潮濁って好調、大原沖イサキ

良型が数揃いました


  1. 日時:2003年7月20日(日)
  2. 場所:大原沖
  3. 参加メンバー:鯛介
  4. 時間:午前5時00分〜午前10時40分頃
  5. 潮時:中潮


釣行記

イサキの旬は冬、と思っている。バタバタといっぱい釣れるより、活性の低い魚を1尾1尾食わせる寒イサキ釣りは面白い。それでも、大きな真子や白子をもった夏のイサキの数釣りに行きたくのがこの私。今シーズンもイサキは各地で外道で釣ってはいるが、今期は大原沖のイサキが絶好調ということもあり、この連休の1日はイサキ釣りに行こうと思い立った。実は夜ムツ釣りがよかったのだが、あいにく予約が取れなかっただけなのだが・・・。

●大盛況の港
18日土曜日の朝に大原港の臼井丸に予約の電話。天気予報は「雨」だったのですいているかなと思ったが、なんとかギリギリセーフの予約だったようだ。日中は自作のウイリー仕掛けなどを用意し、夜12時半過ぎに東京を出発。いつものように順調に2時間弱で大原港に到着。いつも車を止めている漁協脇は既に車でいっぱい。右舷ミヨシ2番に席を確保した後に、岸壁側に駐車ししばし仮眠。集合は4時のはずだが、3時半前から港が賑やかになってきて、臼井丸の船にも明かりが灯ったので起きだして準備を開始した。
イサキ好調のうえに連休中日とあって、港は大賑わい。どの船も満船に近い状態だ。臼井丸の5〜6名のグループのお客さんや女性2名も含め満船。右舷10名、左舷9名にて4時10分にちょっと早めの出船となった。

7月とはいえ、朝はまだ肌寒く、Tシャツ、短パンのうえにカッパを着込む。船はゆっくり走って4時50分に釣り場に到着。5時までしばし待機の間に仕掛けをセット、5時に「いいよ〜16m、前後1mくらいを探って」という船長の合図で開始となった。
今回のタックルはスラッシュシャクリに両軸リール。形状記憶型天秤にビシは房総方面統一のサニービシFLサイズ60号。クッションは1.5mm30センチ。ハリスは1.5号2ヒロにイサキ針3本針(ケイムラビーズ)の市販品とした。まずは空針にイカ短餌(船宿支給)でスタートだ。

●出だしは絶好調

19mまで落として、3回に分けてコマセを振ってタナへ。しばらくするとグングンというアタリ。しばし追い食いを待って巻き上げ。いきなり中型イサキのトリプルだ。次の投入でもダブル。次はダブル。またダブル。最初の4投でツ抜けしてしまった。指示は16mだが、17mで待って、アタリが出たらコマセを巻きつつ15mまで探ってみる、というやり方が2点掛け、3点掛けの当たりパターンのようだ。



周りでも、一部の人を除いては、活発にアタリを捉えているようで、ほぼ入れ食い。型もだんだんと良くなり、最初に釣れていた中型サイズは顔を出さず、27〜30センチ級が多くなってきた。潮は濁り気味なので、バイオベイトがいいかな、と思ったが、不思議とバイオベイトはあまり食いがよくなく、イカ短によく食ってきた。

結局1流し目は6時半までの1時間半の大流し。狭いポイントに船が5〜6隻、接触するのではないかと思うほど接近しての釣り。どの船も満船のお客さんが乗っているので、最後の方は朝イチよりは食い落ちてきた。



●ウイリーは×
活性が落ちてきたなら、ウイリーで反射食いを誘うか、と仕掛けを交換。だが、アタリは増えず、返って周りよりアタリが減ったように感じたので結局空針仕掛けに戻した。

右隣のおじさんが40センチ近い良型をゲット。不思議とイサキは27〜33センチの型が揃う。それ以上のサイズの良型というのはなかなか釣れないだけに羨ましい。



●中だるみ
8時過ぎに食い止まる。操舵室で船長に話を聞きに行くと、「潮が流れないねぇ。さっきまでは逆潮が少し流れてたけど。今は下げがちょっと効いているだけだよ」とのこと。ここで船長は少し移動してタナ20m。ここでも移動直後は、ぽちっと食ったが後が続かず。それでもしつこく誘っていたり、置き竿にしたとたんにアタリが来たりと、なかなか休む暇がない。

この時点で39尾。左舷トモ3番の常連小林さんが42尾とのこと。竿頭レースには参加出来ているようだ。臼井丸で竿頭を取れることはなかなかないので、後半戦も気合を入れてのぞむ。

●後半食い戻るも
こんな状態が続いていたが、9時半頃に食いが戻ってきた。トリプルも交えて活発にアタリが出るが、だんだんとアタリは遠のいた。が、どうやら右舷は拾い釣りだが左舷トモ寄りはは潮下で好調のようだ。潮も真潮に変わったようで。左舷トモ寄りに陣取ったMLの加藤さんも順調に数を伸ばしたようだ。
食いは良くなったが、夏の海の厄介者の丸ソーダが回ってきてしまった。こいつがかかると満船の船上ではオマツリ騒ぎ。オマツリしなくても、1.5号のハリスではハリス切れや、切れなくてもパーマがかかってしまって使い物にならなくなる。かなり仕掛けを消耗してしまった。この丸ソーダの邪魔がなければもう少し数が伸びるのだが。

結局、後半は左舷の好調さを尻目にポチポチとイサキを釣り、釣果十分ということもあり、ちょっと早めの10時40分に終了となった。

<釣果>
イサキ 25〜35センチ 53尾
マアジ 20センチ前後 3尾

なんとかこの日は次頭を確保。竿頭は左舷トモ3番の常連の小林さんで、70尾。終了少し前に竿をたたんでしまってこの釣果だそうだ。

釣ったイサキをさばくと、まだ白子や真子が未成熟な個体も結構いて、大原のイサキシーズンはまだまだ続くのではないかと思われる。


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