尻尾の淵が赤い。なんとハナダイであった。
●女性陣バラシ
にゃおちゃんとmamiさんも泳がせをやっていたが、同じタイミングで痛恨のバラし。群れが回ってきていたときだったのであろう。残念。私もこれを見てアジの泳がせにチェンジ。が、時合は去ったようで、アタリは訪れなかった。ここでまたまたアクシデント。船の生簀にアジを入れておいたのだが、循環パイプに何か詰まったようで、何匹かのアジがこれが原因で昇天。前席のにゃおちゃんが使っている生簀の海水蛇口を絞ったところ何とか復旧できた。「活き餌の管理を怠ってはいけない」。とび島丸で覚えたことであったが、久しぶりの遠征のせいか、そんな基本を忘れてしまっていたことが悔やまれる。それでも何とか3尾ほどは生き残っていってくれた。
●根魚だ!
この後は、深場にハタを狙って移動するも、潮が速く、また底モノ釣りの人、コマセ釣りの人と両方いるせいか、オマツリが頻発。何度か流して子の場所は諦め、11時半頃、イサキ狙いに鵜渡根島沖に少し時間をかけて移動した。この場所は指示ダナ20mほど。やはり潮が速いようで、浅場らしきところは潮波がたっていた。とりあえずマダイの仕掛けで再開。ほどなくまずまずのイサキが食ってきた。ミヨシでは球磨吾郎さんがモロコ狙い。「結構根がキツいな〜」とという声が聞こえてきた。キツい根に速い潮、とくれば、これは根魚狙いだ、ということで、仕掛けを交換。餌は釣ったムロアジの切り身。
コマめに底を取っているとまず上がってきたのは、25センチ級とまずまずのアヤメカサゴ。その後、ちょうど根に錘が乗っかったので底を切って落としなおすと錘が根を転がり落ちる感覚が伝わってきた。そして底を切るとアタリ到来。次のアタリで竿を立てるとゴゴゴンという感触と重量感。途中からは重量感のみに変わって上がってきたのは1kgちょうどのアカハタ。次の流しでもサイズはダウンしたがアカハタを追加。そして次には27センチの良型の本カサゴ。根魚入れ食いであり笑いが止まらない。
球磨吾郎さんのモロコ狙いの竿にも大きなアタリがあってアワセも決まったが、残念ながら上がってきたのは大型のサメであった。
●なんとか形に
この吹流しのカサゴ釣り。根掛かりへの対処の仕方や、根に仕掛けを渡り歩かせる感触などが最近になって習得できた感じだ。今までは「カサゴ釣りなんて・・・」と思っていたが、伊豆方面でやる分には魚も大きいし釣り味、食味とも良くかなりハマりそうな釣り。自分の釣りのレパートリーに出来た、と思えた。
てなことをしているうちに時間は正午過ぎ。「カンパチをやってください」とアナウンスがあって場所移動。まだマアジが残っているのでこれを使っての最後のカンパチ狙いになる。が、この場所ではサメが入れ食い。アジを泳がせようが、切り身餌の根魚狙いだろうが、関係なくサメが食ってきてしまう。それでもめげずにハタかカンパと思って続けたが、状況変わることなく、終了の13時を迎えた。
<釣果>
イサキ 22センチ〜38センチ 6尾
ハナダイ 40センチ 1尾
アカハタ 0.6kg、1kg 2尾
本カサゴ 28センチ 1尾
アヤメカサゴ 25センチ 1尾
サバ、ムロアジそれぞれ数尾。船は20分ほどで帰港し、片付けと清算を済ませ、14時頃に新島港を出発。帰りも凪で冷房の効いた快適なキャビンで爆睡。80分ほどで下田港に到着し、解散となった。
なんとか根魚で格好のついた今回の新島遠征。シマアジ、カンパチ、マダイ、ハタのどれかでも上がれば、悔やまれる。また、今回は潮の関係で深場が出来なかったことも悔やまれる。
初めて釣ったアカハタは、なかなか旨く、から揚げにしたら、雄鯛がバクバク食っていた。特にアカハタはヒレの部分のかりっと揚がったところが旨く、1尾分のヒレを雄鯛が全部食べてしまった。Caいっぱいで身体にいいだろう。
釣行記集へ