1年越しのリベンジ、新島沖キンメ
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良型が揃いました
- 日時:2005年3月2日(水)
- 場所:新島沖
- 参加メンバー:鯛介
- 時間:午前6時40分〜午後12時30分頃
- 潮時:小潮
釣行記
[船宿] 弓ヶ浜港 もき丸
[釣り座] 右舷ミヨシ(乗船1名+船長)
[道具] 竿 DeepImpact ProSpecII 2.1m
リール Miya-Epoc Command1500
ライン PE12号 1600m
[仕掛け]
船宿製(幹40号、ハリス16号)
鉄筋錘、ヨロトリパーツ
[出発時間] 自宅 1時00分
[港到着時間] 5時00分
[餌]イカタン、サバ短
[乗船料] 18000円(氷、イカタン付き)
[関連スケジュール]休日出勤の振り替え休日を利用●シケ多し
ここのところは、毎週水曜日に振休を取ることにしているのだが、なかなかその水曜日に釣りに出ることが出来なかった。春一番が吹いたり、息子の雄鯛がインフルエンザにかかってそれがうつってしまったり・・・。
やっとこの3月2日の振休の日、北東の風から西風に変わるちょうどその谷間の日にあたり、どの海も凪が良さそうな天気図になった。とすれば、久しぶりにどこかに釣りにいく算段をするわけだ。ターゲットは片貝のアコウ、東京湾のアオリ、新島沖のキンメ、で迷う。アコウは釣果が落ち込み、アオリも一時期の大釣りもなくなって、普通の釣果になりつつある。ならば、土曜日が禁漁ということもあって、なかなか機会のない新島のキンメにすることにした。
前日の昼過ぎに釣りモノを決定。いつもの「もき丸」に予約の電話。凪も良さそうなので出船出来るだろう、とのこと。仕掛けの準備を頼んで5時半集合ということで電話を切った。ちなみに他の人の予約はないそうだ。
この日は少し早めに仕事を切り上げて早めに帰宅。釣りの準備をすることにした。といっても、仕掛けは船宿で調達、小物もヨリトリパーツくらい。念のため、西風が予報より強くなったときのために鬼カサゴとヤリイカの仕掛けも準備した。
●雪
子供を寝かしつけて、少し仮眠ををして1時半出発。沼津経由で行こうかと思ったが、「御殿場方面降雪」の表示に東海岸周りに変更。箱根や伊豆山中の道路はチェーン規制のマークがカーナビに表示されている。帰りのルートはどうしようか。
そんなわけで伊豆東海岸をとろとろ走って5時に港に到着。先に荷物を載せようと船に乗ると、船べりが凍っている。車の温度表示では外気温は1度。雪が降るわけである。車中で軽い朝食をとりつつ船長の到着を待っていると5時半前に出船していく船がいくつか。気の早い船はもう出て行っているのである。
●大名釣り
定刻の5時半に船長登場。結局乗船は私1名とのこと。私がミヨシに入り、船長が二本竿を出すとのこと。氷や仕掛けなどを積み込んで5時45分に出船。海上は凪である。
6時半頃、新島沖のポイントに到着。ナライの微風でここも凪。僚船が数隻辺りにまばらに広がって既に釣りを開始しているようだ。釣り座についてヨリトリパーツと仕掛けを装着。船長が用意してくれたのは15本針の仕掛け。既にイカ餌を装着してあるので、道糸と錘を連結するだけだ。そして、船長の2つの仕掛けが準備出来たところで開始となった。
●1投からアタリ
久しぶりの治具投入に若干緊張する1投目、仕掛けは問題なく海中に消えていってくれた。そのまましばらく錘が底に着くのを待つ。カウンタの値で480mで着底。糸フケをとって糸を張り気味にしてアタリを待つ。糸が張り切ったところで再度スプールをフリーにして底を取ると竿先に明確なアタリ。船長に確認すると「すこしずつ糸を出して」とのことなのでこれに従う。ドラグを緩めて魚の引きと船の移動に合わせて糸を出していく。船長の竿にもアタリが訪れたようだ。
480mで着底して、650mまでずるずると糸を出したところで「そろそろ巻こうか」という船長の合図で巻き上げ開始。そのまま竿先が絞り込まれる。どうも根掛かりしているようだ。ドラグを締めこんで船の動きで糸が切れるのをまっていると、ほどなく竿先のテンションが弱くなり、巻き上げを継続。糸を出している間は結構アタリがあったような気がしたので、かなり期待しての巻き上げだ。
●あれ?
