久々の良型、大原沖ヒラメ
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初釣りから好調、好調!
- 日時:2005年1月12日(水)
- 場所:大原沖
- 参加メンバー:鯛介
- 時間:午前6時00分〜午前11時40分頃(実釣)
- 潮時:中潮
釣行記
[船宿] 大原港 臼井丸
[釣り座] 右舷トモ(乗船4名)
[道具] 竿 BGRGulf 4-6lb(魔法の竿)
リール Abu
ライン PE5号 200m
[仕掛け]
先糸8号60センチ
錘 80号(フジワラシンカー蛍光色)
ハリス6号 1.2m
ヒラメ針8号1本針の胴付き仕掛け
[出発時間] 自宅 1時30分
[港到着時間] 3時00分
[餌]シコイワシ
[乗船料] 11500円(氷付き)
[関連スケジュール]休日出勤の振り替え休日を利用●初釣り
今年は1月3日より出社と、例年より2日正月休みが短くなった。更に1月最初の週末の連休も出社と、年始から休日は仕事三昧の不幸。釣りに行っている時間が昨年よりもなくなってしまうようであれば、精神的にリフレッシュできず、結果、仕事の成果も上がらないという悪循環に陥るはず、と今年は考え、多少仕事が滞っても、休日出勤をしたらちゃんと休みを取ろうと誓った。
ということで、年明け最初の振り休を12日の水曜日に予定通りに取得。ただ、天気予報が良くなく、あいにくの西の強風の予報。大型が釣れている東京湾のアオリや伊豆、南房のオニカサゴなどを候補に考えていたが、西の強風でも出船可能かと釣果も望める大原沖のヒラメを選択した。
前日の11日の夕方、ちょっと仕事を抜け出して臼井丸に電話。まだ予約は3名とのこと。ここのところ大型こそ出ていないが、数はまずまず、という大原沖の特徴そのものの状況。乗船人数も少なければ割当も増える。最後にヒラメ釣りをしたのは2003年の年末。約1年ぶりのヒラメ釣り、ボウズは免れたい。
当日は早めに仕事を切り上げて、19時頃には帰宅。仕掛けを3つほど作って準備をし、子供を寝かしつけてからしばし仮眠。1時半に出発し、3時過ぎには大原港に到着。席を確保に船に行くと、まだクーラーは置かれていない。西〜南西風予報で、ここのところは真潮優勢。横流しならばあまり釣り座は関係ないが、縦流しになった場合を考えて、右舷のトモに釣り座を確保した。その後、車の中で仮眠して出船時間を待つ。5時過ぎにウエアを着込んで船へ。同船の3名は右舷のミヨシから3名並んでのグループ。予報が悪いせいか、港への人出も少なく他の船も人影はまばらな状態だ。
定刻の5時半を過ぎてから出船。「港出て15分くらいのところでやるから」と船長。港を出て船はそのまま真沖へ。海は凪だが風は結構強いのは想定どおり。船はゆるゆると進んでいく。
●初めてのシコイワシ
20分ほど走ってスローダウン。ミヨシからイワシが入ったバケツが回ってくるのだが、今日はイワシがなんだか小さい。掬い上げてみるとマイワシではなくシコイワシ。大原のヒラメに通い始めて7、8年目になるが、餌がマイワシでないのは初めて。それほどマイワシ餌が安定供給されているのが大原港の特徴なのだが、後で女将さんに確認すると、やはり餌の産地で高水温が原因でイワシの不漁だそうだ。
ということで、餌は顎の下から上へ抜いて、とりあえずは孫針は遊ばせた形で餌付け。船長がスパンカーを立てにきたところから、今日は縦流しで攻めるようだ。これで想定どおりの真潮の潮流であれば、今日はかなり期待できる。
そして定刻の6時、辺りはまだ暗く、東の空がうっすらと明るくなり始めた頃に船長から開始の合図が出た。水深は16m。
軽くサミングしながら餌を落とし、50センチほど底を切ってアタリを待つといういつものスタイルである。時折根に引っかかる感触はあるが、カジメが生えている感じはしない。おそらく、砂地に点在する根の回りを船を流しながら攻めているようだ。
●まずは
好調なときは暗いうちからアタリが出ることが多いのだが、1流し目は船中不発。流し替えの際、船長から1本針でやるように指示が出る。2流し目、だいぶ辺りが明るくなった頃、待望のアタリ。小さい餌なので食い込みが早いのかもしれないが、慎重にガツガツと続くアタリを見つづける。2度目に竿が大きく入ったところで竿をゆっくりと起こすと針掛かりした様子。ゆっくり巻き上げるが、重量感はさほどではない。仕掛けを取り込み、魚を抜き上げる。これは良型の黒メバル。
