潮悪く大苦戦、勝浦沖ヤリイカ

不調です


  1. 日時:2003年3月30日(日)
  2. 場所:勝浦沖
  3. 参加メンバー:鯛介、新
  4. 時間:午前5時30分〜午後11時30分頃(実釣)
  5. 潮時:中潮


釣行記

●三度目のヤリイカ
新村さんから「イカ釣りに行きたいから連絡くれ」と携帯の留守電が入ったのが28日金曜日の夜。イカはヤリイカしか喰わない新村さんなので、房総方面のヤリイカ釣りに行くということだろうと思い折り返し電話。釣行日は日曜日だが、ちょうど木曜日には勝浦のイカは速潮で釣果が落ち込んでいたので、白浜の方がいいかもね、と話つつ、一応嫁さんの許可もらうから待ってくれと電話を切った。そして、当日の勝浦のイカの釣果をチェックすると今日は復活してトップ80パイを越えているとのこと。

これはマズイとすかさず和八丸に電話。幸い日曜日のイカ船はまだ乗れるということで2名分を見切りで予約。その後無事嫁さんの許可をもらい新村さんにも電話。ということで3回連続のヤリイカ釣行が確定した。

●満船
新村さんの家に1時過ぎに迎えに行き、勝浦へは3時過ぎに到着。天気予報が良いせいか、イサキの船も満船の様子。そしてイカの船も既に4隅は埋まっていたので、右舷ミヨシのミヨシ2、3番を押さえて、車中でしばし仮眠。集合時間の4時半に船が岸壁の方に移動してきたので準備を開始した。

船長に聞くとやはり今日は満船で片舷8名乗船。ところが、右舷側は1名が無断キャンセルのようで結局15名、右舷7名、左舷8名で5時に出船となった。

凪の海を船は南下。最近の釣り場の興津沖へと進む。20分ほどで釣り場には到着。僚船がかなりいる中を、開始協定時間の5時半を待つ。

そして5時半に「はいやって。底から4〜5mまで誘って」という船長合図で開始となった。今回のタックルはヤリイカスラッシュ240にシーボーグ300、PE4号。中錘は8号のアオリイカ用の錘を使用。まずはハリス3号、幹糸5号の7本角、ヤマシタのカラフル角市販仕掛けでやってみることにした。錘は150号である。前回は開始早々が調子よかったので今回は角数多めの仕掛けでスタートしてみることにしたのだ。

●潮速い
水深130mほどで着底。誘いを入れるも乗りはない。何度か仕掛けを抜いて落とし直してみるもダメ。糸が船下に入り込み、かなり潮が速い状態になってしまっているようだ。僚船でもイカが上がっている様子もなく、船長は何度か場所移動するも、どこもダメ。潮を登り直す時間の長さからかなりの潮の速さなのであろう。中層で竿先をふるわせるアタリが出る。きっとサバなのだが、サバも旨いのでなんとか取り込んでやろうと慎重に巻き上げたりしたが、結局上がらず。実はこれは良型のアジだったようだ。

僚船の何隻かが小湊の方に向かうのにあわせて本船も更に南下し移動。中には「白浜沖まで移動します」とアナウンスしている江見の船などもいた。

●小湊沖へ
見るとここは小湊のマダイ釣り場の沖。水深はやや浅くなって100〜120m。しかしここも状況は同じ。しばらくは我慢の釣りが続いたが、だいぶ日が高くなった7時半過ぎ、やっとアタリがやってきた。しっかり追い乗りを待って巻き上げると、これが何と3点掛け。隣に新村さんも2点掛け。前回ほどの大きさではないが、まずまずの型のオス。

●やっと
イカは朝寝坊というからやっと時合いか、と思ったが、まともにイカが乗ったのは我々のみ。すぐに仕掛けを落とす。3点のイカが上の方の角に乗っていたのを考え、底から20mくらいからサミングで落とし込んでいく。と、途中でイカのアタリ。そのまま落とし込んで着底。改めてイカの重量感を確認し、巻き上げ開始。途中でバレた感触があり、取り込まれたのは2ハイだけであった。直後に移動の合図。



しかし、イカが乗ったのはこの一瞬のみ。再び我慢の時間となった。船長は興津沖のやや深場(150m前後)に移動。周りでスルメが上がった程度で、どうにもアタリが遠い。この速い潮でイカが角に乗れないのであろうか。

●置き竿では・・・
次第に置き竿になる時間が増えていく。まじめにしゃくり続けている隣のおじさんには忘れた頃にスルメイカや小型のヤリイカが乗っている。この地のイカ釣りの魅力は多点掛け。どうしても、1ぱいづつ誘って釣り気には今日はならないのだ。

●さかなも
新村さんになにやら重苦しいアタリと引き。上げてみるとこれが大きなカガミダイ。小型はよくプラズノに掛かってくるが、ここまで大きいのはなかなかお目にかかれない。しかもスレ掛かりだったので、余計に重かったようだ。



●時合い逃す
と、置き竿にアタリ。竿を取ってイカの乗りを確かめて巻き上げ開始。隣のおじさんにも乗った様子。そして、新村さんにも乗り。私の仕掛けには1パイだけであったが、新村さんは4点掛け。そして、仕掛けをすぐに降ろすが後続はなし。ところが、新村さんや隣のおじさん、そして他の人にも2回目のアタリ。新村さんは5点掛けを演じてご満悦の様子。おかしいな、と仕掛けを落とし直したりしてみるもアタリなし。潮周りの合図で仕掛けを回収すると、何と中央部分が角と角が絡まって手前マツリ状態。この時合いを逃してしまったことが今日の釣果を決めることになってしまった。

この後、新村さんは何バイか追加するも、私は結局イカを追加することが出来ず、11時20分に少し早めの沖上がりとなった。

<釣果>
ヤリイカ 胴長30センチ前後 6パイ

新村さんは16パイを釣り上げて堂々の竿頭であった。

イカの大きさからして、新群れのようだが、潮具合があの状態ではどうにも仕方がない。春はこの速い潮が急に突っ込んでくることがあるので、なかなか安定しないのは承知していたが、運悪くハマってしまった。
このイカ釣りはおそらく4月中まで続くであろうから、もう1回くらいは行ってみて、久しぶりのヤリイカ爆釣を味わってみたいと思っている。今後は午前イサキ、午後ヤリイカ、という感じかなぁ。


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