初釣りはまずまず、南伊豆オニカサゴ

まずまずでした


  1. 日時:2004年1月3日(土)
  2. 場所:神子元〜白浜沖
  3. 参加メンバー:鯛介
  4. 時間:午前6時30分〜午後1時00分頃(実釣)
  5. 潮時:中潮


釣行記

初釣りは昨年に引き続き、もき丸。例年であれば、初釣りはボウズか、それに近い釣果であることが多いのだが、そもそも出船出来る確率もかなり低い時期&海域であるので、海に出られれば御の字、ということにして、親子で1月1日の夜から南伊豆入りした。

●まずは嫁さん
1月2日は嫁さんが初釣り。マダイ釣りということだったが、途中からはキダイ・アマダイ釣りにリレーしたそうで、クーラーの中はまずまずの型のアマダイとハナダイにカイワリ、それに翌日の釣りの餌となるサバが入っていた。



サバを餌にする、という翌日の釣りものはオニカサゴ釣りになったそうだ。釣り座は嫁さんが座っていた左舷トモをそのまま譲り受ける。予報によれば、翌日は西の風、やや強く、ということで、出船出来ないことにはなりそうにない。

●なぎ?
翌日は6時集合、6時半出船、ということで5時半に起床して港へ。ささっと準備して、片舷4名ずつの8名で出船。河口を出ると海は凪。進路は神子元南西沖。久しぶりの伊豆の海と朝日を見て気を引き締める。と同時に、だんだんとウネリが高くなってくる。南西沖からのウネリはかなりきつく、30分ほど走って釣り場に到着するころにはかなりの高さになっていた。今日はトモでよかった。ただ、風はさほど強くはない。水深170mの場所で開始の合図が出た。

今回のオニカサゴタックルは、竿にARセイバー202、電動丸3000XH(PE6号300m)。片天秤に錘は150号に天秤と道糸の間にフラッシュカプセルを入れる。仕掛けはハリス8号全長2mの3本針。ムツ針20号を結び、チモトには夜光玉やらビーズやらを装着。更に各種タコベイトを付けるというオーソドックスな仕掛け。餌は船宿からサンマの切り身が支給される。持参の餌は前日にスーパーで購入したサバ短(ノルェー産)と鮭の皮。

●いきなり本命

ウネリと風のせいで、船長は船を立てるのに苦労しているようで、道糸の角度が右へ左へ、前へ後ろへと目ぐるしく変化する。セオリー通り、少し底を切って、時折誘いを入れてはアタリを聞く、という動作を繰り返していると、しばらくして、アタリをキャッチ。これまたセオリー通り、少し送り込んでから竿先を上げるとゴンゴンという引き。巻き上げにかかるが、潮に流れが速いせいか、かなりの重量感。仕掛けを回収すると、1kg弱のまずまずのサイズの鬼がピンクタコベイト、真中の針に喰っていた。更に一番先には小型ノドグロ(リリース)が付いていた。

「大きいのが上がったよ」と船長のアナウンスが流れる。この地ではこのサイズは大きめ、なのだ。
2流し目はアタリなし。潮は前からトモ方向に流れていて、私の釣り座は有利なのだが、ウネリ大きく釣りづらいので、船長はこの流しで白浜沖へ移動するとアナウンス。この後は何尾か本命が上がったようだが、結局この神子元沖は1時間ほどで移動することになった

●白浜沖へ

30分ほど走って、白浜沖の水深180mへ。ここは風裏で海はウネリも小さくなり、釣りやすそうだ。水深は180m前後。同じ要領で釣り続けていると、しばらくして、0.4kgのオニをキャッチ。左舷胴の間では1kg級の良型も。右舷トモでは強い引きでサメ。この場所も好調か、と思ったが次の流しでは船中ノーヒット。合間に愛嬌のあるヒシダイが上がった。



●どんどん浅場へ
船は130mダチのやや浅場へ移動。しかしここでもしばらく粘るが、魚の活性低くアタリが遠い。「更に浅場に行きます」ということで、今度は80mダチで大カサゴ狙いとなった。アタリが遠いこともあって、試しにフラッシュライトははずしてみた。

しかし、ここでもアタリ渋く、更に浅場へ。今度は40mダチ。結局浅場は食わず、最初の180mダチへ移動となった。フラッシュライト付ける。「走り回ってばっかりでごめんね」と船長のアナウンス。海は凪ぎなのだが、潮の流れもなくなってしまったのが喰い渋りの原因のようだ。

●深場へ
深場に戻って再開第一投目、ゴンゴンというアタリと強い引き。今度は良い型に違いないとニヤニヤしながらリーリング。ハリスを手繰ると、どうも様子が違う。今度は1kg級のカンコが上がった。その直後、微妙なアタリで小さなオニカサゴがヒット。土産は十分なのでこれはリリース。



途中、道糸を引っ張り出すアタリが2回。いずれも最終的にはハリスが切れてしまったが、あれはサメだろうか?あるいはアラか?。8号のハリスというのはそう簡単には切れないはず。きっとサメの歯に当たってハリスが切れたに違いない。

●痛恨の根掛かり
飽きない程度にアタリがあり、続いて今度こそはオニらしき良いアタリ。糸を置くって追い食いを狙ってみる。しばらくして聞き上げてみると、なんと根掛かり。しかも容易にははずれず、針1本残して仕掛けをロスト。オニが掛かっていたとしたら、やってはならないことをしてしまった、と反省。根掛かりはほとんどしなかった場所だけに、良い場所に入って本命を掛けたのであろう。もったいないことをした。



11時半頃には潮止まって食い渋り状態に突入。1流しで船中1尾魚が上がる程度。そんな中、右舷ミヨシで2kg級のカンコが上がって歓声が上がった。左舷胴の間ではキロオーバーのオニカサゴが上がって、船長が歓声を上げる。なんだかんだと、まずまずの釣果が上がって、2004年の初釣りは13時に終了となった。

<釣果>
オニカサゴ 0.3〜0.8kg 3尾(1尾はリリース)
カンコ 0.9kg 1尾
他、ヒシダイ、小型ノドグロ

結局、夫婦で2日間で赤い魚をクーラーにそこそこ貯めることが出来、両名とも満足。その日ももき丸に宿泊し、翌日はUターン渋滞を避けるべく7時半に出発。結局、渋滞らしい渋滞は発生しなかったようだが、東京には昼前に到着。オニカサゴのしゃぶしゃぶやカイワリの刺身など、久しぶりの釣った魚で飾られた食卓で、親子三人舌鼓を打つことが出来た。



さて、来週は恒例の新年会で石花海のオニカサゴ。今年は根魚の年になりそうな予感・・・。


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