長い道のりをひたすら我慢して待つこと十数分。やっと仕掛けが見えてきた。ゴム製の軍手を装着して仕掛けを回収。これが期待に反して1尾だけ。でも、キロは超えている良型だ。船長の仕掛けは5点掛けに1点掛け。錘が根掛かりしたかと思ったが、錘はおのまま。船長によれば、糸を出すのが早すぎて、仕掛けが底を這ってしまい、針が根掛かりしたのではないか、とのこと。1点だけのキンメは上の方の針に掛かっていたので、もう少しゆっくり糸を出すか、そのまま待っているのが正しい選択だったのであろうか。
そんなわけで2投目も無事投入完了。同じく、底立ちの取り直しでアタリが出てこれはダブル。1投目より糸の出す量を減らしてみたのだがその効果なのだろうか。ちなみに、一番下の針には持参のサバ餌を抱き合わせで掛けてで黒ムツ狙いにしていたのだが。この仕掛け回収時に上層でサバが食ってきたのでこれを身餌にして以降狙ってみた。
3投目、着底と同時に竿先にガクガクというアタリが出る。同じく、しばらく糸を送りつづけて、船長の合図で巻き上げ。途中、グングンとひっぱるそれは本命だろう。何故か巻き上げ途中で錘が飛んでアコウのように取り込んだのは良型キンメのダブル。船長の仕掛けの1つの針が折れていて船長が悔しがっていたが、なんと向こう側にオレンジ色の浮遊物を発見。これが船長の仕掛けに掛かっていたらしき良型アコウ(2kg超)だった。このころから風が西に変わり、船下に入っていた道糸が、手前に払い出されるようになった。
4投目、底の取り直しでアタリが出たが、これも1尾のみ。3投目と同様に錘がなくなっていた。船長の仕掛けにはタチモドキが食ってきたことから、こいつらが悪戯しているのかもしれない。それにしても、なかなか追い食いさせるのは難しい。そして更に西風強くなり、ウネリも出てきた。天気予報どおりだ。なんとか最後まで出来るとよいが・・・。
5投目、だいぶ上の潮が早くなり、底ダチも分かりづらくなってきた。そんな中でもアタリが出て、これもやはり1尾のみ。これまでの流しでもそうだったように、上の針に食ってきている。それにしても追い食いしないのは何故だろうか・・・?船長にはこれまたタチモドキにカラスザメ。風が変わってからは、食いも悪くなってきたようだ。
そして最後の6投目、期待を込めて仕掛けを投入するも、船長共々空振り。12時過ぎのタイムアップとなり沖上がりとなった。<釣果>
キンメ 1.2〜1.5kg 7尾
1時半頃に帰港。今日は女将さんは桜祭りに出店中とのことで、港で解散。何とか今日中にこのキンメを鍋に、と、急いで帰宅。
18時には自宅にたどり着くことができた。
さて、その日にさばいたキンメは脂は乗っているものの、身が活かっており、ちょっと早いかな、と言う感じ。翌日に嫁さんが作った煮付けと酒蒸しは、これは絶品。脂が身に回ったようで、アカムツなみの脂の美味さを堪能できた。この味が地キンメであろう。
1年前に1尾のみで帰ってきた新島キンメ釣行に比べれば、だいぶ進歩したように感じる今回の釣り。でも、どうやったらズラズラと鈴なりの良型キンメ、という構図を手にすることが出来るのか。まだまだ深場釣りの修行は続くのだ。
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