釣り納めはボ、大原沖ヒラメ

海はよかったですが・・・


  1. 日時:2003年12月31日(水)
  2. 場所:大原沖
  3. 参加メンバー:鯛介
  4. 時間:午前6時00分〜午後12時00分頃
  5. 潮時:小潮


釣行記

●釣り納め
なんと2ヶ月近くも釣りに行っていない。11月の半ばから急に仕事が忙しくなったことに加え、12月は週末はずっとシケ続き。休日出勤は自宅待機などもあったので週末は釣りに行っている余裕がない状態なのでよかったが。あとは、無理をしてでも行きたい釣りモノもなかった、ということもあるのだが。

年末は何とか仕事を12月26日で終わらせることが出来、年末年始は9連休。27日から落ち着いて釣り納め&初釣りのプランを考える。しかし28日から30日までは予報もよくなく、釣りは断念。31日を釣り納めとすることにした。釣りモノは、乙浜からオニカサゴか大原のヒラメ、あるいは勝浦のイサキ、マダイ、小湊のアマダイなどを考えた。考えているうちに、オニカサゴは満船に(しまや丸)。やはり「大晦日は釣れる」はずの大原のヒラメに決めた。いきつけの臼井丸は、当初は31日はフグ釣りの予定であったが、前々日からヒラメに変更。予約人数もまだ少ないということで、ひさしぶりに電話して、おっかさんに予約完了。結局30日の夕方には満船になってしまったので、割当は減ってしまいそうだ。

子供を寝かしつけて30日の23時頃に東京を出発。1時過ぎに大原に到着し、座席確保へ。左舷トモ、右舷トモから5名、右舷ミヨシが埋まっている。潮は最近は逆潮優勢の様子。風は北東の予報。横流しになれば右舷の隅が有利だが、席は埋まっている。左舷とはいえ、やはり4隅は有利なはず、と考え左舷ミヨシに席を確保。宿の仮眠所で横になって朝を待つ。

●潮流れよい?
4時半に起きて、再び港へ。港はだいぶ賑やかになってきたが、船にはまだ灯りが灯っていない。しばらく車中で暖を取った後、5時頃にウエアを着込んで船へ。船長と若女将さんに挨拶して準備開始。やはり満船のようで、右舷9名、オオドモ1名、左舷9名の19名にて5時半に出船。まだ暗い海を船長は北東方向に船を進める。沖に出るに従い、ウネリと風が強くなってきているようだが、無線からは「逆潮が1ノットくらい」で流れている情報が伝わってくる。潮流と風が同じ方向流れているようで、条件はよさそうだ。

6時過ぎに太東沖に到着。右舷が潮先の横流しで開始となった。釣り場は北東風強く、ウネリも結構ある。今回のタックルは、BGR−Gulf3−5LBに、ABUリールPE5号。錘はカリスマシンカー(蛍光色)の80号。仕掛けは市販のもの(ハリス6号80センチ)を使用した。

●まずは右舷流し
しばらくすると、右舷胴の間を中心にポツポツとヒラメが上がる。1kg弱、ソゲ級のレギュラーサイズだ。左舷ではトモで同じくソゲ級が1枚。最初のこの流しは1時間と少しの間続いたが、私の竿にはアタリは訪れなかった。

次は左舷が潮先の流し。風を背中で受けるので、寒さも少しやわらぎ釣りやすくなる。気合いを入れ直し、イワシも元気なものにチェンジする。しかし、アタリは遠く、先ほどの流しと同じく胴の間でたまに顔を見る程度の展開が続く。しかも、右舷ミヨシ、ミヨシ2番で1枚ずつが上がるというのは左舷の取りこぼし。竿先にアタリが出てくれれば掛けられるはずのこのタックルだが、アタリがないのでは・・・。

次の流しも左舷流し。朝一の流しで右舷は結構ヒラメの顔を見た人が多かったので、左舷流し2連続、という感じであろうか。船長の期待に応えるためにも、是非1枚は上げたい。が、状況は変わらず、船中辛抱の時間が続く。

●アタリ遠い
アタリが遠いので、仕掛けと錘を交換。錘を普通の鉛に。仕掛けもハリスをやや長めのものに。すると仕掛け回収をしてみるち、ひっかき傷のあるイワシが上がってきた。そういえば、ガッという弱いアタリが1発あった。ただ、これは針が根かカジメに触ったのだろう、ヒラメではないと思ったアタリ?である。あるいは、、かなり小型のヒラメか、他の雑魚のイタズラと思われる。



ところが、これが3回も続いた。明らかに、ガツガツというヒラメがイワシをくわえたアタリではなく、ガッ、という単発のアタリなのだ。いや、もしかしたら今日のヒラメはこんなアタリしか出ないのであろうか?いや、竿先がもっと固いタックルの人でもヒラメは釣っているし、そんなはずはない。

ミヨシ2番の人はヒラメ釣り初挑戦で2枚確保。そう、ヒラメは運の釣りでもあるのだが・・・。だんだんと焦りが出てくる。タナなのか、仕掛けなのか、はたまた、単純に運なのか。頭の中がグルグル状態である。

●天気は良いが・・・
日が高くなるにつれ、だんだんと風弱まり凪ぎに。アタリの少なさのせいか、船長は更に北に移動。太東岬が見える沖の船団に混じって釣る。左舷が不調のせいか、船長はこの後は左舷流し。が、風もなく、潮流もあまりない。強いて言えば出し逆潮で左舷トモが潮先のようで、トモ側では、時折ヒラメが上がっている。

寒さも和らぎ、釣りはしやすいが、だんだんとヒラメが釣れそうな気配がなくなってくる。それでも、最後の最後に逆転の1尾というのを過去2回やったことがあるので、最後まで諦めずに、じっと手持ちで竿先を見つめ、イワシもなるべく元気なものを使うことを心がけ、チャンスを待つ。

左舷トモ2番では、目測2kg超の良型があがった。ホウボウやサメなども外道で上がってくるが、定番外道のマトウダイはその右舷2番のビギナー氏に上がったのみ。水温は13度台なので、もしかしたらヒラメの活性はかなり低い状態なのかもしれない・・・。

●あぁ・・・
結局この後も目立ったアタリなく、12時に本年最後の釣りは終了となった。 久しぶりのヒラメ釣り完ボである。結局、成績は右舷がよかったようで、釣り座選択も裏目だったようだ。

大晦日は釣れる、という定説のヒラメ釣り。今年は釣り納めを良い釣行で飾ることは出来なかったが、「来年、リベンジに来てください」という船長の言葉をもらい、来年は久しぶりに大判を、と決意し大原を後にした。


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