●本命
その後、しばらくすると同じようなアタリ。明るくなった水面に見えたは紛れもないヒラメ。しかしあまりに小さいのでそのまま抜き上げる。0.3kgのソゲと型は今ひとつながらとりあえずボウズ脱出で一安心。胴の間でも同級が上がった。
更に良いアタリが続く。これもうまく針掛かりして慎重に巻き上げる。気が付くとここまでタモを構えてくれなかった船長がタモを持って横に。が、姿を現したのはマトウダイ。「あははは」と笑って船長はタモを竿穴に刺して操舵室へ。残念。
日が高くなってくるとだいぶ暖かくなってきたが、相変わらず西風は強い。それでも波が出ているだけでウネリはないので釣りにはほとんど影響ないのだ。そして、またもソゲを追加で3枚目。ガガッというアタリで対応する間もなく餌を抜かれること2回。小さいヒラメが多いのだろう。
●アタリ多い
更に3枚目のソゲを抜き上げて追加。これは置き竿にきたのだが、やはりイワシが小さいせいか勝負が早い。1度目の引き込みでうまいこと食い込ませれば、次の引き込みで針掛かりしてくれる。いままでの中羽のマイワシを使っていたヒラメ釣りとは異なる感じだ。
何故か胴の間氏はガンゾウをよく釣っている。これもシコイワシ餌の成す技であろうか。ミヨシ氏もヒラメを上げているが、はやりソゲも小さい方ばかり。キロオーバーが釣れたら超ソゲ級の2尾はリリースしてやるぞと気合いを入れなおす。ところがこの時間は一時的に食い渋り。誰にもアタリが来なくなった。気分転換にカップヌードルをすすって手持ちでがんばり続ける。
そんな甲斐あって、10時半にやや強い引きのアタリ。今度は無事船長の差し出すタモに収まったのは1kg級とソゲ卒業ぎりぎりサイズの本命。数の上ではこれで自己記録タイである。でも、最初の2枚を余裕でリリースするほどのサイズではないなぁ。
●久しぶりの良型
10時50分、少し高めにタナを取っているといきなりギュンと竿先が突っ込んだ。そしてそのまま竿先が戻らなくなったので、ゆっくりと竿を起こすとゴンゴンという引き。魚を底から引きはがすようなこの感触がたまらない。かなりの重量感でリールを巻く手が止まり、時折竿を立ててその弾力で引きをかわしつつ魚を浮かせる。久しぶりの感触だ。
船長に目配せで「ちょっと良い型っぽいよ」と合図するも、なかなか操舵室から出てきてくれない。サメじゃないよ、多分と、再び目配せ。やっと横に来てくれたがまだタモは持たず。そして、先糸が見えてきて、ゆら〜っと姿を表した魚体は褐色。「おぉ、ヒラメだ。大きいぞ」と船長。バタンバタンと船上で暴れるヒラメ。直後、針が折れてしまっていたヒヤヒヤの取り込みで上がったのは2.8kg。その場で船長が検量してくれた。
この後は写真撮影や携帯で自慢メールなどを打ってしまっていて、浮ついてなかなか釣りに集中出来なくなってしまった。まぁ、これ以上釣っても処分に困るし、ということで最後の1時間ほどは余裕の釣り。この時間を境にアタリも遠のいた。きっと今日の時合だったのだろう。
結局このまま、11時45分頃、終了となった。
<釣果>
ヒラメ 5枚(2.8、1.2、0.8、0.3、0.3kg)
(小さい2枚はリリース)
クロメバル 28センチ 1尾
マトウダイ 40センチ 1尾
3kg級のヒラメは2シーズンぶりであろうか。そして5枚目ということで数の自己記録も更新。小さい2枚は余裕のリリース。
当日の船長の釣果速報メールによると、コンディションと船中釣果は以下のとおり。
海上 : 西の風 10m (風波でウネリ無し)
水温 : 16、5度度
真潮 : 1、6ノット
水色 : 澄む
☆ヒラメ : 0〜5枚 (0,3キロ〜2,8キロ)
★黒メバル : 船中1匹 (28センチ)
☆ガンゾウビラメ : 船中5枚 (35センチ前後)
★マトウダイ : 船中2匹 (40センチ)
ミヨシからヒラメは3,4,0(船酔い),5
今回は釣ったヒラメのうち2.8kgと1.2kgはクーラーに水を張ってブクで活かして持って帰ったが、大きい方は写真撮影だ何だでいじくり回したせいか、さばく前に自然昇天。それでも脂の乗った肝が美味しく頂けた。
これからは黒メバルも楽しみな大原沖。今度は親子3人で来ることを約束して臼井丸をあとにした。
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