喰い渋り、飯岡沖ヒラメ

他の人は釣れてました


  1. 日時:2002年10月5日(土)
  2. 場所:太東〜飯岡沖
  3. 参加メンバー:鯛介、他MLメンバー8名
  4. 時間:午前5時00分出船〜午前11時30分頃
  5. 潮時:大潮


釣行記

●OLM!
今回は久しぶりのOLMである。先日発売された「必釣!喰わせヒラメ」の出版を記念して、執筆者やビデオ撮影に協力した人などを集め、そのビデオの舞台にもなった飯岡は優光丸からヒラメ、その後は近くの宿に泊まって宴会、という企画だ。さすがに全員集まるというわけにはいかなかったが、MLのミツさん幹事のもと、何とか7名が集まることになった。メンバーは編集人の前山さん、ミツさん、ミツさんのご友人(唐木さん)、村井さん(乙浜「海人」店主)、船底さん、橋本さん、東方さん、榊原さんである。

飯岡の船宿は午前、午後の2便制のところが多く、優光丸もその1つ。午後船はやらないの?とミツさんにたずねると、ハナダイ五目で出船予定とのこと。あと、何名かが午後船にも乗ると表明し、そのまま成り行きで私も午前、午後通しで乗ることになった。午前、午後通しなんで久しぶりだなぁ。あ、先週も12時間船上にいたか・・・。

●盛況
当日は4時集合ということで余裕を見て1時に出発。道中は濃霧の中の運転であまりスピードはだせなかったが、約2時間で船宿待合所前に到着。既に駐車場はいっぱいだったので、道っぱたに車を止めて仮眠しようとしていると、ミツさんが到着。そのまま待合所に入って電気を付けてくれた。我々の座席を既に確保済みで、右舷トモから7名。席順札を見ると右舷は全て取られていて、左舷の隅が埋まっている状態だ。

既に到着していた榊原さんを交えて談笑していると他のお客さんに混じって船底さんと東方さんも現れた。程なく女将さんが現れた。奥に部屋には橋本さんと前山さんが寝ていた。続々とお客さんが現れて受け付けを済ませている。ヒラメに18名、ハナダイも同数くらいということなので、女将さんも大変だ。なので、我々は下船してから会計を済ませることにして、港へ移動することに。

気候もよくなった秋の土曜日ということで港は大盛況。駐車する場所を探すのも一苦労であった。釣り座は適当ということで私は何となく右舷トモ3番に釣り座を構えた。オオドモには東方さん、トモに橋本さん、そこから順に船底さん、上甲、前山さん、村井さん、唐木さん、ミツさん。人数のバランスの関係で榊原さんは左舷ミヨシ寄りに釣り座を構えた。船は8号船で新造船の方で、もう1隻の大型船はハナダイ五目に出るようだ。

●大原の船が
定刻通り5時に出船。海上は凪。結構飛ばして1時間ほど走って釣り場到着。ずいぶん走ったけどここはどこなんだろう?と周りを見渡すとすぐそこに大原の船がいる。どうやら解禁して間もない太東沖まで走ったようだ。海上はベタ凪。曇り空。釣り日和である。今回のタックルはつり吉オリジナルのBGRガルフ3−5LB。両軸リールに市販のヒラメ仕掛けハリス6号1m。錘は60号を使用する。

●太刀魚?
船長の合図で投入。水深は50m前後とやや深め。大型が期待出来そうだ。ところが、開始からしばらくは船中アタリなし。潮は適度に流れているが、2枚潮気味で結構オマツリが多い。そんな中、7時過ぎに左舷トモ寄りと右舷ミヨシでソゲ級ながら本命があがる。が、後が続かず船中沈黙。7時半過ぎ、ミツさんがイワシをかじられる。スパっとかじられたそれは太刀魚の仕業か?そして私の仕掛けを回収すると同じようにイワシがまっぷたつに。そういえば潮は濁り気味でヒラメにはあまり条件はよくないようだ。



あまりのアタリの遠さに8時15分、船長は移動を決意。30分ほど走ったここは片貝の沖あたりであろうか。潮はやや濁り気味だが、先ほどの場所よりは良い潮色である。

●イナワラ
9時頃、私の竿にアタリ。グングンとやって10秒たたずに一気に竿先を持っていった。そのまま竿を立てる。乗った!確かな重量感。と、ググーンと引く。結構型も良さそうだ。よしよし、今シーズン初ヒラメゲットだ。と、思ったのだが様子がおかしい。このヒラメはドラグを滑らして走り始めた。「走っているなぁ」とつぶやくとタモを持った中乗りさんがやってきて、「結構ワラサが釣れるからね、大事にやって」ということで、その引きを軟調子の竿で十分に堪能して無事タモ取りされたのは後検量2kgのワラサ、いやイナダ。とりあえずお土産はゲット。



●時合い!
曇り空が少し晴れてやや明るくなり始めた9時半過ぎ、東方さんにソゲが上がる。仲間うちでも本命が上がりみな気合いが入る。

そして10時頃、前山さんに続きミツさんもソゲをゲット。「今がチャンスだよね」と言っていた前山さん、しっかり本命をゲット。さすがヒラメ釣り研究会の代表だ。

10時半頃には餌盗り犯人のミツさんに太刀魚が上がる。これが4本指サイズでなかなか旨そうだ。

 

●後半も不調
このままボチボチ釣れ続くか、と思ったがここからまた沈黙。更に大きく移動。今度は魚礁周りらしく「根掛かりに注意して」というアナウンスが流れる。その言葉のとおり、あちらこちらで根掛かりの光景が見られる。それだけにヒラメの魚影も濃いかと思ったが、ヒラメの食いは相変わらず悪い。

●ベタ底作戦も
唐木さんにヒット。結構良い手応えだったが、これはマハタ。なかなか本命は上がらない。きっと底が暗いのだろうと、根回りにもかかわらず、底スレスレをトレースしてヒラメを狙う。以前に常磐沖のヒラメ釣りで最後に3kg級をあげたときと同じ作戦だ。

これがうまくいえばすばらしいのが、そうは甘くない。結局このままアタリもないまま終了の11時半を迎えた。

<釣果>
イナダ 1尾(2.0kg)

残念ながら本命ボウズとなってしまったが、アタリもないような状態では仕方がないか。釣果よりも久しぶりに大人数でワイワイと釣りが出来たのが非常に楽しい。それに今回は酔い止めを忘れてしまい、寝不足なので船酔いの不安に苛まれながらも、体調に異常を来すことなく釣りを続けることが出来たのも嬉しかった。

12時過ぎに帰港。午後の釣りはヒラメ釣りの憂さを晴らしてやるぞ、と気合いを入れて臨むのであった。


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