バラシ2発だけ、弓ヶ浜沖マダイ五目
![]()
いまいち・・・
- 日時:2002年9月8日(日)
- 場所:弓ヶ浜沖
- 参加メンバー:鯛介
- 時間:午前6時00分〜午後12時30分頃
- 潮時:大潮
釣行記
●久しぶりのもき丸
9月の5日から9日まで、遅めの夏休みを利用して、親子3人で南伊豆のせるじおさんの別荘をお借りして、のんびり過ごすことにした。そしてやはり下田まで来たら釣りをしない手はない。このうち6日には嫁さんが釣りで私が子守、7日は私が釣りで嫁さんが子守で留守番、という予定でいた。船宿はいつもの、もき丸。ワラサの気配はまだないが、マダイ狙いで五目釣りということになっていた。ところが、6日は思いの外北風が強く、また雨模様であり、出船を見送り、それぞれの釣りは1日ずつ延期することにした。
翌日7日は、嫁さんとせるじおさんがもき丸から出船。ややシケ気味ながら、嫁さんが1.8kgのイナダと5尾のイナダをゲットしてきた。他の人もイサキ中心の釣果であったようだが、得体のしれない大物にハリスを切られることが数回あったそうだ。
●ヒラマサも
嫁さんを迎えに行った際に船長と釣りモノを相談。明日はあと1名は常連さんだけなので釣りモノは何でもよいとのこと。泳がせで青物狙いや赤ムツでも狙ってみようか、ということだったが、結局仕掛けなどの準備の楽なコマセ釣りとなった。前半はサンマのミンチを使ってヒラマサ狙い。後半はオキアミでマダイ中心に狙うとのこと。この日は夕食のお酒もそこそこに早めに床についた。
翌8日の日曜日は5時過ぎに港へ。乗船人数はも1名常連さんが増えて3名。私が右舷ミヨシで他2名がそれぞれトモに入った。定刻通り5時半出船。船は神子元島周り、ヒラ根を目指す。釣り場に到着すると僚船が数隻。おそらくマダイ、ワラサ狙いであろう。
そして、協定時間の6時になりタナ指示40mで開始となった。今回のタックルはUglyshot12LBに電動丸3000XH。サニービシビッグ100号に、ヒラマサ狙いということでハリスは12号3ヒロ、針はヒラマサ14号、クッションは3.5mm径1mとし、餌はサンマのぶつ切りを使用する。サンマのミンチは冷凍物を解凍してそのままビシに詰める。
●カモシマダイ?
開始から30分ほどしたところで左舷トモの浅野さんにヒット。これは2kg級のマダイ。マダイ狙いだったのかと思いきや、ハリスは12号だったそうだ。食うときは太いハリスでも食うのだ。この場所で2時間ほど粘るが、目立った獲物はこのマダイだけで、8時半頃、ここを諦めて、移動となった。
今度の釣り場は横根周り。マダイの仕掛けに交換するように指示が出た。タックルもチェンジ。竿を鯛介スペシャルに交換。クッションも2mm1m、ハリスは3.5号7ヒロとした。指示ダナは20mと浅いのがこの場所の特徴だ。
●ワラサか?
しばらくすると、落とし込みの途中にアタリが出て30センチほどのイサキをゲット。その後はアタリガ続かず、9時半頃、下田湾の沖へ移動。この場所では先ほど僚船でワラサが1本上がったそうだ。ただし、ワラサ狙いの仕掛けではなくて、マダイ狙いの仕掛けに、だったと船長のアナウンス。
●捜索
期待を込めてここはオキアミを2尾付けにしてやってみる。が、ワラサは出会い頭だったのか、続かない。そうこうしているうちに、10時頃に船は神子元島南沖へ。神子元周辺でダイバーが流されてしまったそうで、その捜索活動に向かったのであった。スカイデッキに登って周りを目を凝らして探すが、15分ほどで無線で「見つかった」という報が入る。南伊豆の船が皆釣りを中断して捜索に出ていた様子。「この埋め合わせは必ずします」というのはダイバー船の船長の無線の言葉であった。
10時半にもとの下田湾沖に戻って釣り再開。朝方はやや北東風が強かったが、だんだんと弱まってきてこの場所はほぼ凪。日当たりもよくなりそよそよの北風が心地よい。
●来た!
11時頃、コマセを振って手持ちでアタリを待っていた竿先がアタリを伝える。軽くアワセを入れる。微かな魚の手応え。リーリングに入るとそのまま竿先がズーンと突っ込んで戻らない。「?」とそのままにしていると、今度はずるずると糸が15mほど出る。すわ、これが昨日何度かあった謎の大物か?
走りが止まってリーリング開始。重くて巻けない。慎重にポンピングしようとするが、リフト出来ないほど重い。ハリスはこのとき3号、無理は出来ない。と、また獲物を走り出した。今度は数m、ズルズルという感じで鈍思に糸が出る。走りが止まった。ここで勝負と少しドラグを締めて数m巻き上げるが、また走る。今度は船から離れる方向に走る。「ワラサかなぁ」と船長。が、この走りの途中で敢えなくハリス切れ。がっくりと力が抜ける。青物の感じはしなかったことから、大型のサメかまたはモロコなどの大型根魚が掛かったのではないかと思われる。残念。
●ツキがない・・・
気を取り直して、というか更に気合いが入って竿を振っていると、12時過ぎ、竿先にクンというアタリ。合わせるがすっぽ抜けの感触。仕掛けを回収すると何と針にはタイノエが。魚の口に針掛かりせずにタイノエに針が刺さり、それがそのまま魚の口から抜けたようだ。カイワリか、あるいはマダイであっただろう。今日はツイてないようだ・・・。
さぁ、時合いか、とがんばるがこのアタリも単発で後が続かず12時半に終了となった。
<釣果>
イサキ 28センチ 1尾
釣果は残念な結果であるが、青物を狙ったりマダイを狙ったり、謎のバラシがあったりと久しぶりにもき丸での釣りは退屈せず面白いものであった。
ワラサの気配も少し感じられたし、もうまもなく爆発してくれることを祈って下田を後にした。
釣行記集へ