アジは入れ食い、飯岡沖ハナダイ五目

まずまずでした


  1. 日時:2002年10月5日(土)
  2. 場所:太東〜飯岡沖
  3. 参加メンバー:鯛介、他MLメンバー3名
  4. 時間:午後1時00分出船〜午後4時30分頃終了
  5. 潮時:大潮


釣行記

●久々のウイリーシャクリ
さて、午後はハナダイ五目である。ハナダイをウイリーで狙うのは3年ぶりくらいであろうか。一時期は相模湾のウイリーシャクリに夢中になった時期もあるし、大好きな房総のイサキ釣りにもウイリーシャクリの考え方を持ち込んで時折好釣果を得ている。午前の釣りのおまけ的に考えてはいたが、実は結構楽しみな釣りであった。

午前船から一度降りて、港で昼食。女将さんがカレーうどんとおいなりさんを2つという食事を用意してくれている。食事が終わってから追加の氷とオキアミを受け取り再び船へ。午後船に乗り込むのは東方さん、船底さん、橋本さんと私の4名。女将さんから配られた仕掛けはハリス2号、全長2.5m4本針。コマセカゴはサニービシ60号FLサイズ。Lサイズは「自粛して」とのこと。クッションには1.5mm径30センチ。を使用。竿はスラッシュシャクリ210、リールはシマノ小舟とした。いつものイサキ釣りのタックル立てである。左舷5名。右舷は7名とアンバランスだが、ミヨシよりは親子3名のグループなので仕方がないか。

●凪
13時出船。航程は40分と船長のアナウンス。相変わらず沖は凪で、釣り座に横になって到着を待つ。お腹もふくれたこともあり、すぐに熟睡。エンジン音の変化で目が覚めると既に僚船が何隻か到着して釣りを始めている様子。我が船も反応を探り、「やってください。魚礁周りなので根掛かりに注意して下さい。水深25m。22から13mでやって下さい」という合図で開始となった。先針のみ空針でこれにオキアミを刺して釣る。

●乗り遅れ
と、いきなり東方さんと橋本さんにやや小振りながらハナダイが上がる。となりのお母さんにもハナダイ。さっそく時合かとしゃくる腕にも力が入るが、何故か私にはアタリなし。仕掛けを入れ替えた人にはアジが釣れ始める。が、私はアタリなし。すっかり乗り遅れる。

あせってはイカんと仕掛けを回収し、冷静にコマセを詰め直して手返し。が、今度もアタリなし。となりのお母さんはアジの3点掛け。???と思っているうちに潮周りの合図。いったい何がいけないのだろう。

●まずはアジ
ハナダイと言えば短めのポーズで速めのシャクリというのがセオリーだと思っているのだが、これが飯岡では通用しないのだろうか、と思い、ポーズを4〜5秒と長くとり、あまり上のタナまで誘うのもやめ、底付近中心に探ってみる。と、やっとアタリが来て、25センチ前後のマアジをゲット。これがパターンかとポーズ長めに誘いでアジをコンスタントに釣り上げる。

●やっとハナダイ
何回か潮周りをした後の14時頃、アジが多いので、思い切ってビシを底に着けて、すぐに3m上げてからシャクリ始めるというパターンを試してみる。アジとは異なる良いアタリ。途中の引きも鋭角的にギュンギュンと引く。これは!と思って巻き上げるとやっと本命のハナダイをゲット。25センチ級と型もまずまずだ。とりあえず子供の離乳食用の食材はゲット!このハナダイはタナを取って最初のシャクリで喰ってきた。それも一番上の針(クリーム色のウイリー)に喰ってきた。結構コマセに突っ込んでいるのかもしれない。同じパターンで続けてみるが、先針のオキアミにはベラしか喰って来なかったし、アジも多いし、効率を考えて仕掛けを1.5号2.5mの持参ウイリー4本針(市販品)にチェンジ。

●ハナダイは底
すると14時50分、先ほどと同じく一番上の針に30センチオーバーの良型ハナダイが喰ってきた。やはり底付近である。どうやら底付近にハナダイ、その上にアジのカーテンという魚影らしい。とくにアジは終始入れ食い。25センチ級主体だが、時折30センチオーバー、おおきいのは35センチ近い大アジで3尾も掛かると重くてリーリングの手が止まるほどである。



●裏本命狙いは
東方さんと船底さんはいつの間にか置き竿。実は釣ったアジを泳がせてヒラメを狙っていたのである。これだけアジの群れがいたら下にはヒラメがいない訳はない。だが、残念ながら最後までヒラメのアタリは訪れなかったようだ。

ハリスが細いのでオマツリが発生するとそれなりに仕掛けを消耗する。既に4〜5組は使ってしまったであろうか。でも、1.5号仕掛けの方が喰いが良いような気がするのだ。船はずっと同じ魚礁周りを流し続ける。タナ指示も終始同じ。

●ハナダイは上針
16時過ぎ、またも底付近で良いアタリ。十分にやりとりを楽しんでこれも良型ハナダイ。同じく一番上の針に喰ってきている。釣り方のパターンは掴んだと思うのだが、どうもハナダイよりも先にアジが喰ってきてしまうほどアジの数が多いようだ。追い食いさせては一荷、時折3点、4点掛けもたやすく達成出来る。こんなにアジがあっても仕方がないので、途中からは大アジ以外はリリースしながら釣りを続けた。

結局こんな感じで最後までアジは食い続け16時半に終了となった。

<釣果>
ハナダイ 25〜32センチ 3尾
マアジ 20〜33センチ 50尾位

35Lのクーラーは8分目程度埋まって釣果十分の釣行であった。港に上がってから聞いたのだが、左舷のトモの方ではイワシ餌でワラサとヒラメを上げていたそうだ。夢中でアジを釣ってないで、端物狙いも視野に入れておけばよかった、とちょっと後悔。

●宴会
船を上がったあとは、飯岡の民宿で宴会。ラジウム温泉に浸かったあとはミツさんや前山さんが提供して下さったヒラメや太刀魚で舌鼓を打った。途中からは優光丸の女将さんも合流し、いろいろな裏話が聞けて非常に楽しい宴会でかなりビールを飲んでしまった。また、何度も見た「必釣!喰わせヒラメ」のビデオをみんなで見ながら、前山さんからもいろいろな話が聞けてこれまた有意義であった。



やはりみんなでワイワイやりながらやる釣りは楽しいものだ。


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