渋い・・・秋の新島遠征1日目
今回はデジカメ忘れました・・・
- 日時:2002年11月16日(土)
- 場所:新島沖
- 参加メンバー:鯛介、他7名
- 時間:午前5時00分〜午後4時30分頃
- 潮時:若潮
釣行記
年も秋の新島遠征の時期がやってきた。いつもの遠征メンバーで、新島は植長丸を仕立てて、シマアジやハタを狙うのだ。本当はもう少し早い時期に実現しようとしたのだが、ちょうどシマアジが好調の時期にあたってしまい、予約が取れず、この11月中旬までずれこんでしまったのだ。
最終的には今回の参加メンバーは、幹事の梅ちゃん、新ちゃん、熊ちゃん、ミツさん、磯さん、北木さん、前山さんの8名となり、兄貴船長の船を他客2名を入れての乗合船となった。ちなみに別船は、汐風の細山さんや村上さんなど、遠征の大ベテランメンバーの仕立てである。
当日は前山さんに迎えに来て頂き、22時頃に出発。東伊豆周りのルートを選択。途中、宇佐見の餌屋で活きアジを15尾ずつとオキアミコマセや付け餌を購入。ここで熊ちゃん、ミツさん一行と合流し、一路下田を目指す。
1時半に下田の魚市場前に到着。しばらくすると新ちゃんから電話。船は、別の岸壁に既についているよ、とのこと。慌てて車を回すと既に先着の皆さんは荷物を積み込みが済んでいる。そして、細山さん達が手配した活き餌業者の車がやってきて、車載の生け簀からアジやイワシを降ろしている。すごい。
我々の方も荷物の積み込みを終え、キャビンに入ったところで3時頃に出発。幸い、前部キャビンのベッドを一つ確保し、熟睡。一路、新島を目指す。
エンジン音が落ちたところで目が覚める。4時20分、そのまま若郷港に入港。我々はこのまま大型船に乗船。細山さん一行は弟船長の小さい船の方に乗り移る。その手伝いなどをしつつ釣り座決め。じゃんけんの結果、私は一番負けてしまい、左舷ミヨシ2番に決定。ミヨシは北木さんでトモ寄りの隣は磯さん。右舷はミヨシから熊ちゃん、ミツさん、梅ちゃん、前山さん、新ちゃんという順序である。
船長夫妻が現れ(下田送迎は親父船長夫妻が担当)、コマセや氷を積み込んで夜が明け始めた5時前に出船。まず朝一番はシマアジ狙いで早島周りを攻めるらしい。ここでアクシデント。新ちゃんのセットした仕掛けがいつの間にか海中に落下。そのまま道糸が全部出てしまい、仕掛け一式と道糸全てを失ってしまった。磯さんから予備のリールを借りて何とか事なきを得られた。
釣り場に到着。僚船は一隻で早速開始。底中心に攻めるように指示が出た。ハリス8号1ヒロにシマアジオキアミ16号の2本針。サニービシビッグ100号にクッションは3mm径30センチを使用。電動丸3000XHにUglyStick12LBを使用する。餌はLLサイズのオキアミ。
水深は20m前後と浅い。船長の指示通り、底を叩くようにして攻めるがアタリなし。船長はこまめに船を回すが、道糸がまっすぐ降りている様子から、どうやら潮が動いていないようだ。しばらく粘るも船中アタリらしいアタリがなく移動となった。「仕掛けを長くして」という船長の指示。やや沖合のポイントへ。ここでもシマアジは出るらしい。指示ダナは30mで水深は40mほど。私は仕掛けを6号3ヒロ2本針にして攻める。
遠征五目釣りの要領で誘う。ここでもしばらくはアタリが遠かったが、やや良いアタリで上がってきたのは25センチとやや小振りの石鯛。一応、生け簀にキープする。この後もぱっとせず、「そろそろ潮変わりだからハタ狙ってみよう」ということで更に沖のハタの場所へ移動。ハリス12号1ヒロに錘100号の泳がせ仕掛けに交換。場所に到着してさっそくアジを付けて投入するも、このハタの場所も数尾のサメがあがっただけで不発。今度は浅場への移動となった。
夜が明けて暖かくなるかと思ったが、その逆で曇り空に冷たい北風が吹きつけ、朝方よりも寒い感じだ。これで魚が釣れないのだからめげそうになるところを我慢の釣り。「昨年も1日目の朝はダメでしたよね」と熊ちゃん。そうだ、気長にやるか。
今度は浅場を攻める。昨年同様ヒラメ釣りであろうか。と思った矢先、熊ちゃんにヒラメがヒット。マトウ鯛も船中ポツポツと上がり始めた。結構ヒラメの魚影は濃いようだ。一応ハタも出るらしいので気合いを入れて釣るが、好調なのは右舷の方。左舷は3人ともアタリ遠い。
昼頃、再びシマアジ狙いで早島へ。しかし状況変わらずシマアジ不発。北木さんが良型の石鯛を1尾上げた他は餌取りのフグが数尾あがっただけ。どうやら新島周りのシマアジは終わってしまったようだ。一足遅かったか・・・。
再び深場のハタ狙い。水深は100m前後。だいぶ寒くなってきて、前山さんはダウンしキャビンの人に。ここでも鮫が数尾上がった後、磯さんに良いアタリ。水面近くまで暴れたため、鮫か、青物か、と思われたが、浮上したのは赤い魚体。なんと後検量5.5kgのマダイであった。
この後、私にも良いアタリ。「それはハタかもしれんな」と船長が後ろから言う。しかし30mほど巻き上げたところでふっと軽くなる。魚が浮いたのかと思ったが、重量感なくやはりバラシ。仕掛けを回収すると12号のハリスがハリス切れ。そんなに無理はしていなかったし、やはりサメだったのであろうか。
今回はシマアジ、ハタ狙いに専念し、マダイやコマセ五目はあまりやらない予定だったが、この状況のせいか、上がり際の15時過ぎに船長は「コマセをやろう」と移動。朝と同じような場所で指示ダナは30m。ここでは中大型イサキがほぼ入れ食いになったが。サメが回遊しているようで、途中でイサキを持って行かれること多発。おそらく10回位掛けて4尾上げるのがやっとであった。
<釣果>
イサキ 28〜40センチ 4尾
スマガツオ 40センチ 1尾
石鯛 25センチ 1尾
まぁ明日がまだあるよ、ということで17時頃に帰港。帰港してから携帯電話を海に落としてしまうアクシデントなど発生しつつも、宿に戻って、焼き肉屋で宴会。去年と同様14時間乗船の疲れからか21時には就寝し、明日に備えるのであった。
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